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2008年7月10日
釧路から帯広に向かって走って行くと、十勝川の河川敷に「ハルニレの木」がある。私は釧路に住んでいたときからなんどかここを訪れているのだ。
日立グループのCMに「この木なんの木」というあるのだが、その最初に使われたのがこのハルニレの木なのだ。
豊頃町の文化財に指定されていて、豊頃町に入ると、いたるところにこのハルニレの木のデザインの標識を見ることができる。
国道から 橋を渡る道に入って、その橋の手前で左折して土手の上の道を300mほど走るとハルニレの木休憩所がある。ここに車を停めて、河川敷に向かって広い階段を下る。
緑に覆われた広い河川敷が広がっていて、正面に目的のハルニレの木が見える。ハルニレの木は二つあって、奥の木が目的の木である。
階段を下ったところに説明版がたっていて、ここで道は二本に分かれている。左の道は真っ直ぐにハルニレの木に向かうのだが、私は右の道をとる。この右のつきあたりが撮影ポイントなのだ。
ススキの茂る道を歩いて行くと、しだいにハルニレの姿が左右対称の整ったものになってくる。草原の中にハルニレの木がぽつんと立っているのはすごく絵になるのだ。
河川敷にたつこの木は十勝川の何度もの氾濫に耐えて今の姿になっているのだ。そういうことを思うと、この木のたくましさを感じてしまう。
撮影ポイントからススキの藪の間の踏み跡をたどって、ハルニレの木の根元に着く。周りは丸く切り払われていて、その真ん中に木はたっている。見上げると、広く枝を伸ばした梢の葉が風にさやさやとそよいでいた。
私は木が好きなのだ。
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休憩所
広い階段を下ると二本のハルニレが見える
説明版のあたりから見えるハルニレ |