BACK 稲含山
2009年10月14日
さて、稻含山の次は御荷鉾山に登る。稻含山登山口からは25kmほどである。
御荷鉾山は東西に二つの山が連なっている。西御荷鉾山と東御荷鉾山で、私はこの二つに登りたいと思っているのだが、縦走すると帰りは長い林道歩きになってしまう。そこで、二つの山の中間の投石峠からそれぞれの山に往復することにした。
峠から歩き始めたのは11時15分である。峠にはちょうど二台分くらいの駐車スペースがあって、1台停まっていた。
まず、西御荷鉾山に登る。行く手に丸く大きく聳えているのが西御荷鉾山である。
林道から指導標に従って山道に入と、すぐ右に大倉山と書かれた大きな石碑がたっていた。大倉山ってなんだと思ってしまう。
本当に細い尾根を行く。すぐ下には林道が通っていて、この林道工事で尾根が削られてしまって細くなったようだ。
広い尾根になると、急な階段道であった。檜林の中に階段が延々と続くのだ。
15分ほど急登を続けると、階段道が終わって自然林に入る。紅葉が始まっていて、きれいだ…と思ったら、すぐにまた檜林であった。この檜の急斜面をジグザグに急登する。この山はまったく変化がなくて、ひたすら樹林の中を登るのだ。
ようやく行く手が明るくなって、傾斜が緩まる。
背の高い笹の間を行くと、日野小柏へ下る指導標があった。そのすぐ先が山頂であった。山頂は芝生の広場で細長い。6人の登山者がいた。私は御荷鉾山はまったくの無名の山と思っていたので、登山者がいるのには驚きだった。
山頂入口には二体の不動明王の石仏がたっている。
山頂広場は広くて、新しい山名の標識がたっている。その傍に二等三角点があった。
芝生になった広場には灌木がいくつか生えているのだが、その根元には石仏が置かれている。この山は信仰の山なのだ。
山頂からは展望が広がっているのだが、遠くの山は霞んで見えない。午前に登った稻含山らしき山影が見えた。霞んでいるので、シルエットでしか見えないのだ。山頂からは東御荷鉾山が見えると思っていたのだが、樹林がジャマして見ることはできなかった。
登ってきた道を引き返す。樹林の中の下りで、まったく展望はない。それでも、登山口の近くまで降りてきて、樹林の間から東御荷鉾山を見ることができた。
登山口に戻ったのは12時25分である。
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