大塚国際美術館はB3から始まるのだが、このフロアには環境展示がたくさんあって、そのなかにポンペイなどの発掘された壁画が再現されている。
紀元前の壁画なのだが、立体的に展示されたその中に入ると、その美しさに感動してしまうのだ。


 ポンペイ 秘儀の間


第二次ポエニ戦争後、ローマは強大な国家を築き、イタリア半島の地方都市も繁栄の時代を迎える。そのような時代、ポンペイでは城壁の外にも郊外別荘と呼ばれる豪邸が建築された。秘儀荘もその一つで、名称はデォニソス秘儀という神秘的な信仰の様子を描いた壁画に由来する。ポンペイ壁画の中でも保存状態がよく、地の部分の辰砂を用いた鮮やかな「ポンペイ赤」によりとくに有名である。



 鳥占い師の墓

「鳥占い師の墓」は比較的小規模であるが、壁面と正面には彩色の見事な装飾が施され、紀元前
6世紀後半に盛んにつくられたタルクイニアの墓室墓として、とくに補算状態もよく、エトリアル絵画を代表するものである。エトルリア人は前7世紀末から墓室を装飾するようになるが、おそらくギリシャから移住してきた陶画家の仕事とされている。


 ポンペイ 貝殻のビーナスの家

広い列柱中庭に面した南壁を装飾する壁画である。ヴィーナスを描いた中央の大画面は黄色の枠取りが施されており、大きな窓から海を望んでいるかのようである。女神の両脇にはエロス(キューピット)が描かれており、向かって左のエロスは銛を手にしてイルカに乗っている。


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