関東百名山
にっこうしらねさん

標高 2578m
菅沼登山口→2:00→弥陀ヶ池→1:00→白根山山頂→1:00→避難小屋→40分→前白根山→35分→五色山→30分→国境平→20分→金精山→40分→金精峠→30分→菅沼登山口

奥白根山とも呼ばれる日光白根山はさすがに百名山だけあって、本当にすばらしい山であった。美しいお花畑、白根山を映す池、山頂はすさまじい岩峰なのだ。
弥陀ヶ池から見る白根山

 登山口から弥陀ヶ沼へ 1995年湯元コース登山の記録

白根山登山口


案内板の前を右折する


大きな苔むした岩の間を登る


弥陀ヶ池まで1.9km地点


弥陀ヶ池まで900m地点


弥陀ヶ池直前

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201088

明日は日光白根山に登ろうと思っている。昔、湯元からのコースを登っているので、今回は別のコースを歩きたい。ガイドブックには湯元からのコースの他に白根山ロープウェイで上まで行って散策するコースを紹介しているのだが、これは論外である。私は何度か金精峠を越える道を走っているので、菅沼に登山口があることを知っている。今回はここから登ろうと思うのだ。そのコースを書いたガイドブックはないのだが、なんとかなるだろう。
登山口にはドライブウェイがあって、駐車場はほとんど満車であった。18時を過ぎたら、車がほとんどいなくなったのだが、この駐車場は閉鎖してしまうのだという。登山者用は登山道へ通じる舗装されない道に停めるのだそうだ。
車を移動させた。

89

夜半から雨になった。朝になっても降り続いていて、今日の登山は無理のようだ。ここで停滞してもいいのだが、携帯が圏外で、この先の天気情報が得られない。どうしようかと思いながら、車の中で本を読んでいたら小雨になって、8時半頃には少しだけ青空が見えるようになった。傍に停まっていた車から登山者が出かけて行った。私も出発することにした。
歩き始めたのは9時少し前である。
広い林道のような道を歩いて行くと、突き当たりに白根山登山道の案内板がたっている。登山道はここで右折するのだ。案内板のマップをみたら区間の時間が書いてあったので助かった。ガイドブックがないので、山頂までどれくらいかかるのかわからなかったのだ。ここから弥陀ヶ池まで2時間ということであった。
ここから少し行くと鬱蒼とした樹林のなかに入って、しばらく緩やかな登りが続く。道端には苔むした大きな岩がいっぱいで、深山という感じだ。道もゴツゴツした岩に覆われていて、けっこう歩きにくい。
登山口から25分ほど歩いたところに指導標がたっていて、弥陀ヶ池まで1.9kmと書かれていた。1kmだけ歩いたのだ。
ここからは傾斜が増して、ジグザグの登りになった。樹林の間から谷を挟んだ向うに尾長見えた。これが帰りにたどるつもりの金精山の稜線らしい。
さらに急登が続く。登山口のドライブウェイも見下ろせ、その左には濃い緑の沼が見えた。これが菅沼らしい。

涸れ沢のような大きな岩だらけの中を登る。この頃、登山道に日が差し始めた。空はすっかり晴れている。弥陀ヶ池まで0.9kmの指導標に着いたのは107分、登山口から1時間10分であった。
傾斜は緩やかになって、針葉樹の林の中を斜めの登って行く。20分ほどで林から抜出して、黄色い花がたくさん咲くお花畑に出た。この中を少し行くと、突然、池の前に出た。ここが弥陀ヶ池なのだ。池の向うには白根山が大きく聳えている。感動的な眺めである。ここでたくさん写真を撮ってしまった。この沼の畔の斜面はお花畑になっていて、黄色の花がいっぱいに咲いている。説明板によると、ここはシラネアオイの群生地なのだそうだが、シラネアオイは一つも見えなかった。
沼の畔に続く木道を歩いて行く。すぐに五色沼との分岐に着いた。



 弥陀ヶ沼から白根山山頂へ
五色沼への分岐が見えてきた


五色沼分岐から山頂への道


岩壁の狭間に登って行く


日光白根山山頂


五色沼分岐には山頂付近の散策路のマップがあって、山頂まで
1時間となっていた。急坂・岩場とも書かれていた。
きれいなお花畑の中を登って行く。岩だらけの急な道を登ると、再び緩やかなお花畑の斜面に出た。振り返ると、エメラルドグリーンの弥陀ヶ池が見える。尾根の左には砂礫の斜面を持った山が見える。これが帰りに登る前白根山である。
気持ちのいいお花畑の中をのんびり歩いて行くと、しだいに傾斜がきつくなって、岩だらけの広い道を急登するようになった。登って行くにつれて、道は巨岩のそそり立つ、谷間に向かって行くのだ。すごいガレ場の登りになった。道はまっすぐに岩の谷をつめて行く。とんでもなく険しい道である。このまま谷を詰めて行くのかと思ったら、稜線の直下で右折して、急な尾根を行くようになった。この頃、雲が湧き上がって、景色を隠してしまった。霧の中に、ぼうっとすさまじい岩峰が見え、尾根の下は断崖になっていることがわかる。山頂部はすさまじい岩峰からなっているのだ。
ようやく指導標がたつピークが見えてきた。でも、ここは山頂ではなくて、向かいの岩峰から話し声が聞こえる。霧の中に山頂がかすんで見えた。
一旦、急下降して、もう一度岩場を登る。巨岩の上に山名の標識がたつ白根山山頂に着いたのは11時半であった。
山頂はすごく狭いのだが、私が登ってきた反対側には緩斜面があって、ここで休憩することができる。冷たい風が吹いているので、風を避けて腰を下ろした。霧でよく見えないのだが、山頂はすさまじい断崖の上にあるようだ。登山者が次々と上がってくる。
騒々しいので、早急に出発することにした。
霧の中、岩場を下ると神社の祠があった。奥白根山神社というのだ。



