システィーナ礼拝堂は、サンピエトロ大聖堂に隣接してバチカン宮殿内にてられた礼拝堂である。1475年、シクストゥス教皇の発願で建設が始まり、1481年に完成した。当時、天井には星が描かれているだけだったようなのだが、シクストゥス教皇の甥にあたるユリウス二世がミケランジェロに天井画の制作を命じたのは1506年である。
礼拝堂の内部は奥行き40m、幅13.4m、高さ20.7mで、この天井にミケランジェロは4年の歳月をかけてフレスコ画を完成させたのである。
この天井画を実物大で復元したのがこの部屋である。


さて、美術館に入るとそこはB3である。ここには古代と中世の系統展示があって、システィーナ礼拝堂の環境展示もこのフロアにある。ホールに入ると正面には最後の審判の壁画があって、天井には天地創造の壁画である。
ミケランジェロは彫刻家・建築家・詩人・画家として優れた才能を持ち、教皇シリウス二世の命によってこのシスティーナ礼拝堂の天井画を描き上げたのである。ミケランジェロはこの作品を描くために礼拝堂に組まれた高い足場に仰向けになってこの絵を描き続けたのだ。描かれたのは旧約聖書創世記に基づいて、天地創造からアダムとエヴァの誕生、そしてノアの箱船である。
そして見逃してはならないのは天井四隅に描かれた旧約聖書にあらわれる預言者と巫女たちである。なかでもデルフォイの巫女は美人で見とれてしまうのだ。
圧倒的な迫力の天井画を見上げ続けていたら首が痛くなってしまった。

天井画はわずか4年で完成させたのだが、それから四半世紀後に礼拝堂正面の最後の審判を描くことになる。
ミケランジェロが
書き上げたこのフレスコ画は美術史上空前絶後の傑作である。

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システィーナ礼拝堂


天井画









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