2008年夏・北海道登山旅行
おあかんだけ

標高 1370m
滝口登山口→10分→太郎湖→10分→次郎湖→15分→1合目→25分→2合目→25分→3合目→25分→4合目→→32分→5合目→15分→6合目→12分→7合目→10分→8合目→10分→9合目→10分→雄阿寒岳山頂

雄阿寒岳には何度も登っているのだが、不思議に山頂で晴れたことはなかったのだ。朝は雨だったが、山頂に着く頃はすっかり晴れて、すばらしい展望が広がっていた。
国道から見る雄阿寒岳

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2008720

釧北峠の手前にある「道の駅あいおい」で泊まったのだが、今朝目が覚めたら霧雨が降っている。今日も登山できないのかと思うと天気の神様を呪い殺したくなった。
とりあえず阿寒湖に向かって車を走らせる。
釧北峠を越えて足寄の分岐を過ぎると、アスファルトの道は乾いていた。さらに阿寒温泉に向かって走って行くと、雲の間から青空が覗き雄阿寒岳が見えるようになった。今日は登山ができそうである。うれしくなってしまう。さっき、天気の神様を呪ったことを悔いた。
雄阿寒岳には釧路に住んでいたころに3回ほど登っているので、再び登る必要はないようなものなのだが、KHCのメンバーとたてた山頂標識がどうなっているか確認したいし、晴れた日に山頂のたって阿寒湖を眺めて見たいのだ。
雄阿寒岳の登山口は阿寒湖から川が流れ出す「滝口」にある。国道から左に入ると駐車場があって、そこに何台か車が停まっていた。
身支度を済ませて、出発は640分であった。
登山口からは阿寒湖とその奥に雄阿寒岳を眺めることができる。真っ青な空が広がっていて、絶好の登山日和である。
登山口の標識には山頂まで6.2km3時間20分と書いてあった。往復5時間40分のけっこう長い登山である。
気を引き締めて第一歩を踏み出した。でも、登りはすぐに始まらない。阿寒湖の岸辺を歩いて行くのだ。阿寒湖の青い湖面を眺がめながら5分ほど行くと取水口の施設があって、その流れに沿って行くと、この川は大きな池に流れ込む。これが太郎湖であった。
太郎湖を右に見て湖畔を歩き、それから湖を離れてトドマツの林の中を登って行く。そうするとトドマツの林の向こうに再び湖面が見えてきた。これが次郎湖であった。登山道は次郎湖の岸辺に下ることなく急な登りになるのだが、せっかくなので湖畔まで下って見ることにした。針葉樹林に囲まれた静かな湖であった。
次郎湖からは急な登りになる。トドマツの中に大きなエゾマツが混じる森を登って行く。でも、急な登りは長く続かずに、すぐに平坦な緩やかな登りになる。深い森の中を行くと一合目に着いた。登山口から35分歩いてようやく一合目かよ…と思ってしまう。
一合目から5分ほど行くと、山頂まで5000mの標識がたっていた。
鬱蒼としたトドマツの林を登って行く。道端の岩には緑のスギゴケがびっしりとついていて、苔の絨毯のようになっている。
傾斜がきつくなって、ダケカンバの混じる明るい樹林の中を登って行くと、道は山の斜面をトラバースするようになった。ほとんど平坦な道をしばらく行ってからターンをする。これを繰り返して登って行くのだ。長い振幅のジグザグ道である。
登り道の途中に二合目の標識がたっていた。一合目から25分かかっている。
この少し先に樹林がまばらなところがあって、阿寒湖を見下ろすことができた。
トドマツの林の中を行くと、すごく急な登りがあって、道の横には大きな岩がそそり立つようになった。二合目からはけっこう急な道が続き、20分のところには山頂まで3500mの標識があった。この標識のすぐ先が三合目であった。
ここで老夫婦の登山者を追い越した。
針葉樹林の中の急な登りは続く。このみごとな針葉樹林は阿寒の原生林なのである。
登山道の両脇に笹薮が目立つようになると四合目に着く。四合目の標識には「半分以上クリアしました。ここから五合目までがガマン所」と書いてあった。
その通りで、本当に急な登りが続くようになった。ダケカンバの白い林になると頭上は明るくなって青空が広がる。大きな岩の横を過ぎて5分ほど急登すると、樹林越しに雌阿寒岳を見ることができた。赤茶けた丸い山頂を持ち、ピークの少し下からは白煙を吹き上げてしる。
さらに
5分ほど行くと展望が広がって、雌阿寒岳や阿寒湖・釧路方向の原生林を一望できるようになった。これで森林限界を超えたのかと思ったら、そんなに甘くはなかった。再びダケカンバの林に入って急な登りが続くのだ。道にハイマツが目立つようになって、ハイマツのトンネルを登って行くと、ようやく五合目に着いた。ハイマツの中の平坦地で、ここからは雌阿寒岳を正面に見ることができる。雄阿寒岳の五合目はだいたい八合目である。もう、ここまで来たら山頂は近いのだ。
五合目からはハイマツの間緩やかに下って行く。行く手に雲がかかったピークが見えている。牛の背のような横に長いピークで、登山道はこの左に回りこんでいって、長い稜線の左端から山頂に向かうのだ。
鞍部からはダケカンバの林の中を登るのだが、すぐにハイマツの道になって視界が広がってくる。幸いなことに下に残っていた雲がしだいに晴れてきて、展望の尾根を登るころには阿寒湖のパノラマが広がった。すばらしい眺めである。
そして気がついたのだが、私は過去3回もこの山に登ったのに、山頂で晴れたことは一度もなかったのだ。阿寒湖の眺めも初めてである。やっぱり登ってよかったと思った。
ハイマツと潅木の中を行くと、樹木の背丈が高くなって視界はふさがれてしまった。その樹木の中に六合目があった。五合目からは15分しかたっていない。五合目から先は合目の間隔がすごく狭まってしまうのだ。
六合目からはハイマツの絨毯の中を行くようになって、10分で七合目に着いた。この先は展望の尾根を行くのだ。阿寒湖がすぐ下に大きく広がっている。そして雲の上に頭を出している雌阿寒岳。すばらしいとしかいいようのない。
急な尾根を登って、傾斜が緩まると八合目である。七合目から10分であった。この平坦地にはかって気象観測所がたっていたので、コンクリートの門柱が残っている。
ここからは雄阿寒岳山頂を見ることができるのだが、雲が湧き上ってきていて、雲の中にシルエットでしか見ることができなかった。
雄阿寒岳山頂付近はかなり複雑な地形になっていて、ピークが3つほど見える。山頂部がこんな様相とはまったく知らなかった。

