関東百名山
たけかわだけ

標高 1052m
芦ヶ久保駅→35分→兵ノ沢→25分→尾根上→40分→二子山雌岳→10分→二子山雄岳→40分→焼山→1:00→蔦岩山→30分→武川岳山頂

芦ヶ久保駅から二子山経由で武川岳に縦走した。アップダウンを繰り返すけっこうハードなロングコースである。この縦走路からは武甲山の眺めがすばらしいのだ。
登山道から仰ぐ武川岳

 芦ヶ久保から兵ノ沢へ
芦ヶ久保の道の駅


芦ヶ久保駅


橋の手前に指導標とLESSONの標識


西武線のトンネルをくぐる


兵の沢に着いた

BACK 秩父御岳山

20091020

今日は武川岳に登る予定なのだが、ガイドブックを見ると、名郷のバス停に降りてくることになっている。明日登る予定の大持山も名郷バス停がスタートとゴールになっている。この二つの山はすごく近いのだ。それならいっそのこと、一緒に登ってしまえないでろうか。武川岳から妻坂峠の間はガイドブックの記載がないので、どんなルートでどれだけ時間がかかるのかわからない。まあ1時間もみたら大丈夫だろう。そういうことで今日は武川岳と大持山とを一緒に登ってしまうことにした。ただ明るいうちに帰ってこれるか…。
武川岳のコースは縦走路を行くことにしている。芦ヶ久保の駅から二子山、焼山、蔦岩山、武川岳と縦走するので、これだけで4時間25分かかる。これに大持山のコースが約4時間、合計で8時間25分である。今の時期は17時になると暗くなってしまうので、かなりヤバイ計画である。
ともかく早立ちをすることにした。芦ヶ久保の道の駅で泊まって、朝は6時から行動開始することにした。
とはいいながら、結局、615分になってしまった。暗くなってしまった時のためにライトも持って行くことにした。
道の駅から階段を上がって、芦ヶ久保駅の前に着く。駅前広場の右に広い駐車場があって、その奥に指導標があった。これに従って下ると、橋の手前で左折する。そこには「横瀬二子山学習登山コース」という看板がたっていた。二子山山頂までの間に8つのLESSONを設けているらしい。楽しみだ。
このすぐ先で、西武線をトンネルでくぐる。暗いトンネルで、灯りがついていた。
トンネルを抜けるとすぐに山道で、急な登りが始まった。樹林の斜面を斜めに登って行くと、5分ほどで尾根の上に着く。そこにはLESSON2がたっていた。右に沢の流れを見ながら歩いて行くのだが、道はこの沢に向かって下って行って、丸太の橋で流れを渡る。今度は沢の流れを左に見て、鬱蒼とした杉林の中を行く。もう一度土橋で沢を渡り返すところにはLESSON3がたっていた。
ここから少し行くと、杉林から自然林になる。少し行くと、支沢を渡るのだが、そこにLESSON4があって、指導標には「兵の沢 490m」と書いてあった。490mというのは標高のことらいい。ここから二子山までは70分ということである。



 二子山
LESSON5に着く


尾根の上に着いた


ジグザグに張られたロープ


二子山雌岳山頂


広い沢に出ると、
LESSON5があって、ここからは沢を縫うようにして登って行くのだ。大きな岩が点在して、ガラガラの岩場を登って行く。
沢の水の流れがなくなって、沢が左右に分かれると、そのすぐ先で登山道は沢から離れ、左の斜面を登って行く。尾根に上り着くと、そこにLESSON6があった。
最初は自然林の広い尾根であったが、檜の林に入ってしまった。この先、山の斜面を斜めに登って行く。自然林になったり植林になったりの道を行くと、松林が現れ、その先で指導標がたつ尾根に着いた。ここから尾根を右に登って行く。
尾根を行くと、右の樹林の間に武甲山が見えた。自然林のきれいな緑の尾根を緩やかに登って行く。登るにつれて紅葉が見られるようになって、すごくきれいである。

