BACK 七時雨山
2010年10月6日
昨日は大館の24時間営業のマクドの駐車場に泊った。今日の天気は昼頃から晴れるというので、朝6時前にマクドに入って7時頃までいて時間をつぶした。
大館から田代岳登山口までは40km以上ある。
山の中に入るとガタガタ道になった。途中、橋を渡ったら流れがナメ滝をつくっている。車から降りて写真を撮ってしまった。
さらに走って行くと、糸滝の駐車場があった。私は滝が好きなので、車を停めて東屋の前に行ってみると、川の対岸に滝が見える。一枚岩を流れ落ちる滝で、糸のようにも見える。さらに車を走らせて行くと、五色滝の入口があったが、かなり下らなければいけないようなので、帰りに見ることにして先を急ぐ。
突然、一合目という標識が現われた。ここは大広手の登山口であった。私が昔、この山に登ったときはここからだったのだ。私は荒沢コースを登るつもりなので、あと2kmほど車を走らせる。
荒沢コースの登山口には広い駐車場があって、トイレもたっていた。
今日はいい天気である。田代岳には昔登ったことがあるのだが、山上の湿原をもう一度見たくてやってきたのだ。晴れてくれなければ、再登するかいがない。
歩き始めたのは8時28分である。車道を少し歩くと、橋を渡ったところに登山口があった。
登山道に入ったところに立つブナの幹に一合目という大きな標識がかかっていた。
ブナの林の中を5分ほど行くと沢を渡る。すごく整備された道と思っていたら、ここに橋はかかっていなかった。でも、飛び石で渡ることができる。渡った先は階段になっていて、かっては橋がかかっていたのだが、流されてしまったようである。
階段を登って行く。かなり急な登りで、さっき渡った沢が、すごく下に見えるようになった。露岩の細いトラバース道があって、ここにはロープが張られていた。ここから少し行くと、ブナの林の中に二合目の標識があった。この標識の横には新しい指導標もたっていた。
右に深い沢を見ながら少し行くと、迂回路分岐点と書かれた指導標に着いた。左に斜面を登るのが林内コースで、私はまっすぐに沢コースを行く。
ブナ林を歩いて行くと沢がせり上がってきて、登山道は沢に合流してしまった。
沢は洪水の後でもあるように土石が多い。右に徒渉して少し登ると、流れはきれいなナメ滝になった。登山道はこのナメの右の岩場を行くのだ。こんなきれいなナメを通るなんて、このコースを来てよかったと思った。
ナメが終わると、沢から右に上る。これで沢と離れるのかと思ったら、再び沢に降りて、今度は岩がゴロゴロする中を遡るのだ。沢の右の少し高い所を行くと、二俣に着いた。ここで赤いテープ印に導かれて沢を渡って、さて、樹林の中を歩いて行くと、なにかしら方向が引き返しているみたいで、しかも緩やかな下りになった。これはもしかしたら林内コースではないかと気がついて、引き返すと、対岸の尾根に標識があるのを見つけた。もう一度沢を渡って、確認すると分岐があった。この分岐から一段上ったところに指導標があって、私が行こうとしていたのはまさしく林内コースであった。
この先はブナの林を緩やかに登って行くのだ。ブナの巨木が聳えているすばらしい道である。分岐から10分ほどで、三合目の標識の前に着いた。ここは「ブナ岱」とも呼ばれているのだ。道はここで左に折れる。
紅葉の始まった林の中を歩いて行く。このあたりは泥濘が多くて、これをよけて行くのはけっこう煩わしいかった。三合目から15分ほどで小さな沢があって、そこが四合目であった。ここで大広手コースが合流する。
大きなブナの木を見上げたりしながら、10分ほど登ると鳥居がたつ五合目に着いた。ここから右に上荒沢コースが分かれる。
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