楠川の分れ→辻峠太鼓岩→もののけ姫の森→七本杉白谷小屋→くぐり杉→二代くぐり杉→奉行杉→三本槍杉→びびんこ杉→三本足杉→二代大杉→さつき吊橋→弥生杉→憩いの大岩→飛流おとし→二代杉→白谷雲水峡入り口

辻峠を越えて下って行くとそこがもののけ姫の森。苔むした屋久杉の倒木が多く、宮崎峻のアニメの世界そのものである。このあと屋久島をあとにした。


 楠川の分れから太鼓岩へ
楠川分れからの登り


太鼓岩への登り


太鼓岩から

BACK 縄文杉をたずねて



2006年5月1日

楠川分れから樹林の中を登ってゆく。深い森の中をジグザグに登ってゆくのだが、峠の直下は石畳の道になった。辻峠に着いたのは
11時少し前である。
白谷雲水峡から宮之浦港へ向かうバスは14時と1450分がある。このどちらに乗っても1550分のジェットホイールに乗ることができるのだ。3時間以上の持ち時間がある。白谷雲水峡はゆっくり歩いても2時間で十分のはずだ。余裕だ。
辻峠で休憩する。ふと見ると指導標があって、太鼓岩とかかれている。なにかしら登ってみたくなった。往復30分のハイキングコースなので行ってみることにした。
峠から少し引き返して、登りコースの登山道に入る。けっこう急な道で、赤いテープを目印に登ってゆく。10分ほどで稜線に着くと、T字路になっている。右が太鼓岩である。すぐに巨岩の上に出る。すばらしい展望である。屋久島の原始の森を展望できるのだ。ただ、残念なことに宮之浦岳や永田岳を展望することはできなかった。この展望に、登ってきてよかった…と思った。
T字路にもどって真っ直ぐに稜線を行く。樹林の中をしばらく行くと、左に下る道がある。
これが下りコースである。上りと下りを分けて一方通行にしているのだ。そんなに登山者が多いのだろうかと思ってしまった。
辻峠に戻って、白谷雲水峡に下る。



 もののけ姫の森から原生林コースを行く
もののけ姫の森に入る


七本杉に着いた


白谷小屋に着いた


二代くぐり杉


白谷雲水峡入り口


深い深い森の中である。苔むした倒木がいたるところにころがっている。このコースには「もののけ姫の森」という名がつけられているのだ。
宮崎峻監督のアニメ「もののけ姫」では、背景としてこの森をうつしているのだ。その太古の森の雰囲気はほんとうにすごい。この苔むした深い森が1km続く。
白谷小屋に着いたのは1150分。登山者がいっぱい休憩していた。
すぐに「くぐり杉」があって、その先で道は分岐する。右が楠川歩道で、左が原生林歩道である。原生林歩道は楠川歩道の二倍以上距離があるのだが、たくさんの屋久杉の巨木を観ることができる。もちろん私は原生林歩道を行くことにした。
「二代くぐり杉」を過ぎ、川の流れを渡って、ようやく「奉行杉」の前に着く。この杉もすごい。
三本槍杉・びびんご杉・三本足杉・二代大杉と屋久杉の巨木を巡る。二代大杉から整備された遊歩道になって、すぐに右に「さつき吊り橋」があった。
すぐにまた分岐があって、真っ直ぐに行くのは渓谷に沿った道で、左は「弥生杉」を経由する道である。弥生杉は樹齢3000年の巨木である。せっかく屋久島にきているのだから屋久杉を優先することにした。
さすがに弥生杉は縄文杉に匹敵するすばらいい巨木であった。
白谷雲水峡の入口に着いたのは
13時半である。バスの時間まで30分ある。この間を使って、渓谷の「飛流落し」を見に行くことにした。入口にザックを置いて、ほとんど走るようにして渓谷沿いの遊歩道を行く。大きな岩の斜面に出た。「憩いの大岩」である。この岩を登って少し行くと飛流落しの滝があった。
遊歩道入口に戻り、バス停に向かって急ぐ。
予定通り、14時のバスに乗ることができた。

屋久島の予定をすべて終えて、宮之浦港に戻ったのは15時半頃。ジェットホイール船で、15時50分に屋久島を離れた。
窓から遠くなってゆく港を眺める。なにかしら夢のような4日間の旅であった。


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