北海道の山
にせいかうしゅっぺやま

標高 1878m
登山口→1:10→見晴台→1:00→大槍北側→30分→ニセイカウシュッペ山頂→20分→大槍北側→40分→見晴台→1:00→登山口

ニセイカウシュッペというのはアイヌ語で断崖絶壁の上にある山ということなのだそうだ。その通りで、登山道の途中にある大槍はすさまじい断崖であった。
見晴台付近から仰ぐニセイカウシュッペ

1993年層雲峡からの登山
 登山口から見晴台へ
登山口


平坦な広い道が続く


すごい泥濘もなった


山頂まで2km付近


見晴台


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2009712

道の駅白滝に泊まった。この道の駅は高速道路のパーキングエリアにあるのだ。ただし、今、高速道路が無料で開放されていて、高規格自動車専用道路ということになる。
青空が広がっている。今日は快適な登山ができそうである。朝から余裕で、きつねうどんを作って食べてしまった。
高速道路で大雪トンネルを抜け、登山口のある中越に着く。国道から左に林道があるはずなのだが、と探しながら走って行くと、ちゃんとニセイカウシュッペ登山口の標識があった。林道を走って行くと指導標があって、右折して橋を渡る。そのすぐ先で林道は鎖で閉鎖されていた。困った、ここから登山口までは13kmほどもある。どうしようかと思いながら鎖についた鍵をいじったら、あっさり開いてしまった。ナンバーを回転させずに締めていたらしい。助かった。ついでに番号も確認しておいて、帰りに備えた。
林道は最初はしっかりした道であったが、次第に砂利がしかれたガタガタの道になった。
登山口に着くと、車がいっぱいであった。今日は日曜日なのだ。
登山道入口の真ん前が空いていたのでそこに車を停めた。
ニセイカウシュッペ山に登るのは二度目である。昔は層雲峡側から登ったのだが、今は廃道になっていて、この白滝側から登るのが一般的なのだ。それに時間も短縮できている。
登山口には山頂まで5.5kmの標識があった。
ダケカンバや白樺のきれいな林の中を歩いて行く。ほとんど平坦な広い道が続く。
快適だ…と思いながら歩いていったのだが、20分ほどしたらみが泥濘が多くなった。歩いてゆくにつれてどんどんひどくなって行く。水たまりができていたりもする。
道いっぱいの泥濘を迂回しながら歩いて行くのはかなりうざったい。
山頂まで4kmの標識を過ぎると、泥濘帯を脱出した。そのかわり、傾斜は少しきつくなる。
頭上の樹林がなくなると背の高い笹藪が広がっていて、そこに灌木が生えている。その灌木の間から、行く手にすさまじい岩峰が見えた。これが大槍だろうか。すごい眺めである。でも、灌木がジャマをして、一気に展望が広がるということはない。早く見晴台に行って、このすばらしい展望を満喫したい。足を急がせる。
ところが、行っても行っても灌木がジャマをして展望が開けるところがないのだ。そのうち、雲が湧き上がってきて、この岩峰が半分隠れてしまった。
4人ほど登山者が休憩しているところがあった。そこからは灌木の上にニセイカウシュッペらしき山を見ることができる。



 見晴台から大槍北側へ
見晴台からの道


行く手に大槍


山頂まで1km付近


大槍の断崖


この先にもっと展望のいいところがあるのではないかと、さらに急いで歩いて行く。尾根は緩やかな登りが続き、両側には常に灌木が生えているのだ。その間からチラリチラリと岩峰やニセイカウシュッペが見えるだけなのだ。道の左側には深い谷があって、そこには雪渓が残っている。その谷をはい上がるように雲が湧き上がってきて、目指す山を隠してしまおうとしている。どんどん歩いて行くと、丸い大きな山と岩峰の間に三角峰が見えてきた。これがニセイカウシュッペだろうか。(…とずうっと思って登っていったのだが、これは前峰で、左の丸い大きな山が山頂なのだ。)

