2009年10月9日
台風が通り過ぎたので、登山に出かける。普通は、台風の後は快晴が続くものなのだが、谷川岳の付近はどうもぱっとしない。ともかく、じっとしていてもしょうがない。仙台から水上ICまでの高速料金は7000円ほどもかかってしまうのだが、明日は土曜日で高速料金が1000円になる。20時に家を出発した。
10月10日
途中、どうにも眠くてしょうがなくて、PAで仮眠したら2時くらいまで眠ってしまった。この調子では谷川岳登山口の土合に着くのは6時くらいになってしまう。郡山から磐越道に入って新潟まで行き、あとは関越道をひたすら走る。新潟ではポツポツと雨が降っていた。天気が心配だ。
5時を過ぎると、かすかに明るくなってくる。長いトンネルを通って、土合PAを過ぎる。山にはどんよりとした雲がかかっている。天気予報によると、今日は日中少しだけ晴れるがあとは曇りなのだ。明日・明後日は晴れるようなので、今日の谷川岳登山は止めて、前回断念した嵩山と岩櫃山に登ることにした。
嵩山の登山口「道の駅たけやま」に着いたのは6時を少し過ぎた頃、眠たいので少し仮眠することにした。
眼をさましたら日がさしていて、嵩山の岩峰の上には青空が広がっていた。前回は雲で岩峰がよく見えなかったのだが、これなら今日の登山は楽しくなりそうである。
道の駅の敷地内を歩いて、表登山道にショートカットする。コンクリートの道を上って行くと、一番という観音像がたっている。
ここから樹林の中に入って、急な斜面をジグザグに登って行くのだ。10分ほどで5合目の標識を過ぎる。ここから少し登ると展望台の分岐がある。今日はいい天気なので、展望台に向かった。東屋がたっていて、そこからは正面に榛名山を望むことができた。
引き返すのかと思ったが、踏み跡があるのでこれを歩いて行くとすぐに登山道と合流した。
合流点のすぐ先に「岩登り禁止」の大きな看板がたっていて、そこから露岩の道になった。
この露岩を登ったところには「休み石」があった。右に下る道があって、「蝙蝠穴」と書いてある。行ってみようかとも思ったが、かなり下るようなので止めてしまった。
休み岩から少し行くと八合目の標識があって、樹林の広い斜面が行く手に立ちふさがっている。その斜面には大きな岩が聳えたっているのだ。
八合目のすぐ先で、「八~十番」の標識がたっていた。巨大な岩壁がそそり立っているのだが、その基部に石仏が置かれている。指導標のすぐ先にあったのが八番の石仏で、その奥に九番・十番があるのだろうが、そこへは急な登りになるので止めてしまった。
急な斜面をトラバースするように斜めに登って行く。ブナやクヌギのきれいな自然林の中を登ると、5分ほどで尾根の上に着いた。林の中の広場で、展望台や東屋がある。「天狗の広場」というらしい。でも、展望台はまったく林の中で、その用をなしていないと思うのだが…。
広場の左に樹林の途切れたところがあって、ここから榛名山が見えた。鳥瞰図もあって、それで山を特定しようとしたが、榛名山以外はよくわからなかった。
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