ザック


テント泊登山で最も重要なのは、たたでさえ重い荷物をいかに軽くするかということと、テント内の快適な居住性をどう確保するかということである。

テント泊になると、どうしても荷物が多くなって、ザックの容量も大きくなってしまうのだが、私のザックは40リットルである。テントなどの野営道具一式と食料(私は1週間の縦走なども多い)を収容するにはかなり小さい方だと思う。でも、それを工夫してコンパクトにするのだ。
私がザック選びで最も重視するのは二気室であることだ。これはテントを収容するためである。テント場に着いたら真っ先にテントの設営をしなければいけないのだが、すぐにテントを出せるかどうかはすごく重要なのだ。特に雨の日だと、ザックからテントを取り出すのに手間取っていたら、荷物が全部濡れてしまったりするのだ。



私は登山中に使う電源はすべて単三・単四電池で賄うことにしているのだが、最近使うようになったスマホはそうもいかない。そのために購入したのが、太陽光で充電する電池パックである。
100円ショップで買った透明ビニールケースに入れて、ザックの背に取り付けてある。晴れの日なら、一日でスマホ1回分の充電は可能になるのだ。




 泊まる




最近のテントはすごく軽くコンパクトになっている。一人用だと1.5kgを切るものもある。ただし、値段は4万円くらいする。私が使っているのはWILD-1の「トレックドーム」である。これは二人用で値段は12000円、重さは2kgである。500g軽くするために三倍ほどの金額を払うべきかどうかは悩むところだが、私は安さを選んでしまった。
軽量テントは、軽くするために布地を極端に薄くしたり、すごく狭かったりするするのだが、私はあえて二人用にしている。テントの中に荷物を入れたり、快適な居住性のためには狭くてはダメなのだ。




私はテント内に必ず銀シートを敷く。地面からの寒気を遮断するためで、これがあるとないとではずいぶん違う。私は100円ショップで買った押し入れ用の銀シートを使っている。



私はインフレータマットを使っている。スポンジが入っていて、バルブを開けると半分くらいは自動的に空気が入る。足りない分を口で入れるのだ。スポンジが入っているのを選ぶのは、パンクしたときでも何とか使えるからだ。
どんなに平坦に見えても、地面は必ずデコボコしているもので、熱を遮断する銀シートだけでは快適な睡眠はできない。エアマットは絶対必要なのだ。
私のマットは膝までしかないのだが、たたむと直径12cm、長さ21cmで、すごくコンパクトになる。



私は100円ショップで買った空気まくらを使っている。安眠するために枕は欠かせない。



シュラフ選びに金を惜しんではいけない。私はNANGAの最高級ダウンのシュラフを使っていて、秋冬用と夏用の二つを持っている。羽毛シュラフは軽くてコンパクトになり、それでもすごく暖かい。この快適さを知ってしまうと科学繊維のシュラフはもう使えない。
なお、羽毛にもピンからキリまであって、安物はそれなりのものでしかないので注意。




今は電池が長持ちするLEDの灯りが一般的になっている。私はヘッドライトをテントの天井から下げて使っている。なお、LEDランプは100円ショップでも売っているが、これは暗くて使い物にならない。でも、登山専門店では高すぎる。私はホームセンターで購入した。



私はテント泊には必ず酒を持って行く。眠る前に酒を飲みながら今日の出来事を思い出したり、明日の計画を点検したりするのだ。酒にはウィスキーが一番である。アルコール度数が高くて、かさばらないのがいい。私はテント泊登山には1リットルのウィスキーを持って行く。













 炊事をする


最近、家庭用ガスコンロの筒型ボンベのコンロを使っているのだが、山では饅頭型のガスボンベを使っている。安全性のためである。私のコンロは、余分なものをすべて取り除いたのですごくコンパクトになっている。これをライターと一緒に小さな革袋にいれている。

私はテント内でもコンロを使うので、コンロの台としてベニヤ板を持ってきている。この板はけっこう使い道があって、お湯が沸いた鍋を置いたりするのだ。

ガスコンロは風に弱いので風除けは必携なのだ。風が吹いているときはお湯を沸かすことはできない。私が使っているのはジュラルミン製ですごく軽くて、40年以上も私と共に山を歩いてきた。

私のコッフェルは優れもので、皆さんへの絶対のお薦め品でもある。これは飯を炊いても吹きこぼれがないのだ。山の専門店でこれを見つけたときは、こんなものがあったのかと、飛び上がるほど喜んだ。
それまでは、吹きこぼれがあるためにガスコンロで飯は炊けなかったのだ。
テント泊登山では食事に苦労するのだが、根っからの日本人の私としては、暖かいご飯さえあったらそれが何よりのご馳走。山でご飯を炊くことができるというのは奇跡的なことなのだ。

米はかさばらないし保存もきく、ザックの中でも潰れたりすることはない。おかげで、10日間もかかる大峯奥駈けや南アルプス縦走が可能になった。
コッフェルはこれとチタンの鍋と組み合わせて使っている。


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