2007年11月22日


昨日はマクドでネットをしたり登山記録を入力したりで遅くなって、高松市内に入ったのは20時過ぎになってしまった。車を停めるところがなかったので、港の近くの路肩に車を停めて寝た。
今日は小豆島に渡る。車は高松に置いて、向こうでレンタカーを借りようと思っていたが、昨日ネットで確認したら、車を運んでも片道4300円だということがわかった。車を持って行くことにして、せっかくなので小豆島の観光もすることにした。
朝一番の6時36分発のフェリーに乗ることにした。約1時間で小豆島に着くので、今日星ヶ城山の登山には十分な時間が確保できる。
6時前に車でファリー乗り場に行った。車検証をもって切符売場に行ったら、乗船名簿は書かなくてもよいのだった。
フェリーはすごく新しくてきれいであった。
まだ暗い中、高松港を出航する。東の空が次第に明るくなって、屋島と五剣山が見えた。日が昇ってくると、金色に輝く雲がすばらしくきれいだった。
7時半頃に小豆島に着いた。小豆島では観光もするつもりだが、今日は快晴なので登山に専念することにした。まず、寒霞渓に向かう。小豆島の名勝地である。
海沿いに車を走らせて、草壁港から北に向かう。私は猪谷というところに車を停めようと思っていたのだが、駐車スペースがなかった。仕方がないので紅雲亭まで行ってしまうことにした。
紅雲亭にはロープウェイ乗り場があるのだが、朝早かったので駐車場は空いていた。
駐車場から山を見上げると見事な紅葉である。もしかしたら、一番いい時期に寒霞渓を訪れたのかもしれない。
駐車場の一番奥に遊歩道の入口がある。遊歩道は舗装されていて、樹林のトンネルのなかをジグザグに登って行く。所々、目のさめるような紅葉で、つい足を止めて写真を撮ってしまうので、なかなか先に進まない。しかも、遊歩道にはビュウポイントごとに聳える奇岩の名前が表示されていて、これにもつい足を止めてしまう。
ようやく樹林から抜け出して平坦地に着くと、眼下には寒霞渓の奇岩・絶壁が一望できる。ここが四望頂であった。この眺めに感動して写真と撮りまくってしまった。
この展望台から少し行くと車道に出てしまった。ここからは車道に沿ってつけられた遊歩道を行く。遊歩道にはところどころ展望台が設けられていて、そこからの眺めはすべてすばらしい。そして紅葉が本当に鮮やかで美しい。登山そっちのけで、写真ばかり撮ることになってしまった。
山頂広場に着いたのは9時25分である。本当に広い広場で、たくさんの施設があって観光客が多かった。広場の北には小高い山が見えるが、これが三笠山である。山頂には白い鳥居が見えた。

NEXT　星ヶ城山

山頂駅広場は観光客であふれていて、さらに大型バスがどんどんやってくる。帰りは「裏八景」の遊歩道を下ることにして、その遊歩道を探した。
石畳の遊歩道を下って行く。10分ほど下ると樹林から抜け出して、鹿岩と松茸岩の標識があった。振り返ると岩塔が聳えていて、それが鹿の頭に似ている。正面には確かに松茸のような岩が聳えていた。ここからは海の眺めがきれいだった。
さらに10分ほど下ると遊歩道は大きな岩の下をくぐる。これが石門である。紅葉がすばらしくきれいであった。石門をくぐったところには寺院があって、岩壁には大きな不動明王がたっていた。
ひたすら遊歩道を下る。石門から下はほとんど車道であったが、途中には奇岩のビューポイントがあって飽きることがない。走るように下って行くが、なかなか猪谷に着かなくて少し焦り始めたときに猪谷の交差点に着いた。ここは三叉路になっていて池があるのだが、この猪ノ谷池越しに見る寒霞渓の絶壁・岩峰群がすごくきれいである。
車道を5分ほど歩いて、紅雲亭に向かう遊歩道に入る。途中、目洗い不動があったので立ち寄った。
遊歩道を登って行き、人の声が聞こえるようになったら、紅雲亭であった。12時5分であった。これなら、今日のうちに四国最後の山に登ることができる。