BACK 安足間岳
2008年7月14日
比布岳から降りてきて、疲れた…と思ったが、もう少し歩かなければいけない。ここから30分ほどで雲井ヶ原湿原に行くことができるのだ。わずか30分で行けるので、もうひとガンバリすることにした。
雲井ヶ原登山口にはあたらしい案内板がたっていて、すぐに木板の橋を渡る。
丸太を組んだ階段の登りが始まるが、ほどなく緩やかな道になる。トドマツの林の中、道の両側は笹藪である。道にはエゾマツの大木が聳えていたりする。
樹林がダケカンバに変わるころに道は木道になる。
この木道は緩やかに下って行く。道の両脇には水芭蕉が大きな葉を広げていて、確かに湿原なんだということがわかる。
樹林から抜け出すと草原が広がっていて、そこに背の低いエゾマツがいくつも生えていた。その配置はまるで計算した日本庭園のようである。この湿原を眺めながら木道を行くとすぐに終点で、そこには雲井ヶ原と書かれた標識の他に、ここから見える山のイラスト板が置かれていた。ここから今日私が登った永山岳、安足間岳、比布岳、登らなかった愛別岳が一望できるらしいのだ。今は残念ながら霧に隠れて何も見えない。
湿原にはワタスゲの小さな白い綿毛がいくつ見られ、その他にもたくさんの花が咲いいた。私は花の名前をよく知らないので、名前を挙げて紹介することができないのだが…。
まだ14時20分である。山が見えないのは残念だが、ここでのんびりすることにした。
来た道を引き返して、車の前に戻ったのは14時55分であった。
このあと、温泉宿の前の広場にあった蛇口で靴を洗った。あの下りの道で靴が泥だらけになっていたのだ。
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登山口、すぐに木橋を渡る
雲井ヶ原まで400m地点
木道が始まる
雲井ヶ原
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