北海道の旅 2011年 

知床半島はオホーツクに向かって鋭く突き出ている。この真ん中を羅臼岳・硫黄山・知床岳の山々が連なっているのだ。まず、半島の東、羅臼町側をめぐることにした。途中には世界遺産地域の標識があって、世界遺産としての施設が充実してきていた。
私は相泊温泉まで行って、ここで朝風呂…と思ったのだが、あまりの熱さに入浴は断念した。



 羅臼周辺
しおかぜ公園


クジラの見える丘公園の展望台


展望台から見える国後島


天狗岩

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2011720

「道の駅知床・らうす」で夜が明けた。この道の駅は国道335号線に沿ってたっていて、そんなに広くないのだ。すぐ先で左折すると知床峠を越えてウトロに行けるのだが、その前に羅臼を観光する。
交叉点を直進すると、すぐに「しおかぜ公園」があった。公園には森繁久弥の銅像「オホーツク老人」が立っている。映画「地の涯に生きる」のロケ地を記念して建てられたもので、公園内には「知床旅情」の歌碑もあるのだ。知床旅情は森繁久弥が作詞作曲したもので、当然「地の涯に生きる」の映画で使われたものと思っていたのだがそうではない。ロケに協力した羅臼町民に感謝の気持ちをこめて贈った歌なのだ。
公園から少し走ると「羅臼のひかりごけ」がある。大岩壁の下の洞窟の中に、国内最大規模のひかりごけが生息している。落石よけの通路がつくられていた。中に入ったが、発光する苔はよくわからなかった。
この洞窟の前には松浦武四郎の歌碑があった。松浦はこの洞窟で野宿して、この歌を岩壁に刻んだらしい。

 仮寝する 窟におふる 石こすげ
 ふきし菖蒲と みてこそはねめ

ここから行く手を見ると、崖がせり出していて、その上に灯台が見えた。せっかくなので行ってみることにした。
この赤と白の灯台は「羅臼灯台」で、隣接して「クジラの見える公園」がある。展望台からは海岸線に沿って連なる羅臼の街を一望できた。でも、クジラは見えなかった。
海岸線に沿って走って行くと天狗岩の標識があった。私にはどう見ても天狗には見えなかった。



 世界遺産地域を行く
熊岩を振り返る


セセキの滝


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分ほど走ると、道端に「この先世界遺産地域です」の看板があった。なんかうれしくなった。
5分ほど走ったところに「熊岩」があった。たしかに、小熊を抱く母熊の姿に見えないことはない。
熊岩から少し行ったところに滝があった。滝の名前を書いた標識はなかったが、地図から考えて「セセキの滝」らしい。
このすぐ先に「瀬石(せせき)温泉」があった。打ち寄せる波の中に岩で囲んだ湯壺が見えた。満潮時には海に埋没してしまうらしい。ここは「北の国から2002遺言」のロケ地でもあるのだ。
セセキから少し走ると相泊温泉があった。こちらは海岸の砂浜(小石の浜だが…)に小屋が設けられていた。せっかくなので、服を脱いでこの温泉に入ろうとしたのだが、あまりの熱さに、膝まで入ってあきらめた。
ここからは走ってきた道を引き返した。途中、「知床世界遺産ルサフィールドハウス」があるのに気がついて立ち寄った。
でも、到着は
8時半、開館は9時なので中に入ることはできなかった。あんまり早く行動するとこういうことになる。30分待とうととも思ったが、先を急ぐことにした。




 知床横断道路を行く
純の番屋




羅臼の町に引き返していって、知床横断道路の交叉点に着いたが、直進したところに「北の国から
2002遺言」で使われた「純の番屋」があるというので立ち寄ることにした。
道の駅のすぐ先の海側に純の番屋はあった。今は食堂として使われているのだった。

交叉点にもどって、左折。知床峠を越えてウトロにいたる知床横断道路を走ってゆく。
途中に「羅臼ビジターセンター」があるので立ち寄った。到着時間は914分。開館していた。ゆっくり時間をかけて見学した。
坂道をどんどん走っていって、知床峠に着いたのは1014分。ところが峠は霧の中であった。晴れていたら羅臼岳を間近に望むことができるのだが…。


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