関東百名山
ねもとやま 1199m

くまたかやま 1168m
不死熊橋登山口→45分→石の祠→35分→中尾根十字路→15分→根本山山頂→30分→十二山→20分→熊鷹山→20分→林道出合→1:00→不死熊橋登山口

根本山は桐生川の源流にあって、古くからの信仰の山である。尾根続きにある熊鷹山は絶好の展望地で、前日光の山々や関東を一望できるのだ。
熊鷹山から見る根本山

 登山口から根本山へ
登山道入口


不死熊橋の案内板


中尾根コース入口


この祠の先は岩場の下りだった


中尾根十字路


根本山山頂


根本山神社


BACK 鳴神山

2009年9月26日

鳴神山の次に根本山に登る。鳴神山からは直線距離では近いのだが、隣の尾根にあるので、一旦、南下して桐生市街まで戻り、それから再び北上して根本山登山口に着くのである。
30kmほど走らなければいけない。
登山口に近づくと、車が2台ほど停まっていて、その先、道が分岐していて、直進方向は通行止めになっている。この通行止めの道が登山道である。
私もここに車を置いて身支度をした。
通行止めのゲートから林道を歩いて行く。5分ほど行くと杉の巨木の下に案内板がたっていた。この案内板の後ろに回り込むと橋がある。これが不死熊橋である。この橋の先にもゲートがあって、閉まっていた。ゲートの左の急斜面にロープが下がっていた。これが登山道なのだろうかと思ったが、ガイドブックを読むと、ゲートからもう少し林道を歩くらしい。
林道を10分ほど歩くと指導標があって、中尾根コースはここで鋭角に左折するのだ。ここには台形のコンクリートが置かれていて、そこに「根本沢林道」という金属プレートがはめ込まれている。これがガイドブックにある林道起点ということらしい。
この分岐から緩やかに登って行くと、すごい崖崩れの跡があって、さらに5分ほど行くと、ようやく登山道の入口であった。
登山口からは植林の広い斜面をジグザグに登って行くのだ。15分ほど登ると、ようやく杉林から自然林になる。緑の緩やかな尾根を行くと石の祠があった。
この先、緩やかに下って行くと思ったら、すさまじく険しい岩場を下らなければいけなかった。鞍部から登り返してピークの右を捲くと、すさまじい急登が待っていた。
尾根を行くようになると緩急の登りを
10分ほど繰り返す。突然、道は鬱蒼とした桧の植林の中に入ってしまった。若い桧林なのだが、密に生えているので薄暗いのだ。この中を急登して、再び自然林の尾根を登るようになると、指導標が見えてきた。ここが中尾根十字路であった。左は根本沢に至るとなっていて、右には踏み跡が続いているのだが、標識はなかった。これは山頂を捲いて十二山に至る道である。根本山山頂へは目の前の急斜面をまっすぐに登って行くのだ。樹林の中を急登するのだが、下から見上げる限りではすぐに山頂に着けそうである。
もうすぐ山頂だという思いで必死で登って、5分ほどでピークに着くと、そこは山頂ではなかった。ここから長い尾根を北に歩いて行かなければいけないのだ。ガイドブックに中尾根十字路から山頂まで15分となっていた意味がわかった。
木の根が網のように張り出した尾根を歩いて行く。傾斜はほとんどない。途中に、つぶれた祠がぽつんとあった。ここから5分ほど緩やかに登ると、ようやく根本山山頂であった。石標があるので三角点と思ったらそれは違っていた。山名の標識は小さな木札がいくつか下がっているだけである。樹林の中で展望はまったくない。




 十二山と熊鷹山
根本山神社に着いた


十二山山頂


熊鷹山への登り


熊鷹山山頂


祠のある分岐に着く



尾根から右に下る


林道の登山口、標識はない


山頂からは東に延びる尾根を下って行く。木漏れ日の尾根をどんどん下って行くと、10分ほどで右からくる道が見えてきた。なかなか合流しない。私の歩いている道は尾根の上を忠実のアップダウンして行くのだが、この道は斜面をトラバースするように続いているのだ。
突然広場が現れた。これは根本神社の境内であった。すぐに祠が二つほどあって、下に錆びた鉄の塊がある。よく見たらそれは斧の刃のようである。
朽ちかけた鳥居があって、そこから数段の石段を下ると、つぶれた屋根がいくつも散らばっていた。
この神社からは尾根の右斜面をトラバースして行く。暗い桧林から明るい自然林を行くようになると、日が射すようになった。神社から10分ほどのところに指導標がたっていた。氷室山分岐である。ここで道は複雑に分かれていて、左に下って行くのが氷室山への道、尾根の右をトラバースして行くのが熊鷹山への縦走路であった。ガイドブックには十二山山頂は捲くと書いてあるのだが、ここでは尾根に沿って登って行けるようになっている。緩やかに登って行くとすぐに十二山山頂に着いた。山頂は平坦な尾根の途中といった感じで、樹林の中なので展望はない。木の枝にいくつか山名の札が下がっているだけである。
記念写真を撮って、先を急いだ。
時々日がさす林の中を歩いて行く。ほとんど傾斜はなくて、快適な縦走路である。
広い尾根は笹におおわれて、その中に木々が生えている。けっこうきれいなのだ。
十二山から20分ほど歩くと、登りがきつくなった。急斜面を登って行くと樹林から抜け出して、笹の斜面を登って行く。すぐに展望台のある熊鷹山山頂に着いた。
展望台といっても簡単な櫓のようなものである。でも、この上に登ったら、根本山を間近に眺めることができた。ここからは赤城山や日光連山を展望できるというのだが、遠くの山は霞んでしまって、よくわからなかった。

この山頂には三角点があった。関東百名山の根本山に三角点はなかったのに、熊鷹山にはちゃんと二等三角点があるのだ。根本山よりはこの熊鷹山ののほうが展望もあって、関東百名山にふさわしいのではないかと思ってしまった。
山頂から急下降するとすぐに祠があって、朽ちてゆがんだ鳥居もあった。ここは分岐点で、左に行くと西沢に至るのだ。私は真っ直ぐに下って行く。
すぐに尾根から右に下る分岐があった。真っ直ぐに行くと丸岩岳に至るのだ。立ち寄りたいという気もしたが、疲れてきているのでそのまま下ることにした。
10分ほど急降下すると林道に着いた。ここが熊鷹山の登山口ということになるはずだが、入口に標識はなくて、切り株に黄色のテープが捲かれているだけであった。
あとは林道を1時間ほど歩かなければいけない。けっこう傾斜がきつくて、岩もゴロゴロしているので歩きにくい。それでも、走るように下って行って、車の前に戻ったのは1420分であった。


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