BACK 忠類から白糠へ
2011年7月1日
白糠からのんびり車を走らせて、阿寒湖に着いたのは11時近くになっていた。
私は釧路に3年住んでいたので、阿寒湖には何度も来ているのだ。でも、ゆっくりと観光したことはなかった。今日は自転車で阿寒湖湖畔をめぐってみるつもり。
第一駐車場に車を停めて、自転車で出発。
まず「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」に寄った。ここで阿寒国立公園の自然について勉強した。私は博物館が大好きで、つい、長居をしてしまう。
ミュージアムセンターからはボッケ周遊歩道を歩くことにした。林の中の木道を少し行くと、松浦武四郎の歌碑があった。松浦武四郎というのは、幕末から明治にかけての探険家で、蝦夷地へは数度にわたって赴き、択捉から樺太まで探検しているのだ。北海道という名前を考えたのもこの人である。
気持ちのいい森林の道をのんびり自転車をこいで行く。すぐにボッケに着いた。
ボッケというのは泥火山のことで、泥の沼の中にボコボコと泡が引き出しているのだ。ボッケというのはアイヌ語で「煮え立つ」という意味らしい。
ボッケから森の小路を行くとすぐに阿寒湖畔に出た。湖の向こうに雄阿寒岳がそびえている。そしてすぐ前に島が見えた。マリモを観察できるチュウルイ島かと思ったがそうではなかった。
湖水を眺めながら、のんびりと自転車で行くと観光船乗り場に着いた。ここからはすぐ間近に観光ホテルが立ち並んでいるのが見える。阿寒湖は本当に観光地なのだ。
ここは湾となって入り組んでいるのだが、湾岸を行くと、遊覧船乗り場があって、ここからはホテル街の上に雄阿寒岳が見えた。
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