いしかりだけ

標高 1967m
登山口→40分→二十一ノ沢出会い→1:00→シュナイダーコース登山口→4:00→シュナイダーコース分岐→50分→石狩岳山頂→シュナイダーコース分岐→30分→1:15→音更山→50分→シュナイダーコース分岐→2:10→シュナイダーコース登山口→1:10→登山口

この山には北海道に住んでいたときに山中一泊で登ったことがある。でも、それは6月だったので花がまだ咲いていなかった。花のきれいなときにもう一度登りたいと思っていたのだ。
石狩の肩から石狩岳

1992年の登山記録
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2007年715

石狩岳は15年前の6月に登っている。今回はパスしようかとも思ったが、すぐ傍のニペソツに登って、この山に登らずにいるというのも何ナノで、シュナイダーコースから山頂を往復しようと思う。天気予報では快晴は期待できないのだが、一度登っているののだから、いいだろう。
朝、4時半頃から外はにぎやかだ。今日は三連休の真ん中の日曜日なのだ。登山者も多いようで、朝早くからやってくる人が多い。でも、空はどんよりと曇っている。
私は5時少し前に起きて、いつものようにお湯を沸かしてスープをつくって飲む。これで朝食は終了、即出発だ。522分である。
今日登ろうとしているシュナイダーコースは延々と4時間も登り続けるという、すさまじい急登の道なのだ。15年前にこの道を下ったのだが、どんなものだったかはすっかり忘れている。ともかく急登が続くのだけは確かなのだ。
こんなときの登山の心得は焦らないことで、息を切らさないように、ゆっくりと自分のペースを守って登って行くことだ。自分にそう言い聞かせて出発。
歩きだそうとしたら、霧が晴れて、石狩岳の稜線が見えた。すばらしい山容である。青空も見える。もしかしたら、今日は期待できるかもしれない。
駐車場の奥に登山口がある。すぐに左に祠があって、中には自然石が納まっていた。一応、今日の安全登山を祈って手を合わせた。
樹林の中に入って緩やかに登って行く。最初からすごい登りを覚悟していたのだが拍子抜けしてしまった。トドマツなどの針葉樹林混じる林の中を行く。左には沢の流れがあって、これに沿って緩やかに登って行く。登山道には「石狩岳シュナイダーコース」という標識が所々にある。歩き始めて50分ほどで沢の流れにぶつかった。これを徒渉しなければいけないのだ。浅いところを探して、なんとか靴を濡らさずに渡る。ここからは沢の右岸を歩く。12分ほど行くと「シュナイダーコース開創25周年」という標識があって、ここから急な登りが始まった。
谷の底から尾根に向かって急登するのだ。樹林の斜面をジグザグに登って行く。道が細くて慎重に足場を確認してゆかなければいけない。でも、尾根の上に出たらほとんど平坦な道になってしまった。
朝、出発したときは晴れていたのだが、今は雲の中である。晴れたのは朝だけだったのか…。
樹林の尾根を緩やかに登り続ける。シュナイダーコースってこんな簡単な登りだったけ…と思ってしまう。途中、露岩があったがたいしたことなく通過。
歩き始めて
1時間半ほどで疲れてきたので休憩。たいした登りではないのに…と思いながら振り返ってみると、いつのまにか傾斜はかなりきつくなっていた。疲れるはずである。
左の樹林が途切れて、石狩岳山頂から東へ続く尾根が見えた。雪渓が少し残っていて、かなり迫力がある。
道に笹がかぶさるようになると、傾斜は益々きつくなって、行く手の登山道は首が痛くなるほど振り仰がなければいけない。いよいよシュナイダーコースの本領発揮だ。
登山道に岩場が多くなってきて、この急峻な岩場をひたすら登る。(登っているときはけっこうきつい登りだなぁ…くらいにしか思っていなかったのだが、帰りにみると、それはほとんど絶壁のようなところだった。)
大きな岩場があって、そこに「かくれんぼ岩」という標識があった。私のガイドブックには、途中に「はだか平・らくだの背・ニペ見の座」などの案内があると書かれているのだが、実際にはこれだけであった。
この岩からの登りはきつかった。手がかりが少なくて、登りはなんとかなったが、下りはきついだろうな…と思った。(その通りだった)
この岩場を過ぎると、痩せ尾根の岩場の連続であった。すさまじい登りが続く。さすがに名にしおうシュナイダーコースである。
登るにつれて空が明るくなってきた。もしかしたら雲の上に出ることになるのではないかと期待する。急峻な登りが続き、空は益々明るくなって、やがてうっすらと青く見えるようになった。霧が薄れていって、尾根の右側、音更山方向の稜線が見え出した。すばらしい眺め、うれしくなってしまう。さらに登って行くと、空は真っ青になって、急峻な尾根のダケカンバが鮮やかな緑に輝くようになった。樹林が途切れると、そこから石狩岳の稜線が眺められた。下は一面の雲海である。
さらに登ると、雲海の中にニペソツが浮かんでいるのが見えた。山の上は快晴だったのだ。
樹林から抜け出してハイマツの中を急登する。行く手にピークが見えてくる。展望は最高である。なんども振り返ってニペソツを眺める。石狩岳も迫ってくる。
シュナイダーコースの分岐(石狩の肩)に登りついたのは9時少し前であった。目の前には石狩岳が大きくと聳えている。すごく立派な山である。最近は地方の無名の山を登ることが多かったのだが、百名山とか二百名山のような名を知られた山というのは、やっぱりすばらしい。
そして、ここからは今まで見えなかった表大雪の山々が見えた。旭岳とお鉢平をとりまく山々、その左には忠別岳が見える。すばらしい眺めに長い休憩をとってしまった。休みながらすぐ傍の斜面を見ると、コマクサが咲いている。こんなところにもコマクサが咲いているのかと感心してしまった。
いつまでも景色を眺めていたいのだが、ともかく山頂を目指すことにする。

