私の東北の山百選
みついしやま

標高 1466m
松川温泉登山口→1:00→松川大橋分岐→40分→三ツ石山荘→30分→三ツ石山山頂→25分→三ツ石山荘→30分→松川大橋分岐→35分→松川温泉登山口

この山は岩手山から八幡平に続く「裏岩手縦走路」の途中にあるのだが、私が昔この縦走路を歩いたとき、一旦、松川温泉に下ってしまったため通らなかったのだ。今回、ようやく登ることになったのだが、あいにくの霧で展望は得られらなかった。
三ツ石山山頂

 松川登山口から三ツ石山荘へ
松川登山口駐車場


松川温泉


登山道入口


松川大橋分岐


大きな岩がゴロゴロする道を登る


三ツ石山荘

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2010103

今日は曇りなのだが、道の駅からは岩手山が見える。山の上でも展望が開けることを期待して、三ツ石山に登ることにした。
道の駅から登山口のある松川温泉に向かう。
松川荘入口バス停から左の道に入ると、すぐにトイレのある駐車場があった。ここが松川登山口駐車場である。歩き始めたのは645分である。坂を下ったところに広い駐車場があって、車がけっこう停まっている。ここに車を停めてもよかったかもしれない。
橋を渡ったところに登山口があるのだが、橋の横には石油コンビナートのようなパイプラインが通っている。これは温泉のパイプラインなのだ。
登山口の指導標には、山頂直下にある山小屋「松川山荘」まで3.7kmと書かれていた。
急な階段を登って行く。3分ほどの急登で階段が終わってほっとしたが、その少し先に再び急な階段が続いていた。10分ほどで尾根の上に着いて、左側の展望が開けた。岩手山が見えたのだが、山頂付近には雲がかかり始めていた。今日の展望は期待できないようだ。
緩やかな尾根の道を行く。トドマツなどの針葉樹の巨木の間を歩いて行くと、すぐに明るい紅葉の林を行くようになる。空は曇っているのだが、紅葉はすごく鮮やかであった。
突然、三ツ石山荘まで2.6kmの指導標が現われた。松川温泉からは1.1km地点である。でも、どうしてこんな端数のつくところに指導標をたてているのだろう。
この先、道はえぐれた溝になって、その中には大きな岩がゴロゴロして、すごく歩きにくい道になった。でも、紅葉はすごくきれいなのだ。
松川大橋との分岐に着いたのは745分、温泉の登山口から1時間ほどかかっている。ここから松川山荘までは1.9kmということなので、松川温泉からちょうど中間地点である。
大きな岩がゴロゴロする溝の道を登って行くと、木道が現われた。両側は背丈の高い笹藪で、この間を歩いて行くと、涸れた小さな沢を渡る。トドマツの林の中に三ツ石山荘まで1kmの指導標があって、さらに10分ほど行くとすごく深くえぐれた涸れ沢が現われた。これを横切るために急な階段で下って上る。このすぐ先にも階段で下り登りする涸れ沢があった。
これを過ぎたら木道になって、樹林から抜出した。美しい湿原が広がっているのだが、深い霧の中であった。
木道で直角に右折すると、霧の中に小屋がみえた。これが三ツ石山荘である。山荘まではすぐなのだが、この間はすばらしい湿原で、いくつもの池塘が散らばっている。湿原は褐色に染まっていて、すごくきれいなのだ。これを草紅葉というらしい。

三ツ石山荘という名前から、有料の山小屋を想像していたのだが、無人の避難小屋であった。すごく新しい小屋で、中は二階になっている。ここで休憩しようと思ったが、その前に山頂を往復してしまうことにした。



 三ツ石山荘から山頂へ
湿原から樹林に入る


石畳の道になった


山頂と間違えた岩のピーク


三ツ石山山頂


小屋の前で右折して、左に池塘を見ながら木道を行くと、すぐに針葉樹の中に入って急な登りになった。樹林から抜出すと笹藪の間に急な登りが続いている。深い霧の中でほとんど何も見えないのだ。

笹藪の間に続く急な階段を上って行く。10分ほどで道は岩を敷き詰めた石畳のような道になった。でも、すぐに石畳は終わって、あとは岩がゴロゴロするすごくきつい登りが続く。霧の中に岩の重なりが浮かび上がる。これが三ツ石山山頂と思って登って行ったが、この岩のピークに山名の標識はなかった。この岩場の先にも道は続いていて、少し下ると、平坦な尾根の途中に指導標がたっている。よく見たら、そこに三ツ石山山頂と書かれていた。これが山頂かよ…と絶句してしまうのだが、この少し先に岩山の影が見える。深い霧の中なので、最初は気がつかなかったのだが、確かに岩山で、上には二つのケルンが見える。登ってみた。
山頂のケルンには三ツ石山と書かれて木札が置かれていた。ここが山頂といっていいだろう。記念写真を撮ろうと思ったのだが、すごい強風で、カメラがすぐに倒れてタイマーで写真を撮ることはできなかった。それにすごく寒いのだ。手が凍えるので、記念写真はあきらめて、下の平坦地の標識の前で写真を撮った。
霧の中を下って行くと、たくさんの登山者とすれ違った。けっこうな団体もあって、この山って、すごく人気のある山だったのだ。
小屋に戻って、中に入ったら登山者でいっぱいであった。そして、すぐにまた団体が到着して、小屋は大賑わいになった。パンを1個かじって、すぐに下山を始めた。
この下山途中でも、登山者がどんどん登ってくる。今日は日曜日なのだ。
走るように下って、松川温泉の登山口に戻ったのは1035分、小屋からちょうど1時間かかった。
さて、明日は雨である。しかたがないので、盛岡でのんびりするつもりだ。


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