登山道は岩峰に向かって登って行く。その険しい尾根の右半分は湧き上がる雲で隠れている。雲に霞む大岩壁がいかにも険しい。
あと2kmの標識を見たのは97分、登山口から1時間20分ほど経過している。灌木に覆われた尾根を緩やかにアップダウンしながら歩いて行くと、見晴台の標識があった。私は見晴台はとっくに過ぎたと思っていたのだが、ガイドブックの標準時間以上に時間がかかっていた。せっかく見晴台に着いたのだが、この頃一番雲が湧き上がっていて、ほとんど何も見えなかった。
岩峰に向かって急登する。振り返ると、登ってきた尾根が一望できる。そして雪渓を残す谷が長く続いている。
登山道は岩峰を越えるのではなくて、この左を捲いてトラバースするのだ。よかった。
この頃から道は高山植物の花がたくさん見られるようになった。展望も開けた尾根をトラバースして行くと、雲が晴れて青空が広がる。行く手に三角の前峰が聳えて、そこから尾根が左に伸びて大きな丸い山に続いている。雪渓の谷を抱き込むように尾根が続いているのだ。ここまで来て、ニセイカウシュッペは大きな平たい頂をもつ山がそうだとわかった。
尾根の鞍部に着く。そこには山頂まで1kmという標識がたっていた。私は今までのトラバースで岩峰を捲いてしまったと思ったのだが違っていた。行く手にはさらに険しい岩壁がそそり立っていた。これが大槍である。断崖に沿って急登する。この急な登りの途中にもたくさんのきれいな花が咲いていて、足下が不安定でありながらつい立ち止まって写真を撮ってしまった。



 前衛峰コルから山頂へ
前衛峰のコル直前


前衛峰を振り返る


山頂到着


ニセイカウシュッペ山頂


登山口に戻った


この岩峰も途中から左に捲いてしまって、向こう側の尾根に飛び出る。そこから右側には雪をたくさん残した山々が見える。大雪山である。さらに前衛峰から南に延びる尾根が見えて、その途中に鋭い岩峰が見えた。小槍であった。すごい眺めである。

ここから前衛峰に向かって尾根を行く。この間もすばらしいお花畑が広がっていて、つい足を止めてしまうのだ。山頂は近いのだが、急ぐ気にならない。前衛峰はハイマツに覆われていて、その中をたくさんの登山者が登って行くのが見える。さすがに日曜日、しかもニセイカウシュッペは人気があるようで登山者が多いのだ。
ハイマツの間を上って行くと、山頂の少し左をトラバースして、ニセイカウシュッペとの鞍部に着く。少し裸地のある平坦地で、振り返ると前衛峰がきれいな三角形に見えた。
ニセイカウシュッペへの最後の登りである。ハイマツの間を上って行くと、傾斜がゆる買って、広い平坦地に着く。そこにはたくさんの登山者が休憩していた。1015分であった。ニセイカウシュッペ山山頂である。山頂の真ん中には二等三角点があった。
山頂で休んでいたら、雲が湧き上がってきて、何も見えなくなってしまった。
ゆっくりと休憩して、山頂を後にしたのは1045分である。下り始めたら雲がとれて、下の展望が広がった。
大槍の付近で、小槍にかかていた雲が晴れた。小槍はすばらしい岩峰であった。

走るようにしてどんどん下って行く。霧の中に浮かぶ大槍の大絶壁はすごい迫力であった。樹林の中の平坦な道になって、さらにスピードを上げようと思ったら、泥濘が待っていた。下りはさらに滑りやすくて慎重に歩かなければいけなかった。幸い転ぶこともなく(転んだら泥だらけになってしまう)登山口に戻ったのは1235分であった。
明日は沼ノ原山に登ろうと思って、層雲峡に向かった。駐車場に椅子・テーブルを出して、途中のスーパーで買った肉を焼いて食べた。大缶のビール2本も飲んだら、いいかげん酔ってしまった。

7月13日

今日は雨である。登山する気がなくなってしまって、もう帰ることにした。
ネットでフェリーの予約をして、苫小牧に向かった。



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