2010年春 関東登山 
みょうじんがたけ

標高 1169m
金時山→15分→尾根分岐→15分→うぐいす茶屋→1:00→火打石岳→15分→宮城野分岐→25分→明神ヶ岳山頂

明神ヶ岳は小林泰彦の日本百低山に選ばれているので、ずうと登りたかった山なのだ。宮城野から単純に往復するのではつまらないので、金時山から縦走することにした。
縦走路から仰ぐ明神ヶ岳

 金時山から火打石岳へ
尾根の分岐に戻った


うぐいす茶屋


丈の高い笹藪


火打石岳の案内板があった

BACK 金時山

2010年5月21日

金時山山頂から12
分ほどで尾根の分岐に戻って、さらに真っ直ぐに尾根を下って行く。展望の尾根で、行く手にはこれから縦走する長大な尾根が続いている。神山や仙石原を眺めながらどんどん下って行く。道の両側は背の低い笹藪で展望は最高なのだ。
分岐から
15分ほど下ると、下に緑の屋根が見えてきた。これが矢倉峠の「うぐいす茶屋」であった。小屋の前に着いたが、茶店は閉まっていた。
うぐいす茶屋の後ろで、左折する。直進すると仙石原に下ってしまうのだ。この先は、道の両側に背の高い笹が壁のように連なっていて、その間を緩やかに上って行くのだ。前方には草に覆われたなだらかな山が見え、その頂に向かって登山道が続いている。この登りから振り返ると、金時山が坊主頭のように聳えていた。
緩やかなアップダウンを繰り返す縦走が続く。緩やかに上って行くときは笹藪の間の明るい道で、鞍部に下ると灌木のトンネルの中に入る。
屏風のように横に広がる明神ヶ岳が近づいてくると、山頂付近に火口壁を表す赤茶けた崖が見えてくる。でも、まだずいぶん遠いのだ。
いつのまにか尾根の左斜面をトラバースするようになって、鬱蒼とした樹林の中を行くようになった。山襞に沿って行くので、大きなカーブを繰り返す。ようやく尾根に合流すると、そこに火打石岳という説明阪がたっていた。山頂へ向かう踏み跡があったので、行ってみた。最初から心細い踏み跡だったのだが、登って行くにつれてはっきりしなくなり、イバラの木が混じっていたりで、大変な道であった。山頂付近は笹を切り払ったばかりのようで、鋭い茎がいっぱい突き出ていて、足を突き刺してしまいそだった。ようやく山頂らしきところに着いたが、標識とかはなくて、がっかりして戻った。
ここから明神ヶ岳までは40分である。



 明神ヶ岳山頂へ
正面に明神ヶ岳を仰いで行く


最乗寺奥の院分岐


赤土の崖が現れた


明神ヶ岳山頂


行く手には赤い崖を持って、横に大きく広がる明神ヶ岳が迫ってくる。あの長大な稜線のどこが山頂なのだろうと思ってしまう。

火打石岳分岐から35分ほど来たところで、地べたに指導標が置かれていた。そこから右に下って行く細い道があった。ここが宮城野分岐のようである。
防火線のような広く切り開かれて道を緩やかに上って行く。振り返ると金時山がずいぶん遠くなっている。途中、下りになって、赤土の抉れた道を行くところもあったが、すぐに明るい防火線道になった。
すばらしい眺めの尾根道を行く。道ばたにはツツジも咲いていて、行く手に平らかに広がる明神ヶ岳。すばらしい稜線歩きである。
灌木の入り口に最乗寺奥の院の分岐があった。地図でみたら、ここから山頂まではまだかなりあった。
ミツバツツジの花を眺めながら行き、灌木のトンネルを抜けると赤土の崖が現れた。山頂が近いのではないかと、足を急がせたが、山頂には着かない。なんどか灌木の中に入って、それを抜けると火口壁が広がる。
緩やかな下りになって、山頂は過ぎてしまったのではないかと心配しながら行くと、裸地の広場に着いた。そこが明神ヶ岳山頂であった。14時であった。
広場にはぽつんと明神ヶ岳の説明阪がたっていて、ベンチが一つだけ置かれていた。崖側に方位盤がたっているのだが、土台が崩れつつあるようで、板で補強されていた。
景色を眺めながら休憩したのだが、水が残り少ないことに気づいた。駒ヶ岳から下山したときに補給するのを忘れたのだ。こんなときに限って太陽は強く照りつけて、すごく喉が渇くのだ。


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