BACK 鳴神山
2009年9月26日
鳴神山の次に根本山に登る。鳴神山からは直線距離では近いのだが、隣の尾根にあるので、一旦、南下して桐生市街まで戻り、それから再び北上して根本山登山口に着くのである。30kmほど走らなければいけない。
登山口に近づくと、車が2台ほど停まっていて、その先、道が分岐していて、直進方向は通行止めになっている。この通行止めの道が登山道である。
私もここに車を置いて身支度をした。
通行止めのゲートから林道を歩いて行く。5分ほど行くと杉の巨木の下に案内板がたっていた。この案内板の後ろに回り込むと橋がある。これが不死熊橋である。この橋の先にもゲートがあって、閉まっていた。ゲートの左の急斜面にロープが下がっていた。これが登山道なのだろうかと思ったが、ガイドブックを読むと、ゲートからもう少し林道を歩くらしい。
林道を10分ほど歩くと指導標があって、中尾根コースはここで鋭角に左折するのだ。ここには台形のコンクリートが置かれていて、そこに「根本沢林道」という金属プレートがはめ込まれている。これがガイドブックにある林道起点ということらしい。
この分岐から緩やかに登って行くと、すごい崖崩れの跡があって、さらに5分ほど行くと、ようやく登山道の入口であった。
登山口からは植林の広い斜面をジグザグに登って行くのだ。15分ほど登ると、ようやく杉林から自然林になる。緑の緩やかな尾根を行くと石の祠があった。
この先、緩やかに下って行くと思ったら、すさまじく険しい岩場を下らなければいけなかった。鞍部から登り返してピークの右を捲くと、すさまじい急登が待っていた。
尾根を行くようになると緩急の登りを10分ほど繰り返す。突然、道は鬱蒼とした桧の植林の中に入ってしまった。若い桧林なのだが、密に生えているので薄暗いのだ。この中を急登して、再び自然林の尾根を登るようになると、指導標が見えてきた。ここが中尾根十字路であった。左は根本沢に至るとなっていて、右には踏み跡が続いているのだが、標識はなかった。これは山頂を捲いて十二山に至る道である。根本山山頂へは目の前の急斜面をまっすぐに登って行くのだ。樹林の中を急登するのだが、下から見上げる限りではすぐに山頂に着けそうである。
もうすぐ山頂だという思いで必死で登って、5分ほどでピークに着くと、そこは山頂ではなかった。ここから長い尾根を北に歩いて行かなければいけないのだ。ガイドブックに中尾根十字路から山頂まで15分となっていた意味がわかった。
木の根が網のように張り出した尾根を歩いて行く。傾斜はほとんどない。途中に、つぶれた祠がぽつんとあった。ここから5分ほど緩やかに登ると、ようやく根本山山頂であった。石標があるので三角点と思ったらそれは違っていた。山名の標識は小さな木札がいくつか下がっているだけである。樹林の中で展望はまったくない。
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