BACK 三本杭、鬼ヶ城山
2002年8月16日
十分ゆとりで、当初の列車に乗れることになった。1時間半の待ち時間がある。この時間を使ってお風呂に入りたくなった。
交番に行って、近くに風呂屋さんがないか訊いたら、すぐ近くにあるという。住宅地図で場所を教えてもらった。
まず、コインロッカーに入れていた荷物を回収、ザックに収納してそのザックを駅に置き、着替えとタオルを持って銭湯に行った。
風呂は本当に昔の「銭湯」そのものなのだが、気泡風呂だとかサウナもあって、けっこう快適である。ここで6日間の汗を流した。風呂は本当にいいもんだと思った。
風呂にも入れて、御満悦で駅に戻ってみると改札にたくさん人が並んでいる。なんでも、大雨で普通になっている区間があるらしいのだ。
でも、私の行く八幡浜方面は影響はないようである。
ビールの大缶を二本買って列車に乗り込んだ。
今日はもう帰るだけである。なんか短かった1週間であった。
さて、四国の列車に乗っていると、なぜかアンパンマンのイラストが張られている。特急列車なんかは車体に、アンパンマンのキャラクター達がいっぱいペインティングされているのだ。今、四国ではJRでアンパンマンのスタンプラリーをしているからなのだ。だから、駅で記念スタンプを押そうとすると、2種類あって、ひとつはアンパンマンキャラクターのスタンプになっている。
ついでに、私もこのスタンプを集めてしまった。
八幡浜で乗り換えて、松山行きに。松山着は21時42分、さらに伊予西条行きに乗り換える。伊予西条に着いたのは23時24分である。ここで下車する。
駅の外に出てみると、駅の真ん前にローソンがあった。四国に来て、駅前にコンビニを見たのは初めてだ。さっそく買い出しに行った。ここで弁当とビールを買った。駅のベンチに座って、弁当を食べながら列車を待つ。
私が乗ろうとしている「快速ムーンライト松山」は松山22時32分始発なのだ。
青春18切符の1回分は0時から1日有効なので、ここまで来て0時を過ぎるのを待っているというわけである。
伊予西条発0時9分のムーンライト松山に乗り込む。
来たときと違って、ちゃんと座席指定券を持っているから安心。
改札で、青春18切符の最後の欄に改札印を押してもらった。なんか寂しさを感じてしまう。
伊予西条を出た列車は新居浜で停車するが、その後は岡山まで停車しない。この間、ずうっと眠っていた。
寝ぼけまなこで眼をあけると岡山であった。時間は2時45分。ここで長い間停車する。時刻表をみると岡山発は3時26分なのだ。なんでこんなに停車しているんだと不思議に思って時刻表をみると、ここにムーンライトが集中している。
ムーンライト高知、ムーンライト山陽、そして私が乗っているムーンライト松山である。岡山入線時間が高知と松山は同じである。ということは途中で、この2本の列車は結合されたということである。下関発のムーンライト山陽の岡山入線は2時54分。この列車を連結するために長い間停車しているのである。
出発時間の前なのに、一旦列車はドアを閉めてホームを離れる。そしてもう一度もどってきて、山陽と連結した。
時刻表をみると、ムーンライトは他にもあった。
ムーンライト八重垣とムーンライト九州である。八重垣は出雲が始発で、九州は博多が始発なのだ。青春18切符で乗れる列車はけっこう多いことが分かる。
また機会があったら青春18切符で旅をしたいものである。
神戸のあたりで空が明るくなってきた。
六甲山に沿って列車は走って行く。
なんか帰ってきたんだという実感が湧いてきた。
新大阪で降りて、在来線に乗り換える。家に着いたのは7時少し前であった。
疲れた。
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宇和島から八幡浜行きに乗る
伊予西条で見た特急のペインティング
四国JRはアンパンマンで埋まっていた
私の乗ったムーンライト号 |