2009年6月24日
東北の山と北海道の山に登ろうと思っている。計画はできているのだが、梅雨になってしまって、ずうっと天気が悪くて出かけれずにいた。でも、ようやく3日ほど晴れが続くので出発する。
東北百名山は登り終えているのだが、その後、山と渓谷社は新版を発行して、そこでは10ほど差し替えられているのだ。その新しく選ばれた山を登ろうと思うのだ。それと、昔登ったのだがもう一度登りたい山もある。
今日はまず、鬼首温泉の近くにある須金岳に登る。朝、4時に起きた。まだ薄暗い。
須金岳までは私の家から78kmほどである。ガイドブックを読むと、登山口と下山口は5kmほど離れている。これくらいなら歩くのだが、今回は折りたたみの自転車を車に積んでいる。これは日高のペテガリ岳を登るために用意したのだ。(ペテガリ山荘までは林道ゲートから十数キロもあるのだ)せっかく自転車があるのだら今日さっそく使うことにする。まず、下山口まで行って、ここに自転車を置く。それから車で登山口にむかった。
登山道入口に着いたのは6時半頃である。国道から旧道が分かれるのだが、その旧道はゲートでしっかりと閉鎖されていた。ゲートのすぐ手前に駐車スペースがあるので、ここに車を停めた。
ゲートをくぐって少し歩くと道が分岐する。指導標に従って右の道を行くのだが、ここからは未舗装である。緑がすごくきれいで、右側は深い谷になっている。25分ほど歩いて橋を渡ると、その先に登山口があった。
登山口から急な道を登るとすぐに杉林の中に入って、鬱蒼とした林の中を緩やかに登って行く。杉林から自然林に変わると、山の右斜面をトラバースするように回り込んで行く。小さな沢を渡って、V字に曲がると一合目であった。登山口から1合目までは10分だった。(…ということは10分×10で山頂までは100分なんだろうか)
一合目からはすごく急な登りになった。すぐに小さな沢にぶつかると、それからは沢の中を登るのだ。これがすさまじく急な登りで、こんなのが尾根まで続くのかと思ったのだが、すぐに沢から離れてくれた。よかった。
尾根に向かう急登の途中に二合目の標識があって、さらに自然林の中の急登が続く。ずいぶん長い間登り続けたと思ったが、実際は15分ほどで尾根に着くことができた。
ブナ林の尾根を登って行くと、10分ほどで三合目に着いた。その先は松や桧の巨木がたち並ぶ痩せた尾根である。
再びブナの森が広がる。
四合目、五合目ときれいなブナの林を登って行く。柔らかな日がさしていて、緑が輝いている。うれしくなってしまう。
六合目の標識は地面に倒れていた。ここで左に曲がって、水沢森に向かっての急登が始まる。ようやく傾斜が緩まったが、そこに水沢森山頂の標識はなかった。しばらく平坦な頂稜を行く。樹林の間から須金岳がちらりと見えた。七合目の標識がたっていて、そこから下りになった。この七合目が水沢森の山頂ではないかと思う。
|