2008年夏・北海道登山旅行
りしりざん

標高 1721m
長官山避難小屋→1:10→沓形コース分岐→20分→利尻山山頂

深田久弥の日本百名山には利尻岳と書かれているのだが、最近のガイドブックでは利尻山とされている。どっちが正しいんだと悩んでしまうのだが、どっちでもいい、ともかく晴れた日の山頂からの眺めはすばらしいとしかいいようがない。
長官山から見る利尻山

 避難小屋から九合目へ 1991年9月の登山記録

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2008年715

北海道の朝は早い。3時を過ぎると明るくなるのだ。小屋の中でうつらうつらしていたら、小屋の窓から差し込む明かりが赤くなっているのに気がついた。御来光だ。あわてて外に飛び出したら、今まさに太陽が雲海から顔を出したところであった。
雲海は朝日を浴びて金色に輝いている。それが本当に漣のような陰影を作っていた。今日も天気はよさそうだ。
小屋でお湯を沸かして、コーヒーを飲んでから出発した。出発は5時、今日は沓形に下ってからバスで鴛泊に戻らなければいけない。沓形からのバスは1155分なので、それまでに下らなければいけないのだ。
一面の雲海を振り返りながら登って行く。行く手には高く利尻岳が聳えている。山の斜面は一面ハイマツに覆われていて、そこに登山道が山頂に向かって延びている。道の両脇は笹薮になっていて道は深くえぐれている。ハイマツのトンネルをくぐったりして行くと時々お花畑が広がる。花が本当にきれいである。登って行くにつれて、火山の砂礫が目立つようになって、裸地が広がったりする。利尻岳は山肌はもろくて所々で崩落が進んでいるのだ。9合目に着いたのは537分であった。ここにはトイレブースがたっていた。
最近、山ではこうしたトイレブースを見かけることが多くなっている。これはトイレではなくて、登山者は携帯トイレを持参して、この中で用を足すのだ。そして携帯トイレは持ち帰らなければいけない。自然を守るための方策である。南アルプスの塩見小屋でも見たし、トムラウシのキャンプ場でも見た。ただ困るのは、携帯トイレがなければ用が足せないということなのだ。この利尻にやってくる多くのツアー登山者には徹底されているのだろうか。
ともかく山のトイレというのは汚くて悪臭がしてどうしようもなくて、たとえば富士山の登山道はトイレの悪臭が満ち溢れていて、これでは世界遺産になれるはずがないと思ったりするのだ。最近は山のトイレはバイオを使ったものも開発されているのだが、日本百名山のようなたくさんに登山者が訪れる山ではそれが追いつかないのだ。
ともかく9合目までやってきた。あとは山頂である。


小屋付近からご来光を見た


山頂への道


お花畑の中を行く


ハイマツのトンネルを登る


崩れやすい道


 利尻山山頂へ  
九合目からの登り


ロープで仕切られた道、右は絶壁


崩れやすい道が続く


山頂への最後の登り


利尻山山頂


もう九合目、山頂はもうすぐだ…と思うのはあまくて、ここからの道がすごいのだ。
山頂直下は急峻なうえに、道はザレていて滑りやすい。昔登ったときは砂礫の急斜面をロープにすがっていて、これにすがって必死で登ったのだが、最近はさらに登山道の崩落が進んでいるらしい。

気を引き締めて9合目を出発した。でも、ここからは花がすごくきれいであった。登山道にはたくさんの花が咲いていて、つい写真を撮るの立ち止まってしまう。
軽石のような砂礫の登りになって一歩ごとに足を取られる。登山道の右は大きな崩落地で赤土の火口壁の断崖で、「追い越し、すれ違いはせずに路肩から離れて歩け」という標識がたっている。崩れやすい急斜面では上りと下りのコースが分かれているのだ。この急な砂礫の登りでは展望がすばらしくて、振り返り振り返り登って行く。
行く手には巨岩がそそり立っていたりして、すごく険しい登りが続く。
9合目から50分ほど登って、深くえぐれた回廊のようなところを抜けると、社がたつピークが見えた。これが利尻岳山頂であった。私は沓形コースの分岐にザックをおいて山頂を往復するつもりだったのに、分岐を見落としてしまったのだ。
山頂の右には巨大な岩の塔がそそり立っているのが見える。ロウソク岩である。すごい。私が昔登ったときは雲の中で山頂の景色はまったく見れなかったのだ。再登してよかったと思った。
山頂の社に着いたのは642分である。登山者が一人いた。この人は今朝、深夜2時頃に鴛泊から登ってきたのだそうだ。毎年のように利尻岳にきているという。
この山頂の奥に向かって痩せた尾根が続いていて、そっちのほうが高いようである。でも、その道にはロープが張ってあって、進入禁止になっていた。山頂から私が下ろうとする沓形コースを見下ろすと、崩落した斜面をもつ山が連なっている。このコースを下るのかと思うと気が重くなってしまう。
ともかく山頂のすばらしい眺めに大満足である。長い休憩をとって、写真を撮りまくっていた。



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