突然、ロープが張られた急斜面が行く手に立ちふさがった。広い急斜面にはロープがジグザグに張られて続いている。これにすがって登って行くのだ。
きつい登りである。ようやく傾斜が緩まって、クヌギの林を登るようになると、二子山山頂であった。山頂は鬱蒼とした樹林に囲まれていた。指導標をよく見たら雌岳と書かれている。二子という名前のとおりに、二つのピークがあるのだ。

雌岳から急降下する。道には岩場が多くて慎重に下らなければいけなかった。露岩などの急な岩尾根を登って、山頂が見えてくると、その手前にLESSON8がたっていた。
山頂広場の真ん中には三等三角点があった。そして山頂にはLESSON7がたっていた。順序が逆になっているのだけど…。
この山頂も樹林のに囲まれていると思ったら、少し先が開けていて、目の前に武甲山が聳えていた。山腹を削り取られた痛ましい姿で、山の下の方では盛んにブルドーザーが動いていて、その音がここまで聞こえてくる。
ここからは、私がこれから辿る長い稜線もみることができた。アップダウンのいかにも大変そうな縦走路である。



 焼山
焼山までは長い尾根の道


林道の分岐


焼山山頂


雄岳山頂からは、岩場を急降下する。険しい岩場であった。でも、これはすぐに終わって、狭まった尾根を緩やかに下るようになる。自然林がすごききれいな尾根である。

最初の小さなピークを越えて、次のちょっと大きなピークに向かって登って行く途中で振り返ると、二子山の二つのピークをきれに眺めることができた。
緩やかなアップダウンが続く。でも段々に高度を上げてきていて、林はしだいに色づいてくる。少し大きなピークに着いたらそこに指導標がたっていて、左に矢印が出ている。どこへ行く道かと思ったら、ただ「林道」と書いてあった。

アップダウンを繰り返して、二子山から35分ほど来たところで、突然、壁のような急斜面が聳えていた。防火線のように広く切り開かれた斜面で、これを細かにジグザグして登って行くのだ。
これを登りきって最後に岩場を越えると、平坦な尾根の上に出る。展望が開けて武甲山が大きく聳えている。振り返ると、二子山の二つのピークが見える。このすぐ先が焼山山頂であった。



 蔦岩山から武川岳山頂へ
焼山からは緩やか下り


蔦岩山山頂


武川岳へ続く尾根道


武川岳山頂


登りは急だったのに、焼山山頂からは比較的緩やかな下りが続く。檜林に入ってどんどん下って行くと、左に林道が見えてきた。こんな山の上にも林道が通じているのかと驚いてしまう。

ひたすらアップダウンを繰り返して、長い稜線を辿る。時々、すごく急な登りが現れて、それで高度を稼いで行く。焼山から40分ほど歩いて、明るい尾根が左にカーブして行くようになったら、左に大きななだらかな山が見えてきた。これが武川岳であった。
この先で突然岩場が現れた。大きな岩が重なって、尾根道を塞いでいる。…と思ったら、道はこの岩場を右から捲いて、この巨岩の中間を横切ってさらに左から捲いて上に出るのだった。
これを越えて平坦になったすぐ先が蔦岩山山頂であった。

標識はないのかと思ったら、重なる岩の間に木のプレートが置かれていた。樹林に囲まれて展望はないのだが、隙間からこれから辿る尾根道を見ることができた。
尾根を緩やかに下って行くと、いつのまにか緩やかな登りになっていた。25分ほど歩いて、行く手が平かで、明るいと思ったら、そこが武川岳の山頂であった。南の方向が開けていて、遠くの山々が見える。奥多摩や丹沢の山々だというのだが、どれがそうなのかよくわからなかった。
さて、問題は、ここから妻坂峠への道なのだが、うれしいことに、ちゃんと指導標がたっていた。ここから1.5kmと書かれている。これなら30分もあったら大丈夫だ。よかった。安心したので、ここで長目の休憩をとることにした。時間はまだ10時を少し過ぎただけである。これなら明るいうちにバス停に着けそうである。昨日電話で確認したのだが、名郷からは1742分発のバスと思っているが、これだと真っ暗になってしまう。その一つ前が1648分なので、できたらこちらに間に合わせたいものである。


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