少し下った砂礫帯にもコマクサの群落があった。そこからは山頂に向かってひたすら登り続けるのだ。登って行くにつれて、後には音更山が見えるようになる。この山もすばらしい。
ハイマツの斜面を斜めに登って行く。斜面を左から回り込んだところにお花畑が広がっていた。ミヤマキンバイの黄色い花や白いハクサンイチゲ、そしてお花畑の向こうには石狩岳が聳えている。雪渓の谷に落ち込む急斜面にも花が咲き乱れている。つい立ち止まって写真を撮ってしまう。なかなか前に進まなくて困ってしまう。
石狩岳の山頂が近づいてくる。左側は岩の絶壁になっていてすごい眺めだ。
山頂に着いたのは940分である。
真っ青な空のもと、表大雪から高根ヶ原までが一望できる。でも十勝連峰やトムラウシは雲海に沈んで見えなかった。ニペソツは雲海の中に島のように浮かんでいる。
音更山が目の前に大きく聳えている。まだ10時、とつぜんこの山に登りたくなった。往復2時間みたら大丈夫だろう。
見ていると、雲海がだんだん盛り上がってきて、スナイダーコース分岐がある鞍部を雲が流れ落ち始めた。ニペソツもだんだん沈みこんで行く。
雲に隠れる前に音更山に登りたいので、急いで山頂をあとにした。
下って行くと、すぐに雲の中に入ってしまった。シュナイダーコースの分岐では完全に霧の中であった。
音更山に向かう。最初は緩やかな下りで、コブを越すと急な下りになった。途中、コマクサやイワブクロの花を見ながら行く。鞍部から緩やかな登りが続く。
道に岩がゴロゴロするようになって、最後は巨岩が累々とする中を登るようになった。困ったことに道がわからなくなった。岩だらけの道では踏み跡がはっきりしなくて、ペンキ印もないのだ。なんとか赤テープを見つけて、方向を定め、あとはカンで登った。ところどころでかすかな踏み跡があるので助かった。霧で視界がきかないときの登りはものすごく難しい。
山頂らしきピークに着いたが標識がない。よく見ると霧の中、隣にもう少し高いピークがみえた。これを登ると山頂の標識がたっていて三角点もあった。1125分であった。
霧の中で何も見えない。もう1時間早かったら石狩岳を展望できたはずなのだが、残念である。
風が強くて寒いので、記念写真を撮ってすぐに下山した。
岩場の下りでは道を失わないように慎重にルートを確認しなければいけなかった。
シュナイダーコース分岐に戻るころには雲が薄れてきた。雲の下になったみたいである。霧が少し晴れて、大雪山が見えたが、すぐに隠れてしまった。
あとは急峻なシュナイダーコースを下るだけである。下りは本当にすさまじかった。ほとんどマッサカサマといった感じで下って行くのだ。こんなところを登ってきたのかと、今更ながら驚いてしまった。
ようやく傾斜が緩まって尾根の道になったときはほっとした。
登山口に戻ったのは14時半である。

さて、明日は陸別町の近くの北稜岳に登る。
実は食料が底をついている。層雲峡に3日いたのだが、ここにはコンビにしかなかったし、さらにニペソツと石狩岳の登山口に2日いたが、もちろん買出しはできなかった。
そんなわけで、今日こそはスーパーを探して買出しをしなくてはいけない。そして、冷たいビールを飲みたい!


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登山口


登山口にあった祠


沢に沿って歩いて行く


シャナイダーコース25周年の標識


ちょっとした岩場があった


かくれんぼ岩付近


登山道から小石狩・川上岳が見える


石狩の肩(シュナイダーコース分岐)に着く


雲海の上にニペソツが浮かんでいた


石狩岳への登り


お花畑の中を登る


山頂への道


石狩岳山頂


音更山への道


ここで道に迷った


音更山山頂


登山口に戻った





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