標高 1883m
登山口→1時間40分→古川林道出合→1時間40分→展望台→1時間→大槍→ニセイカウシュッペ山山頂

層雲峡を挟んで表大雪と対峙するこの山は、ともかく大雪山の展望がすばらしい。大槍から山頂に向かう道はすばらしいお花畑の中を行く。景色も花も美しい山である。
登山道からニセイカウシュッペ山


1993年717

ニセイカウシュッペ山の登山口は層雲峡にあって、層雲峡をはさんで大雪山の向かい側にあるのだ。釧路から層雲峡まではめちゃくちゃに遠いのだ。朝の3時半に社宅を出て、尾帯広から北上して上士幌町、十勝三股を経由して国道39号線に出る。ここから層雲峡はすぐである。
清川の集落から北に分かれる林道に入る。かなりわかりにくい。林道を走っていっても、登山道入り口がどこなのか、これもわかりにくいのだ。
登山道は双雲別川に沿って続いている。踏み跡のような心細い道である。二重の砂防ダムに出て、ここから少し行くと尾根の取り付き点である。これも沢筋の道なのだが、笹の間の急登が続く。(注意!私が登ったのは今から10年以上前のことで、現在、このコースはほとんど廃道となっている)
歩き始めてい時間あまり、振り返ると雪をいただいた大雪の峰峰を展望できる。すばらしい大パノラマである。このニセイカウシュッペというのは大雪山展望の山ではないかと思ってしまう。今日はすばらしい天気で大雪の残雪が白く輝いている。今日は楽しい登山になりそうだ。
ようやく尾根に着いた。そうしたら驚いたことにここに林道が通っていた。この古川林道を3kmほど歩くのだ。(現在のコースはこの古川林道の終点が登山口になっている)
だんだん道は狭くなって、いつのまにか山道に変わっていた。
樹林の中の単調な登りが続く。
ようやく1533mの岩場に着くと、ここからの展望はすばらしい。行く手に岩峰が見えるのだが、手前のピークが1742mのコブ、その右奥が「大槍」である。登山道はこの岩峰の左をトラバースして山頂に続いている。
1533mの展望台では、長めの休憩をとった。展望がすばらしいのだ。
1742mのコブを目指して登ってゆく。この尾根道からの展望は本当にすばらしけて、何度も振り返ってしまうのだ。
すごいのは大槍から南に連なる尾根上に鋭く聳える小槍である。岩塔となって聳えているのだ。この山はすごい。
1742mのコブの急斜面の左を巻いてゆく。
行く手に大槍が迫ってくる。この大槍も巻いてしまうのだが、このあたりのお花畑はすばらしくきれいである。
この大槍とニセイカウシュッペのコルに着くと、あと厳しい登りはない。きれいなお花畑を眺めながら緩やかに登ってゆくと山頂である。
山頂はけっこう広々していて、その広場の真ん中に山名が書かれて標識がたっていて、その横に三角点があった。
山頂からは表大雪の眺めがすばらしくて、飽きることがない。天気もよくて、今日はすばらしい登山ができた。

帰りは来た道を引き返して、登山口に戻ったのは3時過ぎであった。
明日は富良野に行って、富良野岳に登るつもりだ。




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登山道入り口


視界が開けると大雪山が展望できる


樹林越しに山頂が見えてくる


行く手に大槍が見えてくる


登ってきた尾根を振り返る


ニセイカウシュッペ山山頂







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