東北の旅

会津の北方に位置することから「きたかた」と呼ばれたようで、物資の集散地として栄えたことから蔵がたくさん建てられたのだ。酒・味噌・醤油などの醸造も盛んだったため醸造元としての蔵も多いのだ。
喜多方は札幌・博多と並ぶラーメンの街でもあって、私はもちろん食べてきた。


 道の駅から太用寺へ
太用寺入口


太用寺釈迦堂


2011
61

坂東三十三所巡礼が埼玉県に入ったところで中断しているので、その続きを始めようと思う。前回はJRなどの交通機関を使っていたが、今回からは車で巡る。ただし車には自転車を積んで、最寄の駅などからできるだけ自転車で走って参拝するつもりだ。
仙台の自宅を深夜に出発して、東北自動車道のSAに泊った。朝8時頃に車を発進させたが、まっすぐに札所に行くのではなく、まず喜多方をめざした。今日はのんびりと蔵の街喜多方を観光するつもりなのだ。
喜多方の北のはずれに道の駅があるので、ここに車を停めて自転車を組み立てた。
まず、喜多方の東北部にある杉山地区をめざす。国道121号線を走ってゆくと、この途中に太用寺があった。かってはすごい大寺だったらしいのだが、天正18年(1590)の伊達政宗の侵攻によってすべて消失してしまったらしい。草茫々の中に、わずかな石仏や石塔が残るだけであった。お堂が一つだけたっている。釈迦如来像があるらしいのだが、仏像は見れなかった。



 村山集落(杉山)

自転車を走らせて杉山集落に着いた。すばらしい土蔵がいくつも並んでいる。この土蔵群を一つ一つ紹介したいのだが、この集落のほとんどは小沢さんという姓なので、名前で建物を紹介することはできない。
この村の蔵は、観音開きの重々しい凝った窓の扉をもっている。撮影に夢中になってしまった。



 三津谷地区

杉山地区から南に向かって走ると、三津谷地区に着く。ここにはレンガ造りの土蔵がみられるのだ。このレンガが一般的な赤レンガではなくて、釉薬のかかった光沢のあるレンガなのだ。日本の土蔵のイメージからはまったく違うエキゾチックな感じである。




 南町
小原酒造前

三津谷からさらに南に向かって走ると市街地に入る。広い通りに土蔵が目立つようになると、このあたりが「南町」なのだ。
古い商家が並んでいる。うるし美術館までいって、ここから北に引き返した。菅井屋薬房の交差点を過ぎると、りっぱな土蔵が並んでいて、うれしくなってしまった。
国道459号線と交わる交差点で左折。すぐに出雲神社があった。



 中央通り

出雲神社から西に向かって自転車を走らせると、ふれあい通り(中央通り)にぶつかる。ここで左折して、ふれあい通りを南下する。この通りにはりっぱな土蔵や商家が立ち並んでいて、見所いっぱいである。
途中で右折して駅前通りに出て、喜多方駅に着いた。



 願成寺
願成寺大仏

JR喜多方駅から北に5kmほど自転車を走らせ、願成寺に着いた。嘉禄3年(1227)に創建された浄土宗の古刹である。
このい寺には「会津大仏」と呼ばれる高さ241cmの木造阿弥陀如来坐像がある。舟形の光背には千躰の仏が飾られ、脇侍の観音・勢至菩薩とともに国の重要文化財に指定されている。
境内の庭園もきれいであった



 上三宮の集落
上三宮の集落

願成寺の参拝を終えて、これで喜多方の観光はおしまい…と思ったのだが、寺の近くの上三宮の集落の佇まいがすごくいい。散策をしてしまった。
道の駅に戻ったのは14時頃。車を走らせて、中禅寺湖に向かった。


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