北海道の旅 2011年.

層雲峡は柱状節理のすさまじい断崖絶壁が24kmのもわたって続く景勝地である。その中核は大函・小函なのだが、これを見ることができる遊歩道は崩落によって進入禁止になっているのだ。
私は何度も層雲峡を訪れているのだが、今回は大函・小函の絶景をなんとしても見ようと決意してやってきた。



 三国峠
三国峠の駐車場


三国峠の展望台

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2011年7月6日

車を走らせて行くと「クマネシリ山」が見えてきた。その姿が乳房のように見えることから「おっぱい山」とも呼ばれる。もちろん私は登ったことがある。

十勝三股を過ぎると、国道はいよいよ三国峠に向かって上ってゆく。道は高架になって谷を越え、曲がりくねって続いてゆくのだ。
峠には広い駐車場があって、展望台もあった。三国峠は北海道の峠のでは一番高くて、標高1139mもあるのだ。
展望台からは眼下に「松見大橋」見えて、原生林がどこまでも広がっている。正面にはウペペサンケ山、右には二ペソツ山も見える。絶景である。



 層雲峡
最初は快適な道


三つの標識の先は通行止め


道は草茫々


三国峠から下って、層雲峡の流星・銀河の滝の駐車場に着いたのは
12時半ころである。
昔、層雲峡は車を走らせながらも柱状節理の屏風のように続く断崖を見ることができたのだが、今はほとんどトンネルの中で、景色を見ることはできないのだ。しかも、昔の車道は閉鎖されてしまって車は通行できない。この道は「小函」を貫いているので、私は自転車で走って絶景を堪能しようと思う。
銀河の滝近くの駐車場は大型バスが乗りつけたりして賑やかなのだが、さらに奥に進むとまったく静かであった。ここで自転車を組み立てて出発。
雲井の滝や天城岩・天柱峰を眺めて、少し行くと天柱峰覆道で、このトンネルを過ぎると、羽衣岩・姫岩・錦糸の滝の標識が三つ並んでたっていて、その先は再び鉄柵のゲートがあった。三つの標識は、進入禁止のためこの先にある岩や滝の標識をまとめて並べたらしい。
閉鎖されているのだから引き返そうかと思ったが、
これから先は自己責任…ということで、自転車を柵の下をくぐらせて、私は扉の上を乗り越えた。
走るにつれて道のアスファルトはひび割れて、草も茫々であった。すごく心細くなってきた。それでも、羽衣の岩・姫岩を眺め、錦糸の滝の前に着いた。この先は大きな岩が崩れてきていて、道は完全にふさがれていた。これは「神削壁」という大絶壁が崩落したものなのだ。これ以上進むのは危険と判断して引き返すことにした。



 大函から旭川へ
橋を渡ると大函隧道


大函


屏風岩隧道

銀河の滝の駐車場にもどって、車で大函に向かった。
層雲峡を流れるのは石狩川で、この川に沿って道は続いているのだ。
小函を通る道は、ほとんど銀河トンネルの中なのだが、トンネルが終わるところに小さな駐車スペースがあって、ここから石狩川沿いの遊歩道に出ることができる。トンネルに沿って遊歩道が続いているが、鉄柵のゲートが見える。神削壁で引き返さなかったら、ここに着くことができたのだ。
ここから自転車を走らせて大函に向かう。
すぐに、石狩川に流れ落ちる滝があった。これが岩間の滝かと思ったが、どうも違うようである。左に大岩壁を見ながら走ってゆくと橋があって、その先にトンネルがあった。大函隧道である。
このトンネルを抜けたところが大函であった。

層雲峡から旭川に向かって車を走らせる。銀河の滝付近では「天狗の碾臼岩」がそびえたっているのに気がついた。
旭川への道には柱状節理の断崖が続いていて、途中、車を何度も停めて写真を撮ってしまった。
この日は旭川郊外の「道の駅とうま」に泊まった。


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