BACK 三毳山
2008年10月11日
鹿沼市のどこかで泊まるつもりであったが、街はお祭りの真っ最中で人と車がいっぱい、おまけに市内は交通規制が行われていた。仕方がないので、明日登る古賀志山の登山口に車を走らせたら、まっくらで登山口がわからなかった。近くに泊まれるようなところはないかとカーナビで探したら、フラワーパークという観光施設があった。行ってみたら、もうつぶれてしまったようなところだったが、駐車場はあった。ここに車を停めて寝ることにした。
10月12日
夜が明けて、昨日行ってわからなかった登山口に向かうと、目印の稲荷大明神の鳥居はすぐにみつかった。鳥居が石段の上にあるので、昨日は暗くて見えなかったのだ。このすぐ近くに林道の入口があるので、これを100mほど行ったところで左折する。道はすごく細くて大丈夫なのかと心配になる道であった。すぐに登山道の入口らしきところがあって、その手前に1台だけ停めれるスペースがあった。
登山の準備をして歩いて行くと、どうも登山口とは違うみたいであった。林道をさらに50mほど行くと、左にすごく細い踏み跡があって、そこには「御岳―赤岩山」と書かれた標識があった。その下の小さなカードには籠岩・赤岩山の概念図が書かれていた。これが登山口に間違いないようだ。
薄暗い杉木立の中を登って行く。道の右は沢で、これに沿って登って行くと道を大きな岩が塞いでいた。これを左に捲くと、そこからは急な斜面をジグザグに登るようになった。やがて道は山側を右にして斜めに登って行くようになった。鬱蒼とした植林帯の登りが続いて、登山口から20分ほどでようやく稜線の上に着いた。そこにはさっきのカードと同じものがあって、下山路とかかれていた。このカードは城山山岳会がつけたものである。
ここから右に行けば赤岩山経由で古賀志山に至るのだが、まず左の籠岩に向かった。100mほど樹林の中を行くと、大きな岩があって、その先が開けている。恐る恐るこの岩の前に回り込むと、すばらしい展望であった。眼下には田畑や集落が見える。振り返ると、これから登る山が見えるのだが、その山腹は絶壁が見える。古賀志山は岩峰の山なのだ。
分岐に引き返して、樹林の尾根を5分ほど急登すると、三角点のあるピークに着いた。こんなところに三角点があるのかと驚いてしまった。三等三角点であった。
ここからは日光連山を眺めることができた。この男体山や真名子山塊の右に少し離れて、すごく立派な山並みがある。高原山であった。今日は快晴ですばらしい眺めである。早く山頂から360度の展望をみてみたい。
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