BACK 鬼怒沼山
2009年9月25日
昨日の夜遅く登山口に着いたのだが、暗くてここで泊まる気にならなくて集落に引き返した。来る途中で、バス停の前にトイレのある広場を見ておいたのだ。広場の前には煌々と灯りがついているので、安心して眠ることができた。ただし、ここに着いたのが12時を過ぎていて、それから天ぷらうどんをつくったりしたものだから、眠るのは1時近くになってしまった。
9月26日
天気がぱっとしない。でも、今日は二つの山に登るつもりなので早く出発しなければいけない。
駐車場を6時頃に出て、登山口に着いたのは6時10分頃。昨夜は暗くてよくわからなかったのだが、車が停めれる十分なスペースがあった。
登山口には「鳴神・吾妻ハイキングコース」という標識がたっている。すぐに小さな橋を渡る。指導標には山頂まで2.2km、1時間30分と書いてあった。
林道を歩いて行くと、すぐに赤いテープがいっぱいあって、沢を渡ったむこうにもテープが見える。これがもしかしたら登山道なのかと思ったが、どうも怪しいので林道をそのまま歩いて行った。すると林道終点の広場に着いて、そこに登山口の標識があった。紛らわしいテープはつけないで欲しい。
ここに立つ木柱には「鳴神山自然探勝路」と書かれていて、駒形口ともあった。
登山路は沢の流れを右に見ながら続いている。まだ朝早くて薄暗いのだが、けっこうきれいな渓流なのだ。道は鬱蒼とした杉林の中で、渓流に沿って緩やかな登りが続く。
登山道入り口から20分ほど行くと「鳴神山登山道」と書かれた黄色の大きな標識があった。川北小学校の6年がつくったものらしい。この下に小さく山頂まで3500歩とある。反対の登山口までは1000歩となっている。ホントかヨ思ってしまうが、ここから歩数を数える気にもならない。ともかく頑張って歩いて行くことにした。
このすぐ先で、登山道は沢の中を行くようになった。岩が重なり、水が流れる道を登って行く。
沢の中に入ると岩場の登りで、けっこうきつい。さらに、沢の両側に岩壁がそそり立ち、その間を登ったりするのだ。岩にペンキ印があって、これを目印に登って行くのだ。ときどき沢から出て、土の道を行ったりするのだが、すぐに岩だらけの沢に戻ってしまう。
前の標識から20分ほど来たところに、再び川北小学校の標識があって、ここから山頂までは2500歩になっていた。あれから1000歩歩いたらしい。
傾斜はどんどんきつくなって、さらに10分ほど登ると、中間点の標識があった。やっと半分かと思ってしまう。山頂までは1時間半だけと思って軽くみていたのだが、相当ハードな登山である。
中間点のすぐ先で植林帯は終わって自然林になった。緑がきれいである。気を良くして歩いて行くと、再び岩の回廊があった。巨岩がそそり立つ間を急登する。この頃、水の流れはなくなっていて、岩礫の溝を登って行く。道の両側にはすさまじい岩壁が現れた。
登山道入口から1時間ほど登ったところで、道は涸れ沢から離れて、右の急斜面を登るようになった。すごい急斜面で、これを細かなジグザグで上って行く。この急登の中間で道は左に折れて、そこからは稜線に向かって真っ直ぐに登るのだ。稜線直下で、二度ほどターンして、ようやく平坦地に着いた。そこは神社の境内であった。ガイドブックによるとここが「雷神岳神社」で、雷神と書いてナルカミと読むのだ。狐の石像がたっているので、稲荷社らしい。山側に石の鳥居が二つたっている。一つはこれをくぐって登山道が山頂に向かっているのだが、もう一つは藪の中にたっている。これはなんの意味があるのかと思ってしまった。
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