鉄道の旅 

【富山地方鉄道】 JR魚津駅→新魚津駅→宇奈月駅
【黒部峡谷鉄道】 宇奈月駅→新山彦橋→宇奈月ダム→新柳河原発電所→仏石→黒薙駅→後曳橋→出し平ダム→ねずみ返しの岩壁→東鐘釣山→鐘釣駅→欅平駅


JR魚津駅前のベンチで野宿して、富山地方鉄道始発の宇奈月行きに乗った。宇奈月からはいよいよ黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗る。日本一深いV字の黒部峡谷を縫うように走るトロッコ列車。絶景の連続で、22km、1時間15分はあっという間であった。



 富山地方鉄道(魚津から宇奈月へ)
早朝のJR魚津駅


地下道を行く


階段を上がると新魚津駅

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200889

今日は電車を乗り継いで欅平まで行って、そこから黒部下の廊下を歩くのだ。宇奈月から欅平までの黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)がすごく楽しみである。
昨夜、2350分に魚津に着いて、駅前のバス停留所のベンチで眠った。幸いなことに蚊がほとんどいなくて、快適に眠ることができた。
4時に起きて、行動開始。地下道を通って東口にあるはずの富山地方鉄道新魚津駅に向かった。地下道から東口に出たが、そこに新魚津駅はなかった。でも、よくみると一番手前のホームが新魚津駅のようである。このホームに出るにはどうしたらいいのだと悩んでしまったが、もう一度地下道に下ると、地下道の途中からホームに上がる階段があるのだった。
これで安心して、ホームにザックを置いてからコンビニに買出しに行った。
コンビニ弁当とおにぎりを4個、スパゲティと缶ビールを買った。おにぎりは山での行動食にするつもりである。ホームのベンチでビールを飲みながらスパゲティを食べた。山に入ったら、こうしたまともなものは食べれないはずなのだ
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時発宇奈月行きはこの新魚津駅が始発であった。
発車時間近くなると、登山者が4人ほどやってきた。
宇奈月までは40分ほど乗車するのだが、この間の料金は990円もするのだ。けっこう高い。




 黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)
トロッコ列車の宇奈月駅


トロッコ列車


まず新山彦橋を渡る


黒薙駅


欅平駅に着く


宇奈月駅からトロッコ列車の黒部峡谷鉄道駅までは
300mほど歩かなければいけない。駅に着くと、すでにたくさんの観光客が行列をしていた。75分の便があると思ったら、これは工事関係者のためのもので、一般の人は乗ることはできないのだ。
切符を買うとき、特別客車・リラックス客車・パノラマ客車の3つのランクがあるのを知った。私は貧乏人なので一番安い切符にしたのだが、これが正解であった。いわゆるトロッコ列車は一番安い普通客車がそうなのだ。わざわざ特別料金を払って、一般的な車両に乗っても面白くないではなか。
トロッコ列車を牽く機関車はすごくかわいらしくて、写真をたくさん撮ってしまった。
トロッコ列車は座席指定なのかと思ったら、車両だけが指定されるのだ。座席はベンチシートで、それが10列くらいある。私は車両の番先頭のシートと2番目のシートを占領した。一番目のシートにはザックをおかなければいけなかったのだ。
宇奈月温泉を出発するとすぐにトンネルに入って、それを抜けると新山彦橋という鉄橋を渡る。トロッコから下を見下ろすと、怖いような高度感である。すぐに宇奈月ダムが見えてきて、ダム湖が広がる。ダム湖をみながら峡谷を遡って行くと、アナウンスで下に仏岩が見えるという。赤い涎掛けがつけられた岩塔が見えた。
ダム湖を眺めながら行くと西洋のお城のような建物があったが、これは新柳河原発電所の施設なのだ。

列車は黒薙駅に着く。ここには黒薙温泉があって、温泉旅館もあるのだ。
駅を出発すると高さ60mの後曳橋を渡る。沿線中で最も高い橋で、すごい高度感である。
すぐに出し平ダムが見えてきて、対岸には「ねずみ返しの岩壁」という高さ200mの大絶壁が見える。さすがに黒部峡谷である。この鉄道からはよく見えないのだが、峡谷の右に聳える山は毛勝山や僧ヶ岳で2000m級の山が連なっているのだ。さらに本当に釣鐘のような形の東鐘釣山が見えてきた。山頂部は丸いのだが、下は絶壁になっている。すごい山である。
トンネルと抜けると鐘釣橋を渡って鐘釣駅に着く。ここには鐘釣温泉があって、かなり大きな駅になっている。けっこう下車する人も多いみたいなのだ。このあたりは錦繍関という紅葉の名所なのだそうだが、今は緑の樹林である。対岸には万年雪が残っていた。
ここまでは黒部川の右岸を走ってきたのだが、この先は左岸を走って行く。席を左側に移した。黒部川第二発電所を過ぎると小屋平駅で、ここからは間近に奥釣鐘山を望むことができる。本当に釣鐘のような形をしていて、すさまじい絶壁をもってそびえている。

小屋平の小屋平ダムを過ぎると、終点の欅平駅はすぐである。


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