ゆうばりだけ

標高 1667m
登山口→20分→夕張ヒュッテ→1:30→冷水の沢→50分→望岳台→1:30→吹通し→20分→夕張岳山頂→1:30→馬の背コース分岐→1:30→登山口

昔、金山コースを登ったのだが、たいした山とは思わなかった。ところが今回のコースは素晴らしかった。湿原あり、お花畑あり、巨岩ありで変化に富んだ楽しい登山ができた。
夕張岳


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2006年813

今日は夕張岳に登るのだ。この山には釧路に住んでたときに一度登っている。花の百名山夕張岳には花の美しい時期に登るべきなのに、私が登ったのは晩秋で時期を外してしまった。それに金山湖から登ったのであまり印象に残らない登山だった。ガイドブックを調べると私が今回登ろうとしてるコースのほうが変化に富んでいておもしろそうなのだ。

昨日、雨竜湿原から車を走らせて登山口に着いたのは夜の9時頃で、登山口には私の他に車が2台停まっていた。
今朝、目が覚めると空はきれいに晴れている。今日は楽しい登山ができそうだ。
車の中でグズグズしていると、車がどんどんやってくる。今日は日曜日なのだ。しかも、社会全体は盆休みに入っていて、昨日が帰省ラッシュのピークだったらしい。今日の山は混雑するかもしれない。
すぐに出発することにした。出発は5時半である。
車止めのロープを越えて、林道を歩いて行く。かなり急な登りの道で、沢に沿って蛇行して続いている。
5分ほど歩くと尾根コースと冷水コースの分岐があった。どっちのコースを登るか悩んだのだが、結局、尾根コースを行くことにした。こっちのほうが楽なような気がしたのだ。
林道を歩いて行くと、やがて道は沢に向かって下って行く。山小屋がたっていた。夕張ヒュッテである。
小さな流れを渡って小屋の前に着く。登山道はどこだと探したら、今、渡った流れをもう一度渡りなおして続いていた。ここからは山道である。樹林の中を登ってゆく。
急な登りが続き、樹林の中のピーク二つ越した。それぞれに一の越、二の越という指導標が立っている。
分岐から1時間半ほどで冷水コースと合流して、樹林の中の尾根道を登って行くと、左には三角形の岩峰が見えてきた。これが滝の沢岳であった。
視界が開けると登山道の頭上に大絶壁が聳えている。前岳なのだ。すさまじい絶壁である。これを登るのは大変だ…と思ったら、捲いてしまうのでのでほっとした。頂きにはすでに雲がかかり始めている。今日は快晴のつもりで展望を大いに期待していたのだが心配になってきた。登山道は前岳の下を横切って続いている。
樹林から抜けて展望が開けたテラスに着く。「望岳台」というのだ。ここから滝の沢岳の眺めはすばらしくて、その奥には鋭く屹立する芦別岳も見える。夕張岳はたおやかな花の山だと思っていたのだが、予想に反して岩峰があちこちに聳える山なのである。
望岳台から歩いて行くと広い台地が広がっていて、その中に岩塔がいくつか立っている。夕張岳というのはこんなに変化に富んだ山だったのかと驚かされる。その岩塔の中で一番大きいのがガマ岩なのだ。台地の向こうには夕張岳が聳えているはずなのだが、雲に隠れて見えない。残念だ。
台地は笹薮に這い松が混じる緑の絨毯で、ほとんど平坦な道が続く。
振り返ると前岳の岩峰が一望できて、その険しさに驚いてしまう。つくづく前岳を越えるルートでなくて良かったと思ってしまうのだ。
望岳台から30分ほど行くと登山者が5、6人休憩しているところに着いた。ここが憩い沢で水場がある。飲んでみたがうまかった。
憩い沢の指導標には山頂まで2.9kmと書かれていた。まだ山頂までは遠い。
笹薮の間に続く道を行くと前岳湿原に着いてお花畑があった。湿原は木道を歩いて通過する。花が咲く向こうにガマ岩などの岩塔が点在し、夕張岳山頂にかかっていた雲がしだいに晴れてきて山頂部が見えてきた。山はやっぱり晴れていなければ…と思うのだ。
きれいに咲く花を眺めながら湿原を通過すると、大きな岩の前に着いた。男岩という指導標がある。男があるのなら女岩もあるのだろうとあたりを見回したがそれらしきものは見えなかった。
登山道にはともかく花が多い。もう八月の半ばなので花の最盛期は過ぎているのだが、それでもたくさんの花を見ることができる。さすがに夕張岳は花の山といわれるだけはある。
這い松と笹の道を歩いて行くと、どんどんガマ岩が近づいてくる。大きな岩山である。このガマ岩の左を通過するところには「ガマ岩岩石荒地帯」という標識がたっていて、岩石が崩れるので踏み込むなと注意書きがあった。このあたりも特殊な植物帯のようなのだ。このすぐ先にヒョウタン池があったが水は少なかった。
樹林から抜け出すとお花畑である。砂礫の中に木道が続いている。このあたり本当に見るものが多くて忙しい。次々とお花畑やすばらしい展望が現れるのだ。
1400m湿原を過ぎ、水場を通過する。
登山道は鋭い三角形の山と夕張岳の間の鞍部に向かって続いている。この三角の山が釣鐘山なのだ。
吹き通しに着くと一帯は砂礫の裸地である。これが夕張岳特有の植物群をはぐくむ蛇紋岩の砂礫なのだ。砂礫の中に高山植物が咲いて、ユウバリソウやユウバリコザクラ、ユキバヒゴタイといった花を見ることができるのである。でも、残念なことにこれらの花々は7月で終わってしまうのだ。もっと早く来るべきだった。くやしい。
でも、この砂礫の中をよく見ながら行くと、ユキバヒゴタイが咲いているのを見つけた。そしてユウバリソウも見ることができが花はもうなかった。
山頂に向かっての急登が始まるとすぐに金山コースとの分岐があった。私が以前、夕張岳に登ったときはこのルートを登ったのだ。
今、こうして二つのルートを比較してみると、今日登っているルートが絶対のお勧めである。
山頂へ向かって登って行くが、登山道にはきれいな花がたくさん咲いていて、つい写真を撮るために足を止めてしまう。
山頂直前には神社があって、鳥居にかかる額を見ると「夕張岳神社」と書かれていた。
ここから山頂はすぐである。
山頂到着は10時、たくさんの人が休憩していた。
登ってきた方向は霧が流れているて見えないが、山頂の東側は険しい岩峰の尾根が続いていた。迫力の景色である。
きれいな花々を見れて、そしてすばらしい展望、最高である。夕張岳を再訪して本当によかったと思った。
来た道を引き返す。来るときにたくさん写真を撮ったのだが、それでも、ついついシャッターを押してしまう。
冷水コースとの分岐に戻ったのは1220分であった。ここからは冷水コースを下ることにした。谷を下るのかと思ったが普通の尾根道で、樹林の中をジグザグに下って行く。
この途中に水場があって、ガイドブックにおいしい水と紹介されていたのでさっそく飲んでみた。冷たくておいしかった。
この水場から35分ほど下ると馬の背コースとの合流点で、登山口まではあと5分の下りだった。
車に戻ったのは1320分である。
天気にも恵まれて、すばらしい登山だった。


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1991年夕張岳登山



夕張岳登山口


夕張ヒュッテ


こんな標識がたっている


登山道から滝ノ沢岳


望岳台


憩い沢


前岳湿原


1400m湿原を行く


釣鐘岩を見ながら吹き通しへ


この裸地が吹き通し


金山コース分岐


山頂直下の神社


夕張岳山頂







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