標高 2012m
白金温泉登山口→40分→山道入り口→3時間→美瑛富士避難小屋→1時間20分→ベベツ岳→1時間30分→オプタテシケ山山頂→4時間50分→登山口

オプタテシケ山には途中一泊しなければ登れない山だと思っていたので、なかなかその気になれずにいた。でも、実際登ってみたら、そんなに時間はかからなかった。
縦走路からオプタテシケ山

2007年縦走登山

オプタテシケ山は十勝岳とトムラウシの間にあって、位置的にはかなり中途半端なところにある。かなり意識しないと登れずに終わってしまう山なのだ。本当は富良野岳から大雪山までという大縦走をしたら面白いのだが、サラリーマンの自分としては、そんな時間の余裕はない。残念だ。
この山は最短のコースでも、往復で11時間半かかってしまうのだが、私はこれを日帰りで登ろうと思っている。


1993年829

ガイドブックを読むと、日帰り登山はまず無理だと書いている。それを無理やり日帰りしようとしている。だから当然、出発は早くした。5時、まだ薄暗いうちから歩き始める。
最初は林道歩きである。林道には「美瑛富士小屋」という指導標があった。これにしたがって歩いてゆく。
だんだん登りがきつくなって、林道も荒れた感じになってくる。1時間ほど行くと、右手に「美瑛富士小屋入り口」の指導標がたっていた。ここでようやく林道から離れて、山道に入るのだ。
樹林の中の緩やかに登ってゆく。進むにつれて樹林の背丈が低くなって、潅木の庭園のような感じになった。ここが「天然公園」である。
ハイマツやイソツツジの中に岩が顔をだして、本当に庭園のようなのだ。
ここからは笹とハイマツの緑の絨毯の間を登って行く。途中にはお花畑があったりするのだが、もう8月の末になっているので、ほとんど花を見ることはできなかった。
急な斜面を登ってようやく避難小屋の前に着く。もう8時を過ぎていた。ずいぶん古い小屋で、外から見るとつぎはぎだらけで、あばら家といった感じである。本当に避難ようにしか使えないのではないかと思った。(私が登ったのは今から13年も前のことなので、この小屋はもう改修されているはずである。)
この小屋から山頂までは3時間ほどのはずだから、ペースは速い。暗くなる前に戻れそうである。ほっとした。
小屋から南に緩やかに登って、稜線の縦走路に出る。ここら北には石垣山を間近に見ることができ、南には美瑛富士が大きい。
縦走路は石垣山の山頂は通りことなく、右側を巻いてしまう。このころから霧が出てきて、視界がきかなくなった。ベベツ岳は双耳峰の山なのだが、白い霧の中をひたすら歩いて、感慨もないままに通過してしまった。
オプタテシケ山の山頂に着いたのは10時前であった。12時近くなるだろうと思っていたのだから、ずいぶん早い。
この山頂からトムラウシとか十勝岳を眺めたかったのだが、霧の中で何も見ることはできなかった。悔しい。
景色が見えないのではどうしようもないので、早々に山頂をあとにした。でもベベツ岳のコルまで下ると、もう雲の下に出て、行く手には美瑛岳と美瑛富士を眺めることができた。
この帰りの縦走路は気持ちがよかった。
帰りは順調で、避難小屋の前に着いたのは11時40分、登山口に戻ったのは1時半であった。だれだ、11時間半もかかるなんていったのは。こんなのだったら、釧路を真夜中の2時に出発する必要なんてなかったじゃないか。
眠い…。

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美瑛富士小屋と書かれた指導標、ここが登山口


樹林の向こうに山が見える


天然公園のあたり


美瑛富士避難小屋


避難小屋から眺める美瑛富士


オプタテシケ山山頂


山頂から美瑛富士側へ引き返す





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