2011年6月2日 アメリカゾーンの先にはエジプトゾーンがある。歩いて行くと大きな砂丘があって(…といっても本当の砂ではないのだが)、その麓にギザの三大ピラミッド、メンカウラー王・カフラー王・クフ王のピラミッドが並んでいる。カフラー王のピラミッドの前にはスフィンクスがあって、そこに付随する調査・工事の人形が本当にリアルである。 砂丘を見あげると、駱駝のキャラバンが隊列を組んで歩いていて、驚いたことにエッフェル塔の先端が覗いていた。 ピラミッド群の先には「アブ・シンベル大神殿」がある。ナイル川のアスワン・ハイ・ダムの建設計画によって、この遺跡は水没の危機に直面したのだが、ユネスコによる大移築工事が敢行されたのだ。この工事がきっかけで「世界遺産」が創設されることになったのである。