札幌駅北口を左に見て、まっすぐに西に向かうと北海道大学の正門である。入り口には警備員がたっているので、入門の手続きが必要なのかと思ったら、それは不要であった。車は許可が必要らしい。
正門のすぐそばに「新撰組隊士永倉新八来訪の地」という案合パネルがあった。新八は晩年、北海道大学で剣術指南をしたのだ。
大学のメインの通りを歩いて行くのだが、緑の芝生にハルニレやポプラの巨木が茂っていて、すばらしくきれいである。
その林の中に白い洋風の建物が見えてきた。古河記念講堂である。
このすぐ先は十字路で、そこにクラーク像があった。クラーク博士は北海道大学の前身である北海道農学校の初代教頭で、「少年よ大志を抱け」の言葉で有名なのだ。その「Boys
Be Ambitious」の文字が台座に刻まれていた。
さらに校内を歩いて行くと、いかにも昔の大学の建物がある。これは「北海道大学総合博物館」なのだ。ここにはすさまじい量の学術資料が展示されていて、私も展示を見てまわったが、あまりにも専門的すぎて、途中でやめてしまった。
北海道大学といったらポプラ並木である。枯れて倒木のおそれがあるとおうことで、一時通行止めになっていたのだが、今はOKであった。
この並木の前には新渡戸稲造の銅像がたっていた。稲造は札幌農学校の二期生だったのである。
ポプラ並木を少し歩いてみた。夏の日差しにポプラの葉が輝いていた。いかにも北海道の夏である。
大学構内を引き返して、クラーク像からさらに南に歩いて北大生協から外に出た。
|