BACK 竜ヶ森
2009年6月28日
今の時期、4時前には空が明るくなるのだ。でも、眠いのでウツラウツラしていたら、起きたのは5時過ぎになってしまった。車の中でお湯を沸かして、カボチャスープを飲んで、さらに眠気覚ましにコーヒーを飲んだ。出発は6時15分であった。
今日は旧道を登って、新道を下ってくるつもりだ。
旧道の入口は、管理寮から少しだけ戻ったところにある。登山口には山頂まで2.4kmと書いた指導標がたっていた。
登山口からいきなり急な登りなのだが、すぐにブナ林の緩やかな登りになる。
右から沢の流れの音が聞こえている。ブナを眺めながら5分ほど行くと、道は沢に向かって下って、これを木橋で渡る。
ブナ林の中の登りが始まる。どんどん登って行くと、木の幹に18番というパネルが貼り付けてあった。山頂までこれが続いているのだろうか。
傾斜が緩まるとそこにはベンチが置かれていて、指導標がたっていた。でも、この指導標は朽ちてしまっていて、柱がたっているだけなのだ。
この先、道はぬかるむようになって、そのため、道には切り株が並べられていた。突然、藪の中に16番の標識があった。18番から20分もたっている。これはどんな基準で置かれているのかよくわからない。
きれいなブナの尾根を登って行くと、15番の標識があった。16番から10分たっている。これは10分間隔で置かれているのだろうかと思った。でも、このペースだと1番の山頂までは150分もかかることになるが…。
このすぐ先に、林野庁の「小岳周辺の樹木」という説明板がたっていて。ここから小岳が見えるというのだが、樹木がジャマで展望はなかった。
この先、大きな岩がゴツゴツする中を登るようになった。岩には緑の苔がむしていて、滑りやすい。注意しながら登らなければいけなかった。
ようやく尾根の上に登り着いたと思ったら、そこに指導標がたっていた。ここが新道コースとの分岐である。ここから山頂までは800mと書いてあった。そして、ここは携帯が使えますという標識もあった。
このすぐ先にアンテナのようなものが立っていた。なんだろうと思ったら、入山者の数を数える機械であった。世界遺産のエリアではこうしたカウンターが設けられていることが多いのだ。
尾根を歩いて行く。時々、鬱蒼とした灌木の中に入ったりする。樹林の間からは小岳らしき山が見えた。
尾根の途中に、すごく立派な案内板がたっていて。これは「白神山地世界遺産地域」をしめす説明板であった。小岳山頂はちょうど世界遺産区域の境界にあるのだ。
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