おあかんだけ 1491m

あかんふじ 1476m
曇り空のもと、登り始めたのだが、山頂直下では最悪の天気になった。
そんな中をなんとか雌阿寒岳と阿寒富士に登って降りてきたら、空は晴れてきた。オンネトーからはきれいに山を見ることができた。
オンネトーから雌阿寒岳と阿寒富士

BACK 空沼岳


2005年610

札幌周辺は雪が多くて、これではとても登山ができない。空沼岳の登山でこりてしまった。
仕方がないので、場所を変えることにした。
そこで、遠距離を走って釧路に向かった。釧路には3年住んでいたので、道東は雪が少ないのを知っている。ともかく雪がとけるまで時間を稼がなければいけない。
今回は雌阿寒岳と阿寒富士に登るつもりなのだ。
札幌から雌阿寒岳までは遠い。カーナビで設定したら、思わぬコースが設定された。千歳から日高町に出て日勝峠を越えるところまでは想定したコースなのだが、ここからは士幌町から足寄を通って、そしてオンネトーのキャンプ場に向かうのだ。
登山口はキャンプ場なので、ここでテントを張ろうと思ったが、面倒になって車の中で寝てしまった。


611

朝、6時半に出発した。今日は残念ながら曇っている。
晴れてほしい。雌阿寒岳の火口と噴煙を眺めたいのだ。この山には釧路に住んでいたときに何度か登っているのだが、なぜか晴れたときに登れていないのだ。
平坦な樹林の中の道を行く。階段の道を登ると、1合目の指導標があった。樹林の中の登りは続いて、五合目を過ぎると樹林帯を抜けて裸地の斜面に出る。所々に這い松が生えているが、火山らしい砂礫の中の道を登って行く。まったく霧の中で展望はきかない。
6合目に着くと、そこに阿寒富士への分岐があった。8時になっていた。
さらに登って行くと、もう一度、阿寒富士の分岐があった。
ここからは、ひたすら砂礫の道をジグザグに急登していく。風も強くなって、その中に雨が混じっているため、グチャグチャにぬれてきた。そして、寒い。
急な道を登りきって、傾斜が緩やかになる。霧で何もも見えないのだが、前に登った時の経験からすると左は絶壁で、火口になっているはずだ。登山道は火口の縁をたどるのだ。
霧の中を行くと、ようやく前方に四角い石の台が見えてきた。これが山頂である。
晴れていたらすばらしい展望が広がっているはずなのだが、霧で何も見えない。しかも、霧雨が横殴りに吹き付けてくる。
とても長居はできない。
記念写真を撮って、すぐに来た道を引き返した。
急な砂礫の道をジグザグに下る。分岐に着いて、そこから阿寒富士とのコルに着いて、ここにはオンネトーへの分岐があって、まっすぐ山に向かって登る。
すぐに急登が始まる。砂礫の急な登りである。これをジグザグに登って行く。
20分間、息を切らして登って、ようやく平坦な道になる。これを少し歩いて行くと、三角点のある山頂であった。
雌阿寒岳には三角点はないのに、こっちにあったのだ。
あいかわらずの霧の中で、何も展望は得られない。9時半になっていた。
火山性の砂礫の道を走るように下る。富士山の焼け走りの道を下るのに似ている。
コルから平坦な道を行くと、登ってきたときに見た、最初の雌阿寒岳分岐に着いた。
この頃、霧が薄れてきて、雌阿寒の山肌がかなり見えるようになってきた。
下って行くと、下のほうが展望できるようになって、山間にオンネトーの青い湖面が見えた。オンネトーである。その水の青さがひどくきれいである。
樹林の中に入って下って行くと、日が差してきた。この頃から登山者とすれ違うようになった。私は小雨の中を歩いてきたので、雨具の完全装備でいるのだが、彼らは私の雨具姿を不思議そうに見ている。下界は晴れているのだ。
登山口に戻ってきたのは10時半であった。

3日から北海道の山に登り始めて、今日で9日目である。だいぶ疲れがたまってきているので、明日は休養にあてようと思っている。今日も、これで登山をやめて、のんびりするつもりだ。
登山口から車を走らせて行くと、オンネトーの展望所があった。ここからは雌阿寒岳と阿寒富士を眺めることができた。今、山頂にいたらすばらしい展望を眺めることができたのに…、悔しい。
オンネトーから少し行くと雌阿寒温泉があって、ここで温泉に入ることにした。野中温泉があって、ここの露天風呂でのんびりした。
釧路ではスポーツ店に行って、そこで熊除けの鈴を買った。今も持っているのだが、これは音が小さいのだ。ちょうどセールをしていて、すばらしく音の大きくて二つの鈴がついたのを買った。これで安心。


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雌阿寒岳登山口


階段の道を登る


4合目


6合目、樹林から抜けた


7合目、阿寒富士との分岐


雌阿寒岳山頂


阿寒富士への登り


阿寒富士山頂


阿寒富士を振り返る





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