2008年7月18日 旧本庁舎の正門から外に出て時計台に向かった。 札幌のシンボルといったらこの時計台なのだが、かっては札幌農学校の演武場だったのだ。行ってびっくりするのは、高いビル群の真ん中にあるということなのだ。まわりには観光客が群れていてかなり騒々しいので、早々に退散した。
広い道をを真っ直ぐに南に歩いて行くと、大通り公園につく。左にさっぽろテレビ塔がたっている。 この公園では年中、様々のイベントが行われる。5月はライラックまつり、6月はYOSAKOIソーラン祭り、夏は公園全体がビヤガーデンになって、12・1月はホワイトイルミネーション、そして2月が札幌雪祭りである。 まずさっぽろテレビ塔の下までぶらぶら歩いていった。ともかくこの公園は東西1.5kmにわたる長大な公園で、いくつもの花壇や噴水があってすばらしくきれいである。 テレビ塔からターンして西に引き返して行く。鮮やかな色彩の花壇、きらめく噴水、そしてよくみると彫刻もけっこうあるのだ。 公園の西の突き当たりにたつのが「札幌市資料館」である。この建物は大正15年に「札幌控訴院」として建てられたものなのだ。控訴院というのは今の高等裁判所である。正面玄関のひさしにはちゃんと札幌控訴院と彫られていて、その両脇には秤と剣を組み合わせた文様が見える。秤は公平を表し、剣は正義を表すのだ。
この近くに「北海道知事公館」があるので行ってみた。大まかな縮尺の地図なので、場所がはっきりわからなくて、少し迷ってしまった。 正面玄関は大きな三角屋根で、白壁に赤い柱があざやかである。昭和11年(1936)に三井財閥の迎賓館として建てられたのだという。中に入ることもできる。案内の人に訊いたら、今も知事の公館として使われているのだそうだ。建物から外に出て裏にまわると緑の芝生が広がっていて、後ろから見る公館もすばらしいものであった。 あとはバスに乗ってサッポロビール博物館に戻った。時間は14時15分になっていた。朝はほとんど人がいなかったのに、観光客であふれていた。