関東百名山
てんじょうさん

標高 571m
三浦漁港→10分→日向神社→40分→観音岩→15分→黒島登山口→50分→十合目→5分→千代池→15分→山頂周遊コース分岐→10分→裏砂漠→7分→三宅島展望台→20分→表砂漠→10分→天上山山頂→10分→表砂漠→10分→裏砂漠分岐→20分→十合目→25分→黒島登山口

天上山は岩崎元郎の新日本百名山に選定されている山である。大型船で東京から8時間もかかるのだが、それに十分見合ってしまうすばらしい山である。
神津島

 多幸湾から黒島登山口へ
ジェット船で神津島へ向かう


日向神社の鳥居


東屋がたつ展望台


樹林から抜け出して階段道を登る


観音岩の休憩ベンチ


展望広場に着いた


黒島登山口に着いた

BACK 利島 宮塚山

2010年7月20日

利島から
1010分発のジェット船に乗って、神津島に着いたのは11時少し前である。このころ空はすっかり晴れて、青空が広がっていた。海はまっ青で、その海の向うにすさまじい絶壁が聳えている。これがこれから登る天上山なのかと絶句してしまった。
さて、今着いた港はどこだと、まず確認する。本当に伊豆諸島の船はどの港に着くかは、その日の風次第で変わってしまうのだ。船の待合所に行ったら、ここは多幸湾の三浦漁港であった。私のガイドブックは神津島港から登るコースを紹介しているのだが、そのまったく反対側の港に着いてしまったのだ。バス停があって15分ほどで神津島港行きのバスが出るようなのだが、島の案内板を見たら、この港から遊歩道が黒島登山口まで通じていることがわかった。せっかくなので、ここから遊歩道を黒島登山口まで歩いて、そこから天上山を往復することにした。船の案内所で明日の船の着く港を確認したが、明日にならないとわからないという。本当にその日の風次第なのだ。でも、今日私が乗ってきたジェット船は風に弱いけれど、明日私が乗るのは大型船である。たぶん明日は神津島港だろうから、黒島登山口からは神津島港に下ったらいいはずだ。
車道から石段を上って、日向神社に向かう。観光案内板には遊歩道とかいていたのに、鬱蒼とした樹林のなかに入ってしまって、本当にこんな道でいいのかと心配になってしまうのだ。石の鳥居をくぐって参道を行くと、まったく神社らしからぬ民家のような社殿があった。この右に指導標がたっていた。
樹林のなかを30mほど行くと、東屋がたつ展望台に着く。ここからは三浦漁港を一望できる。展望台のすぐ先にはキャンプ場の入口があって、黒島登山口へはここで左折するのだ。指導標には登山口まで1.2kmとかいてあった。意外と近いのだ。
林の中を10分ほど行くと階段の上りになって、道の両側にはシダがいっぱい茂っている。展望が開けてきて、振り返ると三浦漁港の眺めがすばらしい。
展望の開けた山の急斜面をジグザグに登って行く。見上げると山の上は岩峰であった。港から見た、あの岩壁の山腹にいるらしい。
平坦なトラバース道になると、左下には車道が見える。これは三浦漁港から神津島港へ続く車道なのだ。そして、この谷を挟んだ向うには大きく聳える山がある。これは標高299mの高処山である。
トラバース道の途中にベンチがあって、標識がたっている。観音岩とかかれているのは何のことだと思ったが、ここから山を見上げると岩塔が見える。これが観音の形をしているということらしい。なるほどと思いながら歩いて行くと、黒島側登山口まで600mという指導標がたっていた。もう少しだ。
ここから5分も行かないうちに、芝生の広場に着いた。ベンチが置かれた展望広場で、これを過ぎると舗装された車道であった。
真っ直ぐな車道を500mほど歩くと、黒島側登山口があった。天上山登山口という標柱がたっていて、その前にはたくさんの杖が置かれていた。このすぐ下にはトイレのある休憩所がある。車道をこのまま下ると神津島港である。
時間は1250分になっている。この登山口からは2時間もあったら、天上山を周遊してここに帰って来れるはずである。



 黒島登山口から千代池へ
黒島登山口


急な階段を上る(二合目)


