関東百名山
みやつかやま

標高 507m
利島港→20分→堂の山神社→40分→都道登山口→50分→宮塚山山頂→30分→都道出合→35分→堂の山神社→15分→利島港

利島は伊豆七島の中で一番小さい島で、その真ん中に聳えているのだ宮塚山である。規模はまったく違うのだが、見た目は利尻島に似ている。
船から見る利島宮塚山


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2010720

4時、まだ薄暗いうちに起きて、テントを撤収した。朝焼けで海が真っ赤に染まっていた。船の乗場に行って、船が着くのを待つ。この船は昨日、私が東京から乗った便なのだ。港で待っていると、450分頃に海に船が見え、どんどん近づいてくる。
船に乗り込んで、ほっと一息。船は5分ほど遅れて出航した。船から大島を振り返ると、三原山の平坦な山が見えたが山頂付近は雲がかかっていた。
船からは昨日、何度も往復することになった元町港を見ることもできた。
1時間ほどで、行く手に三角の山となって聳える島が見えてきた。これが利島である。そうするとこの山が、私が登ろうとしている宮塚山である。残念ながら山頂には雲がかかっていた。
利島港に着いたのは
635分、下船すると真っ正面に宮塚山が聳えている。山頂にかかっていた雲はほとんど晴れていた。
利島港からは車道を西に向かって歩いて行く。清水橋という小さな橋を渡って、少し行くと道路がロータリーになっていた。真っ直ぐに行くとヘリポートとなっているのだが、このロータリーでターンをして、車道を緩やかに登って行く。道ばたに「的場跡」という説明板があった。このあたりで流鏑馬が行われたらしい。
変電所が見えて来ると、その前で右折して、まっすぐに山に向かって登って行く。郵便局を過ぎて、少し行くと道は右にカーブするのだが、直進方向に細い道がある。この道に入るとすぐに、堂の山神社があった。神社がたてられたのは明治の初期だったらしいが、その前から古い遺跡があったらしい。せっかくなのでお参りして行く。静かな境内であった。

神社の先は石畳の道が続く。鬱蒼とした樹林の中を緩やかに登って行き、道がきれいに整備されるようになると、アスファルトの道に着いてしまった。
ここからは車道を歩いて行くのだ。ガイドブックを見ると、このあたりに「神代椿」があるというのだが、どれがそうなのかよくわからなかった。
車道を少し行くと、南ヶ山園地の分岐があった。ガイドブックではこの園地に寄ってから宮塚山を目指すようになっているのだが、1010分のジェット船に乗るつもりなので、このまま車道を歩いて行くことにする。南ヶ山分岐が再び現われ、そのすぐ先に宮塚山の登山口があった。道の山側のコンクリート壁を登って行くのだが、草茫々でこの先どうなってしまうのか心配になった。樹林のなかに入ると、道ははっきりしたものになってほっとした。ジグザグに7分ほど登ると、山頂まで900mの指導標がたっていた。すぐではないか。
この先も鬱蒼とした照葉樹の林が続く。次に現われた指導標はすごく古いもので、緑の苔がはえていた。ここから10分ほどで、「もうすぐ頂上です。左右どちらの道を行っても山頂・火口端を通って一周しています」という標識の前に着いた。ここの指導標には、右が山頂まで100mで、左が500mとなっていた。もちろん100mの道を行くことにした。少し行くと、道は左にターンして、背丈ほどの笹藪の間を抜けると山頂であった。樹林や笹藪に囲まれて、展望はまったくない。山頂にはちゃんと三角点もあったが、何等なのか読み取ることはできなかった。
山頂の北に展望台があるというので行ってみることにした。山頂から5分ほど行くと指導標があって、右に下る道が分かれる。下山はこの道を行くつもりなのだ。指導標から100mほどで展望台である。新しいもので、すごく高く聳えている。ともかく上ってみた。雲がかかっているのだが、それでも、下にうっすらと集落を見ることができた。
分岐に引き返して、15分ほど下ると東屋が見えてきた。樹林から抜出すと、そこは公園のように整備されたところで、池があったりですごくきれいなところである。ガイドブックではウスイゴウ園地となっていた。池には白い睡蓮が咲いていた。
ここからは車道をひたすら歩くだけである。ターンを繰り返して下って行き、神代椿に向かう分岐に着く。あとは平坦な道を歩いて今朝の道に戻る。
石畳の道を下って、堂山神社の前を過ぎ、港に戻ったのは950分であった。
港から見上げたら宮塚山の雲はすっかり晴れていた。


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朝焼けだった


利島港


宮塚山に向かって急な坂を登って行く


堂の山神社からは整備された石畳の道


やっと登山口に着いた


もうすぐ山頂の指導標


宮塚山山頂


利島港に戻った





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