BACK 富良野 2009年
2009年7月9日
今日は12時から15時が晴れるというので、暑寒別岳に登ることにした。暑寒別岳には一度登ったことがあるのだが、その時は雨竜沼からであった。今回は増毛から登るつもりだ。このコースもけっこう長い距離を歩かなければいけなくて、7時間30分もかかるののだ。
道の駅サンフラワー北竜に泊まって、車の発進は6時を少し過ぎた頃。晴れるのは12時以降なので、登山開始はゆっくりのほうがいいのだ。道の駅から登山口までは50kmほどもあって、1時間以上かかる。御両峠を越えてまっすぐに海に向かって下って行く。信砂という海辺の町に着いて、そこから海に沿って増毛に向かう。
暑寒別岳登山口の標識に従って左折して山に向かって走って行く。快適な舗装道が続いた後、急に細い道に入って舗装も終わりかと思ったら簡易舗装になっていた。渓流の森キャンプ場を過ぎると、ようやく舗装は終わって、これからガタガタの道を走るのかと思ったら、すぐに暑寒荘前の広い駐車場に着いた。
身支度を終えて歩き始めたのは7時15分である。階段を登って暑寒荘前の広場に出る。これを横切って進むと、右に小さな池があって、その奥に登山口がある。登山口にはしっかりと「熊出没注意」の標識がたっていた。
広い道を歩いて行こうとしたら、登山道は右の細い道であった。このあたりは渓流の森遊歩道が張り巡らされているので、間違いやすい。
小川を渡って、鬱蒼とした森林の中を行くと、すぐに遊歩道の分岐がある。かなりややこしい。
平坦な森の中の道を15分ほど行くと、いきなり階段の登りが始まった。かなり急な登りが続く。よやく尾根の上に登り着くと、その先はほとんど平坦な道であった。これを8分ほど歩くと指導標がたっていて右折する。ここが一合目であった。登山口から30分余りもかかっている。この調子なら山頂まで300分かかることになってしまうではないか。ちょっと焦った。
きれいな自然林の中を歩いて行く。道は緩やかで、こんなラクな登山でいいのかと思ってしまうのだ。一合目から20分ほど歩いて、少し急な斜面を登ると「つつじヶ丘」という標識がたっていた。この先、ほとんど平坦な尾根を行くのだが、樹林の丈が低くなって展望の開ける。行く手には残雪が残る丘が見える。その奥に暑寒別岳が聳えているはずなのだが、厚い雲に隠れている。この平坦な尾根を少し行くと二合目の標識がたっていた。一合目から22分経過している。少し時間が縮まった。
二合目から5分ほど行くと、一段高い丘が見えてきて、その上に佐上台という標識がたっているのが見えた。ここに登り着くと、隣の尾根が緩やかに連なっているのが見える。でも、肝心の暑寒別岳方向の尾根は樹林に隠れて見えなかった。
この先も平坦な尾根が続く。道には黄色や白い小さな花が咲いていて、かわいらしくきれいであった。
ゆるやかな起伏がある尾根が続き、振り返ると海岸線が見えた。かなり霞んでいるのだが…。
この平坦な尾根の途中に三合目があって、石のゴロゴロした斜面を登ったその上に四合目の標識がたっていた。ここからも海を眺めることができた。
再び緩やかな登りが続く。でも、このあたりから霧の中に入ってしまった。女性の団体とすれちがった。ずいぶん早いと思ったら、八合目まで行ったが雨だったので引き返してきたのだという。やっぱり、今日の天気は期待できないのだろうか。でも、私は昼から晴れるという予報を信じようと思ってと登山を続けるのだ。
ダケカンバなどの林に入ったり、出たりする。少し急な道を上ると、広場があって、その右に五合目の標識がたっていた。9時7分になっていた。ガイドブックではここまで2時間となっているのだが、少しだけ短縮できたようだ。
ここには水場があるというので探してみたら、水はすでに流れていなくて、汚れたビニールシートのくぼみがあるだけであった。
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