1999年の映画賞をほとんど独占したのが「鉄道員」である。その舞台となった幌舞駅はJRの幾寅駅なのだ。まったく知らなかったのだが、道の駅から買い出しに行って、そのことを知って、さっそく見に行った。映画のいろんなシーンが思い出されて、すごく楽しかった。駅舎の横には撮影の資料館があって、当時の時刻表とか料金表が面白くて眺め入ってしまった。


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「道の駅みなみふらの」に落ち着いたのはまだ16時であった。ビールを買い出すことにして町に引き返すと、ここのJR幾寅駅が映画の「鉄道員」の撮影に使われた駅だという標識を見た。さっそく行ってみると、確かに映画でみたいかにも古い駅舎が残っていた。
この駅は幾寅のはずなのに駅舎に架かっている標識は映画の駅名「幌舞」となっていた。もちろん、幌舞というのは浅田次郎の小説の上での架空の駅名である。それなのに、この駅舎は完全に幌舞駅になってしまっている。本当の駅名である幾寅はほとんど見ることはできない。よくよく探したら、駅舎の右上に小さなプレートがあって、そこにJR幾寅と書かれていた。
駅前広場を取り囲むように、映画で使われたセットが残されている。「だるま食堂」や「ひらた理容院」映画そのままにたっている。
駅の待合室の横は撮影資料館になっていて、映画で使われて衣装が飾ってあるのだが、特に私が興味を持ったのは運賃表と時刻表であった。映画の時代設定は平成二年なので、そこの頃の運賃ということになる。函館まで4500円となっていた。この幌舞駅の発車時刻表は一日7本あることになっていて、始発が613分、最終が209分であった。
映画では幌舞駅は終着駅になっているので、旭川・美寄方面行きしかないのだ。でも、実際の幾寅駅は終着駅ではないのだ。
駅舎から出て、駅前広場の映画セットを眺めて歩くと、ディーゼル列車も置かれている。その横に立つ駅の標識は隣の駅は「北幌舞」となっていた。
けっこう楽しいひとときであった。


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幌舞駅(本当は幾寅駅)


映画の資料館


ホームから見た幌舞駅





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