急登が終わる


千代池


登山口から石の階段を上ってゆく。ハイマツの中を
5分も登らないうちに1合目の標識の前に着いた。この先、合目毎にきちんと標識がたっているのだ。
道はハイマツの急斜面の中に、けっこう広く造られていて、丸太で階段がつくらている。ジグザグの上りが続くのだが、4合目を過ぎると傾斜は一段と増して、きつい上りになった。8合目を過ぎると、道には大きな岩が現われて、行く手にも大岩がそそり立っているのが見える。天上山は岩の山なのだ。
ようやく登り着いたと思ったら指導標があって、右がオロシャの石塁となっている。これは帰りに寄ることにして、調進するとすぐに10合目の標柱があって、右が千代池となっている。少し遠回りになるが、池を見に行った。
ハイマツの斜面を下って行くと、下に池が見えてきた。分岐から5分ほどで池の畔に着いた。ベンチがあるので、ここで少し休憩。池は静かで、本当に深い山の中にいるような気がする。でも、ここは島の上なのだ。
休んでいると、まわりの山々に雲がかかり始めた。やっぱり島の山は午後になると海からの上昇気流で雲がわき上がってしまうのだ。
池から樹林のトンネルを上って、登山道に合流する。ここにたつ指導標には表砂漠600m、裏砂漠900mとかかれていた。近いのだ。
潅木のトンネルから抜出すと、黒島展望地の分岐があった。これは黒島山に登る道なのだが、パスした。
ハイマツが広がっていて、その間に登山道が続いている。回りにはたくさんのピークが見える。天上山はこうしたたくさんの峰峰の集まりなのだ。
山頂周遊コースの分岐に着いた。直進すると300mで表砂漠(ここから天上山山頂を往復するのだ)なのだが、私は右折して裏砂漠を経由して、ぐるりと山頂台地を周遊して、最終的に天上山に登るつもりである。



 千代池から天上山山頂へ
山頂周遊コース分岐


裏砂漠


三宅島展望所


表砂漠


表砂漠から最高点への登り口


天上山山頂


オロシャ石塁から神津島港を見下ろす


分岐から右折すると、道には大きな岩がゴロゴロしていて、岩にはペンキで矢印がかかれている。
8分ほど歩くと、突然、砂礫の斜面が広がった。これが裏砂漠である。すごい荒涼とした眺めである。この砂漠に続く踏み跡をたどる。回りは雲が湧き上がって、霧に包まれようとしている。まるで恐山を歩いているような気分になる。
道の両側に石が並べられて、ルートを示していた。砂漠の広場に指導標がたっていて、右が三宅島展望台となっている。行ってみた。
大きな岩を縫うようにして踏み跡をたどると、案内板がたつ展望所についた。遠くは霞んで見えないのだが、すぐ下に青い海が広がっていて、絶壁に囲まれた小さな島が見えた。もちろんこれは三宅島ではないのだが。白く霞む海の上に大きめの島も見えた。これが三宅島だろうか。
分岐に戻って少し行くと砂漠は終わって、再び、ハイマツの平原を歩いて行く。ハイマツの絨毯の中には大きな百合の花がいくつも咲いていた。
新東京百景展望地の分岐を過ぎて、5分ほど行くと、再び、白い砂礫が広がった。ここが表砂漠である。ベンチがたくさん置かれていた。
ここから天上山最高点を往復する。すぐに大きな岩が累々とするガレ場である。岩にはペンキの矢印が書かれていて、これに導かれた岩場を登って行く。
7分ほどで、指導標の立つ平坦地に着く。そこには小さな鳥居と祠があった。ここから右に行くと新東京百景展望所である。
さらにガレ場につくられた階段を上ってゆくと、最高点との分岐に着いた。直進すると白鳥登山口に下るのだ。
右の小高い岩の丘に向かって上ると、すぐに山頂に着いた。山頂には二等三角点があった。雲が湧き上がってきているのだが、回りの山々を眺めることはできた。なにかしら屋久島の雰囲気が似ている。
あとは表砂漠に引き返して、ここで少し休憩した。まだ1515分である。
白い砂礫の道を緩やかに登って、10分ほどで裏砂漠との分岐に戻った。あとは歩いて来た道を引き返すだけで、20分ほどで10合目の標識の前に戻った。さっき通過してしまったオロシャ石塁跡に寄ってみた。すぐに岩が重なる展望地に着いた。ここからは神津島港を眺めることができたが、かんじんの石塁というのはどれなのかよくわからなかった。
あとは登山口に向かって、ひたすらジグザグに下って、登山口に戻ったのは1610分であった。
さて、明日は船がどっちの港に着くかわからないので、この登山口の休憩所にテントを張ることにした。朝に東海汽船に電話をかけて、入港する港を確認してから下るつもりである。

721

朝、東海汽船に電話をしたら、船はやっぱり多幸湾に入るという。昨日、登ってきた道を引き返そうと思ったが、地図をよくみると、この休憩所の前の車道は多幸湾に通じているのだ。そんなに遠回りではないので、この車道を歩いて多幸湾に引き返すことにした。歩き始めたのは75分。
のんびり車道を歩いて行って、多幸湾に戻ったのは735分であった。船は9時出発、途中、伊豆諸島の各島に寄るので東京着は17時半になる。
船の上から見る神津島はすさまじい岩壁に囲まれていて、その上に天上山らしき山が見えた。


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