 白根山から前白根山へ
霧に中を行く


避難小屋に着いた


行く手に前白根山


前白根山への登り


前白根山山頂


白根神社から指導標に従って、五色沼方向に向かう。火口原のような平坦地を歩いて外輪の尾根に登ると、そこに避難小屋を指す指導標がたっていた。
広大なお花畑を下に見ながら歩いて行くと、砂礫の急な下りになった。急斜面を細かなジグザグでどんどん下って行く。

林の中に入ると緩やかな下りになって、草原の広場に着く。ここに小屋があるのかと思ったらそうではなかった。草原から左折して、谷間を緩やかに下って行くと赤い屋根のが見えてきた。避難小屋はペンキを塗り替えたばかりで外観は新しいのだが、入り口の扉は建て付けが悪くて開けるのに苦労した。中は二段ベッドのような造りであった。
小屋の前に指導標が立っていて、直進すると五色沼。私はここで右折して前白根山に向かうのだ。小屋の横から鬱蒼とした林の中に入る。鹿の群れがいて、いっせいに走って逃げて行った。
急な斜面を斜めに登って行く。樹林の間からは五色沼が見える。小屋から
10分ほどで稜線の上に着いた。小屋から前白根までは40分かかるはずなのにずいぶん早い。広い尾根を歩いて行くと、霧がしだいに晴れてきて、今歩いている稜線の右に砂礫の山が見えてきた。これが前白根山である。この尾根からもう一度登らなければいけないのだ。
それにしても、今私が歩いている尾根はすばらしいお花畑である。
霧が晴れて、前白根山がはっきりと見えるようになった。そして、この稜線からは五色沼をきれいに眺めることができる。いつのまにか白根山にかかっていた雲もなくなっていた。すごい眺めである。
尾根は緩やかに下って、草原の窪地に着く。ここで五色沼と前白根山の道が分岐する。

前白根山へは岩だらけの砂礫の急斜面を登って行く。道がはっきりしなくて困ったが、なんとか踏み跡を探して急登して、ようやく指導標の立つ稜線に着いた。前白根山山頂へはここから少し右に行くのだ。
山頂からは正面に大きく白根山を眺めることができた。

山頂から少し離れたところに三角点が見えたので行ってみたが、それは三角点ではなかった。紛らわしい…。
山頂標識の後ろには小さな祠もあった。これは新しいものである。

山頂では雲が晴れてくれて、眺めも堪能できたので、大満足である。



 五色山から金精峠へ
五色山に向かう


五色山山頂


金精山山頂


ロープにすがって下る


金精峠


前白根山から五色山を目指す。稜線をのんびり歩いて行ったら五色山…と思ったのは甘かった。いったん大きく下らなければいけないのだ。どんどん
下ってしまう。このままでは五色沼の畔まで下ってしまうのではないかと心配になるほど下ってしまった。
鞍部から登り返していったん砂礫の斜面に出て、それから潅木の間の尾根を急登する。五色山山頂に着いたのは1325分であった。大きなケルンが二つ立っていて、山頂からはすぐ下に五色沼を見ることができる。
山頂にたつ指導標は、直進すると弥陀ヶ池、右折が湯元となっている。私の目指す金精峠へはどっちを行ったらいいんだ…。地図をみたら、金精峠へ続く稜線の途中から湯元に下る道があるのだった。
稜線を行くと、右下に湯元湖とその湖畔に温泉街が見えた。湯元は意外と近いのだ。樹林の稜線をどんどん歩いて行くと、20分ほどで湯元との分岐に着いた。指導標には国境平と書かれていた。
針葉樹の稜線を
10分ほど行くと、すごく急な登りになった。痩せた尾根を登って行くのだが、この尾根の右は断崖であった。ようやくピークに着くと、指導標がたっていて、ここから少し右に入ると金精山山頂であった。木立に山名標識がくくりつけてあった。
金精山を越えたら、あとは金精峠である。20分ほども下ったら着けるだろう…と思ったのは甘かった。すさまじい急降下になった。ロープが下がる岩場の連続で、特に、垂直に立っている木の梯子を下るのは怖かった。梯子は少しねじれていて、いかにも危なげなのだ。ようやく緩やかな尾根を行くようになったのは金精山から25分ほどもたってからである。
せばまった尾根を歩いて行くと、行く手には赤茶けた断崖が見えてきた。これが温泉岳の斜面である。峠は近いらしい。

樹林の尾根を緩やかに下って、林から抜出したら指導標がたつ峠が見えた。やっと金精峠に着いたのだ。峠に下る道の左にはコンクリート造りの御堂があった。
峠のベンチで一休み。ここからは湯元湖とその上に聳える男体山が見えた。戦場ヶ原も見え、そのさらに奥には中禅寺湖の一部が見える。すばらしい眺めだ。
金精峠から菅沼への下りは広いしっかりした道で、ジグザグに下って行くので急ではない。どんどん下って行くと、意外と早く緩やかな道になって、やがて車の音が聞こえてきた。登山道の右を車道が平行するようになって、やがて登山道は車道に合流してしまった。でも、この直ぐ先に登山口のドライブウェイが見えた。
車に戻ったのは1520分である。


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