私の東北の山百選
ひめかみさん

標高 1123m
一本杉登山口→15分→一本杉清水→20分→五合目→30分→八合目→45分→姫神山山頂→30分→八合目→20分→五合目→15分→一本清水→10分→一本杉登山口

姫神山は石川啄木の故郷、渋民村のすぐ近くに聳えていて、端正な三角峰は遠くからでもよく目立つのだ。私がこの山に登ったのはもう15年も前のことで、東北自動車道で故郷の青森に帰省するたびに姫神山を眺めてはもう一度登りたいと思っていたのだ。
山麓から見る姫神山


 一本杉登山口から八合目へ 1995年の登山記録


一本杉登山口


林道を横切ったところが登山口


一本杉清水


五合目


八合目

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2010年10月2日

女神山から早く降りて来れたら今日は秋田駒ヶ岳にも登ろうと思っていたのだが、時間的に余裕がなくなってしまった。秋田駒はあきらめて、姫神山に登ることにする。

今日は土曜日なので高速1000円が使える。高速道路で姫神山に向かった。秋田自動車道から北上JCNで東北自動車道に入り、快適に走って行くと岩手山をきれいに見ることができた。
啄木の故郷、渋民村を通過して姫神山の登山口の一本杉駐車場に着いたのは1215分である。駐車場は第一と第二があって、最初第一に車を停めたのだが、(ここにも登山口と書かれた標識があるのだ)身仕度をしながらガイドブックを読んだら登山口は第二ということがわかった。少し車を走らせると車がたくさん停まる第二駐車場があった。
トイレの横から歩き始める。スキー場のゲレンデのような草原の斜面を緩やかに登って行く。振り返ると岩手山が大きく聳えている。
草原の斜面には木のベンチがいくつか置かれていて、このすぐ上で樹林の中に入る。
すぐに林道を横切ると、そこには登山道入口という標識がたっていた。
杉の大木の林を行くと「精英樹展示木」という説明板がたっていた。精英って「精鋭」のことか?

杉林の中を緩やかに登って行くと、一本杉という標識がたっている。登山道から右に入ると大きな杉の木がたっていて、そのすぐ先で清水が湧き出している。これが「一本杉清水」である。でも、「この水は飲んではいけません」という標識があった。15年前に登ったときは昔は飲めたはずなのだが…。
登山道に戻って5分ほど行くと杉林は終わって、緑の自然林になった。傾斜がきつくなったと思ったら「ざんげ坂」に着いた。山頂まであと1500mと書かれている。そんなに遠くはないのだ。
急な階段の上りになって、これを登り切って尾根の上に着くと、登山者が休憩している。ここが五合目で、山頂まで
1360mと書かれていた。ざんげ坂から140mしか歩いていないのだ。
尾根を右に行く。傾斜はあまり緩やかにならなくて、それなりの登りが続く。尾根を行くのだが道はけっこう広くて、木の根が張り出して階段のようになっている。五合目から10分ほど登ると六合目であった。少し行くと階段の急な登りになる。幅の広い階段で、かなり急である。段と段の間はコンクリートで固められていて、石段のようでもある。
尾根の右を斜めに登るようになって、木の梯子で巨岩を越えるとすぐに八合目であった。道の右には大きな岩が重なっている。ここで休憩した。この八合目から山頂までは720mと書かれていた。



 八合目から山頂へ
山頂まで500m地点


大岩の間を登る


Y字路、山頂はもうすぐ


姫神山山頂


八合目を過ぎると道には大きな岩が目立つようになる。岩を乗り越え乗り越え登って行くと、合目ではないのだが山頂まで
500mの標識がたっていた。
きれいな樹林の中を行くのだが、道には大きな岩が重なっていて、とんでもなく険しい登りになった。
500mの標識から岩だらけの道を20分ほど急登すると、突然樹林から抜出して展望が広がる。平野の向うに岩手山がすっくと聳えてしる。すばらしい眺めだ。このすぐ先で巨岩を越えるのだが、岩には赤く字が書かれて分岐を示している。ここが城内コースの分岐であった。
岩を越えて潅木の中を少し上ると石の祠がある。若宮神社という案合板があって、このすぐ先にも祠がある。こっちは薬師神社というのだ。

ここから一段登るとあっさりと山頂に着いてしまった。1350分であった。
すばらしい展望が広がる。たくさんの登山者が休憩していた。山名を書いた角柱の横に、コンクリートの四角の台があって、その真ん中に水準点のような丸い鋲が打たれている。これが実は三角点なのだ。一等三角点ということである。
山頂には石の祠、石仏、宝剣などが祀られていて、いかにも信仰の山である。そしてすばらしい展望。南の遠くには早池峰山、西には岩手山が聳え、北には七時雨山の双耳峰が見えた。今日は本当に快晴で遠くの山々もよく見て感動的な眺めである。
すばらしい展望に大満足で山頂をあとにした。登ってきた道をひたすら下って、駐車場に戻ったのは15時である。
駐車場で椅子・テーブルを出してラーメンをつくって食べた。朝から何も食べていなかったのだ。


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