関東百名山
かさがたけ

標高 2057m
鳩待峠→1:10→原見岩→→笠ヶ岳分岐→1:00→小笠→35分→湯ノ小屋分岐→20分→笠ヶ岳山頂→20分→湯ノ小屋分岐→35分→小笠→1:15→笠ヶ岳分岐→1:15→鳩待峠

笠ヶ岳という山は全国あちこちにあるのだが、これは尾瀬の至仏山のすぐ隣の山なのだ。登山道からの展望はすばらしくて、尾瀬ヶ原や燧ヶ岳を眺めることができ、湿原もあるのだ。尾瀬に行くときは是非立ち寄ってほしい。
笠ヶ岳

 登山口から原見岩
ハイカーでいっぱいの鳩待峠


登山口


泥濘もあった


樹林から抜け出した


原見岩に着いた


BACK 武尊山

201088

戸倉の有料駐車場に泊った。尾瀬の鳩待峠行きの一番のバスは440分なので、これに乗るつもりで早起きをした。4時に行動を開始したら、まだ暗かった。
鳩待峠へはバスか乗り合いタクシーで行くのだが、この共通乗車券は900円なのだ。身仕度を終えてバス乗り場に行ったら、乗り合いタクシーが待っていて、これに乗ってしまった。
国道から鳩待峠への入り口はまだゲートが閉まっていて、5時にならないと通行できないのだ。乗り合いタクシーがすでに1台待っていて、後からバスなどが次々とやってくる。
鳩待峠に着いたのは510分であった。
次々と到着するバスや乗り合いタクシーで、あっという間にハイカーで賑やかになった。
私はここから至仏山への道を行く。登山ポストのたつ登山口から歩き始めたが、ハイカーはみんな尾瀬ヶ原を目指すので、この道を行くのは私だけであった。樹林のなかの緩やかな登りが続く。25分ほど歩くと小さな広場があって、そこに至仏山まで3.5km、鳩待峠まで1kmという指導標があった。まだ1kmしか歩いていない…。でも、至仏山は意外と近いのだ。
この先傾斜が増して、木の階段が現われた。そんな急な階段ではないのだが、登りが続く。20分ほど登って行くと、森林から抜出して展望が広がった。空は薄曇りで青空は見えないのだが、遠くの山々を見ることができる。
大きな山が見えるがこれは何だと思ったら、燧ヶ岳であった。さらに遠くの山並みの中に日光白根山が見えた。そして大きな山塊が見える。これは昨日登った武尊山であった。久しぶりに展望が見れて、すごくうれしくなった。

気をよくして登って行くと、樹林の奥にきれいな三角形の山が見えた。これが今日登る笠ヶ岳であった。すばらしい山である。
道は緩やかになって、木道になった。鳩待峠から2kmの指導標に着いたのは615分、ちょうど歩き始めて1時間であった。
木道を緩やかに登って行くと、行く手には岩に覆われた至仏山が見えてきた。登山道の展望が開けると、そこが「原見岩」であった。尾瀬ヶ原とその上に聳える燧ヶ岳を眺めることができる。絶景である。



 原見岩から小笠へ
オヤマ沢田代に着いた


笠ヶ岳と至仏山の分岐


笠ヶ岳への道


小笠山頂


原見岩からジグザグに急登して、
15分ほど行くと、水場があった。オヤマ沢という指導標がたっていて、鳩待峠から2.9km歩いたことになる。
ここの水でのどを潤して元気に出発。7分ほどで湿原に飛び出した。「オヤマ沢田代」というのだ。小さな池塘が見えた。木道の向うには至仏山が見えて、すばらしい湿原なのだ。ただ、花が少なかった。
湿原から林に入ったところが笠ヶ岳と至仏山の分岐であった。笠ヶ岳を経由して湯の小屋温泉まで12kmとなっていた。時間は650分になったところである。
針葉樹の中を歩いて行き、振り返ると岩におおわれた至仏山がすごい迫力で見える。(本当はこの岩の山は小至仏山で、この奥の平らかな山が至仏山なのだ)
樹林から抜出すと指導標がたっていて、笠ヶ岳まで2.8kmと書かれていた。そして、ここが悪沢岳であった。まったく山頂という感じではないのだが。
ここからは展望の開けた草原の尾根を緩やかに下って行く。行く手には小笠とその左に大きく笠ヶ岳が見える。笠ヶ岳の左奥には昨日登った武尊山。すばらしい眺めだ。
どんどん下って行ったら、突然ロープが下がる岩場があった。短いもので、すぐに通過できた。
少し行くと針葉樹の林に入ってしまった。困ったことに道が至るところでぬかるんでいる。これを避けながら歩いて行くのは、けっこう煩わしい。
林の中を15分ほど緩やかに下ると、笠ヶ岳まで1.5kmの指導標があった。もう少しである。
ここから緩やかな登りになって、10分ほどで林から抜出した。展望の開けた草原の道を行くと山の斜面に指導標が立っている。ここが小笠であった。指導標の横に細い踏み跡が山頂に続いている。もちろん登って行った。
岩場を越えると山名標識の立つ山頂である。小笠の山頂はすごく狭い。
山頂の向うにはダム湖が見え、至仏山、笠ヶ岳の眺めがすばらしい。
山頂から少し降ったところで休憩した。



 小笠から笠ヶ岳へ
樹林に入ると道は泥濘


笠ヶ岳のすぐ下に着く


湯の小屋分岐、山頂への登りが始まる


山頂への登り


笠ヶ岳山頂


小笠から少し行くと再び樹林に入って、泥濘に悩まされながら歩いて行く。登山道は笠ヶ岳の左斜面に近づいて行く。近くから見上げる笠ヶ岳の山頂はすさまじい岩山であった。
遠くから見たときは、きれいな緑の三角形の山だったのだが…。
登山道は笠ヶ岳の左斜面をトラバースして行く。この道はすばらしいお花畑であった。たくさんのきれいな花を眺めながら歩いて行くと、行く手には大きな池が見える。お花畑から緩やかに下って、分岐の指導標に着いた。真っ直ぐに行くと湯の小屋で、山頂へはここから鋭角に右折するのだ。
いよいよ山頂に向かっての急登が始まる。初めはザラザラの砂礫なのだが、すぐに岩場を登るようになる。この岩はなぜか滑りやすくて、しっかりした足場を確認しながら登らなければいけなかった。岩場にはペンキ印がなくて、時々、道を間違えてしまう。
でも、この岩場にもたくさん花が咲いていた。
笠ヶ岳山頂到着は845分であった。山頂からは至仏山や武尊山の眺めがすばらしい。武尊山の山塊の右に、鋭く屹立する山が見える。これが武尊山の剣が峰であった。武尊山では雲で景色を見ることができなかったのだが、今日はすばらしい眺めだ。
三角点が見えるので確認しに行ったら、それは山と刻まれた標石であった。
山頂で休んでいたら、二組の登山者がやってきた。笠ヶ岳に登る人なんてほとんどいないのではないかと思っていたのに、けっこう人気があるらしい。
910分に下山開始。帰りはのんびりと花の写真を撮りながら下った。
至仏山との分岐に戻ったのは1045分、この下の水場で冷たい水を飲んで、それから走るように下って行く。今日は日曜ということもあって、家族連れの登山者も多い。原見岩ではすっかり晴れた尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を眺めることができた。
どんどん下って鳩待峠到着は1145分である。
峠を1150分発のバスに乗って、戸倉の駐車場に戻った。


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