八合目からは一旦下る。その途中で雲が晴れて山頂の地形を一望することができ、鞍部の左は旧火口だとわかった。ようはこの火口を囲む外輪が八合目を含むいくつかのピークで、その一番高いのが山頂というわけである。
火口壁には岩塔がそそり立っていて、すごい眺めである。火口外輪の鞍部に着くと、そこが九合目であった。八合目からは10分である。
ここからガラガラの岩礫の道を急登する。巨岩の間を通ってようやく山頂に着く。952分であった。
山頂には登山者が10人ほどいた。今日は三連休の真ん中の日で、登山者が多いのだ。
昔、KHCの仲間がたてた山頂標識はなくなっていた。15年もたったら朽ち果ててしまって当たり前なのだが、少しさびしかった。
長い休憩をとることにした。
山頂にあるのは二等三角点である。山頂から四方を展望する。西は一面の雲海が広がり、斜里岳や知床の山を見ることはできなかった。
東にはすぐ下に旧火口があって、その上に八合目の稜線が見える。その後ろには雲の間から雌阿寒岳が顔を出している。阿寒湖は八合目の稜線がジャマをして見ることはできない。
三合目で追い越した老夫婦が登ってきて、つい話し込んでしまった。その間に西の雲が少し晴れて、下にペンケ・パンケの湖を見ることができた。ラッキーである。
山頂には40分もいて、のんびり話をしたり、景色を眺めたりしていた。
帰りは登ってきた道を引き返すだけである。
登りでは、四合目まではあまり急な登りはないと思ったのだが、下って見ると、けっこうきつい登りだったことに気がついた。
登山口に戻ったのは13時ちょうどである。
天気に恵まれてすばらしい登山であった。


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登山口の滝口


阿寒湖の岸辺を行く


太郎湖


次郎湖の分岐


エゾマツ・トドマツの中を急登する


一合目


四合目


ハイマツのトンネルを登る


五合目


展望の稜線を行く


眼科に阿寒湖が広がる


八合目


八合目から山頂が見える


八合目から一旦下る


山頂直下に九合目がある


雄阿寒岳山頂







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