2010年春 関東登山 
みょうじょうがたけ

標高 923m
明神ヶ岳→35分→林道→50分→学校林跡地→20分→明星ヶ岳山頂→10分→大文字肩→35分→宮城野橋バス停

私は明神ヶ岳に登ろうとやってきたのだが、登山口の地図を見ているうちに金時山から明神ヶ岳・明星ヶ岳への大縦走を思い立ってしまった。小田原から見ると、宵の明星がこの山の上に輝くらしい。
明星ヶ岳山頂

 明神ヶ岳から宮城野下山口へ
最乗寺との分岐


道を間違えて林道に降りてしまった


間違えた林道からの登り口


学校林跡地の説明板があった


明神登山道の標識があった


宮城野下山口

BACK 明神ヶ岳

2010年5月21日

明神ヶ岳山頂から
7分ほど下って灌木のトンネルに入ると、最乗寺の分岐があった。このすぐ先に摂政宮行啓記念碑がたっていた。摂政といったら、大正天皇の摂政を務めた昭和天皇のことである。今の皇太子もそうだけど、天皇家はけっこう登山が好きなのだ。ヤマヤの私としてはとてもうれしくなってしまう。このすぐ先に矢佐芝・塚原駅への分岐があった。
この先で樹林の中に入ると、赤土のえぐれた道になった。
尾根をまっすぐにどんどん下って行くと、直進方向が通行止めになっていて、道は右に急下降するようになっていた。なにかで迂回路になっているのではないかと思って、通行止めの道を行ってしまった。尾根の快適な道で、道もしっかりしている。快適にどんどん下って行くと、最後に笹を刈り払った所に出て、その先で、尾根から右にハシゴで下るのだった。下ったら林道に出てしまった。さて、どっちへ行ったらいいのかと、地図と磁石で確認したら、とんでもないところに来ていた。明星ヶ岳へは、南に続く尾根を下らなければいけないのに、私は東に連なる尾根を下ってしまったのだ。どうしようかと思ってしまう。地図をよくみると、林道が沢に入り込んだところに細い登山道がある。これを登ったら明神への尾根に登れるようだ。ともかく林道を行ってみることにした。ところが登山道は見つからない。ぜったい通り過ぎてしまったのではないかと思い始めたところで、登山道の入り口を見つけた。新しい丸太で階段になっている。この道を登ることにした。ところが、途中で道はなくなってしまった。でも、引き返すわけにはいかない。かすかな踏み跡をたどって、尾根に向かって急登した。急斜面にはイバラがたくさんあって、腕や手が傷だらけになってしまった。それでも、斜面をひたすら登ってようやく尾根の上に着いた。予想通り登山道があった。ほっとした。ここには「学校林跡地」という説明板があった。白山中学校の学生が昭和25年に、4ヘクタールの斜面に植林を行ったらしい。今は町村に移管されてしまったが、私が必死で登ってきた道なき斜面の林は学校林だったのだ。
この尾根を左に登って行く。
5分ほど登って行くと、明神登山道という指導標がたっていて、まちがいないことがわかった。
指導標のすぐ先で緩やかな下りになった。行く手には濃い緑の樹林におおわれた山が見える。これが明星ヶ岳だろうと思う。(違ってた。まだこの奥なのだ)登山道はその樹林の間にうねって続いている。
防火線のような広い道を歩いて鞍部に着き、さらに緩やかに登って行くと、樹林の中に入った。林の中を少し登ると右に大きなアンテナがあって、そこから少し行くと宮城野への下山口があった。ここからは山頂を往復して
、この道を下るのだ。



 明星ヶ岳山頂から宮城野へ下山
明星ヶ岳山頂


大文字の肩に着いた


宮城野の明星ヶ岳登山口


バスで公時神社に戻った


明星ヶ岳はここからもう少し尾根を行くのだ。防火線のように広く切り払われた尾根を行くと、左の林に明星ヶ岳の説明板がたっていた。ここが明星ヶ岳の山頂であった。
道の傍らは小高くなっていて、その上には御嶽大神と刻まれた大きな石碑があり、その前には朽ちてぼろぼろになった鳥居がたっていた。石碑の両脇には石仏もたっている。時間は
16時を過ぎていた。だいぶ予定から遅れているのだが、少し休憩することにした。道を間違えたりしたものだから、すごく疲れたのだ。
ここで、水がなくなった。
宮城野への下山口に戻って、あとはひたすら下って行く。
7分ほど下ると展望が開けて、草地の斜面が広がっていた。ここが大文字の肩であった。さらに急な下りは続く。電柱が防火線のように一直線に続いている。登山道はこれを縫うようにつけられていて、なんども電線の下を横切るのだ。
急な下りが続くのだが、この下りは長かった。下っても下っても、道は続く。
丸太の階段道になると、下にアスファルトの道が見えてきた。降り立ったのは1642分。入り口に立つ指導標には明星ヶ岳まで65分と書かれていた。
舗装道を右に下って行く。家が建ち並ぶようになったら、広い車道に出た。ここが養老院のある交差点である。車道を右に行くと車が激しく行き交う道に出て、左に橋を渡ったところに宮城野橋バス停があった。水なしで下って来たので喉がカラカラ、自販機でサイダーを買った。
バスは10分も遅れてやって来た。仙石バス停で降りてから金時神社入り口まで15分ほども歩かなければいけなかった。
駐車場に着いたのは1735分、車の横でうどんをつくって食べた。


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