2008年夏・北海道登山旅行 |
ちょうかんやま 標高 1218m |
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登山道から長官山を振り返る |
鷺沼港から甘露水へ | 1991年9月の登山記録 稚内フェリーターミナル フェリーが出航した 鷺泊港に入港する キャンプ場まで歩く 街から外れるとひたすら車道歩き 甘露水ハイキングコースを行く 甘露水の東屋 |
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BACK 雲井ヶ原 2008年7月14日
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甘露水から六合目へ | 乙女橋を渡る 山の稜線が見えた 針葉樹林がようやく終わった 見上げると長官山 六合目に着いた |
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六合目から長官山へ | 六合目からはハイマツの間を登る 標高940mの標識 長官山への登り 長官山から利尻岳 長官山を振り返る 避難小屋 |
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ハイマツの間をあえぎながら登って行く。でも、振り返ると真っ青な海、海には礼文島が浮かんでいる、このすばらしい眺めに元気づけられながら登って行くのだ。そして登山道には花が見られるようになった。私は花の名前に疎いので、名前を挙げて説明することはできないのだが、ともかくきれいである。再び潅木のトンネルに入ると、大きなザックにこの木の枝がひっかかって何度も転びそうになった。 潅木のトンネルから抜け出したところには7合目の標識があった。6合目から30分で来ることができた。 再び潅木の林に入って急な道を登って行くと、すぐに「標高940m山頂まで2590m」の指導標があった。利尻岳の標高は1790mだから山頂まではまだ半分しか登っていないのだ。 傾斜はさらにきつくなって、ハイマツの間の道は岩がゴロゴロしている。この岩を踏んで登って行くと展望が開けて、行く手に長官山のピークが迫ってくる。そしてこの頃から下山してくる登山者と頻繁にすれ違うようになった。 利尻登山は一般的には、前泊して夜明けと同時に登り始めるのだ。私のようにわざわざ小屋に泊まろうとする登山者はほとんどいないのだ。私は小屋が満員になったらどうしようと心配していたのだが、それは杞憂だったようだ。ツアー登山もこの前泊があたりまえなのだ。 7合目から8合目の長官山山頂までは遠かった。登っても登っても山頂に着かない。ハイマツの中を登って、傾斜が緩まって山頂かと思うのだが、それは何度も裏切られるのだ。この登りは本当にバテてしまった。天気は快晴で、太陽がガンガンに照りつける。傾斜は益々きつくなる。あえぎあえぎ登って行く。結局、7合目から8合目の間は1時間もかかってしまった。ようやく平坦地に着いて、そこに長官山の標識を見たときは、本当にほっとした。 ザックを放り投げるように肩から下ろして、まず水を飲む。汲んできた甘露水はまだ冷たくて、名前の通り甘露であった。 長官山からは利尻岳の眺めが本当にすばらしいのだ。時々雲がかかったりするが、端正な鋭い三角形で、青空のもと、すっくと聳えている。その急角度に落ち込む尾根には岩塔がいくつも見えて、いかにも険しい山である。 ここらは礼文島がよく見える。そして、登山道を振り返ると、ポン山に隠れていた鴛泊の街の全体が見えるようになっていた。 長官山からは少し登って、それから下った鞍部に小屋があるはずなので、のんびりすることにした。日が照りつけるので、雨傘をさすことにした。これはけっこう涼しいのだ。女の人が日傘を指す理由がよくわかった。 長官山には1時間以上もいて、利尻岳を見上げたり、真っ青な海を眺めたりしていた。 14時15分、思い腰をあげて小屋に向かった。緩やかに登ってピークを越すと下に小屋が見えた。20分ほどで小屋に着いて、中に落ちついた。 酒を飲んでうつらうつらしていたら、登山者一人やってきて、この人と私だけが小屋泊まりであった。 NEXT 利尻岳 BACK 利尻島縦走 BACK 私の北海道の山百選
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