BACK 暑寒別岳
2009年7月11日
釧路から車を走らせて、どうしても眠たくて、本別の手前の駐車場で仮眠してしまった。目が覚めたら4時頃であった。
すぐに車をスタートさせて、糠平湖を経由して層雲峡に向かう。今日登ろうと思っている天狗岳の登山口は上川から北見峠を越えた白滝にある。
白滝から北大雪スキー場へ向かう林道に入る。スキー場の駐車場に着いたのは8時頃であった。
今日の天気予報は15時くらいから晴れるとなっている。そこで、10時頃の出発にして、のんびりすることにした。朝食としてカレーうどんをつくって食べた。あとはコーヒーを飲んでゆっくりしていたが、結局出発は9時40分になった。空は厚い雲に覆われている。
登山道はスキー場の第一リフトに沿ってつけられているというので、まず第一リフトを目指す。ところが、ゲレンデにつけられた踏み跡は丈の高い草に覆われていて、これを掻き分けて登っていったら、朝露でぐっしょり濡れてしまった。でも、幸いなことにすぐにスキー場の作業道路に出た。これは林道のようにしっかりした道である。ゲレンデは草茫々なので、この作業道を歩いて行くしかない。
でも、この道はすごく遠回りなのだ。第一リフトをくぐってどんどん左の方へ歩いて行くと、ファミリーコースの第4リフトをくぐってから、ようやく上りになった。
すぐにまた平坦になって、深い樹林の中を歩いて行く。ターンをくりかえして歩いて行くと、30分ほどで第4リフトの終点に着いた。ここで右にターンして樹林の中を抜けると第1リフトの終点で、そこには続いて第2リフト乗り場がある。このリフト施設のところに「登山コース」という標識があった。
ここからはスキー場のゲレンデを急登するのだ。第2リフトの左に、ジグザグに上って行く道が見える。すごく急な斜面である。振り返ると北に山々が見える。北見富士や天塩岳が見えているはずなのだが、どれがそうなのかよくわからない。
急な登りが始まる。すごく急な斜面につけられた細かなジグザグ道なのだが、道幅がすごく広い。でも、道は石ころだらけですごく歩きにくかった。このガタガタの道をターンを繰り返して上って行く。最後に、急な斜面をまっすぐに登ると第3リフト乗り場に着く。もう11時になろうとしていた。
ここからはリフトの右をまっすぐに登って行く。さっきより傾斜はゆるやかなのだが、直登するため厳しい登りである。
登山道の両側には林が続いていて、リフトとは区分されている。これをあえぎながら20分ほど登ると、ようやく第3リフト乗り場に着く。
岩礫に覆われた広い斜面から灌木の間に入って、緩やかに登って行くと反射板が見えてきた。5分ほどで、反射板が立つピークに立つ。すばらしい展望が広がっている…はずなのだが、もう雲の中に入っていて、下は真っ白であった。
ハイマツの間に続く平坦な道を行くと、右に木柱の立つ小さな広場があった。ここが小天狗の山頂のようである。
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