国東六郷満山

2011年10月3日
瑠璃光寺から次に向かったのは泉福寺。
永和元年(1375)に創建され、曹洞宗の九州総本山として栄えた古刹である。
伽藍は丘陵の南斜面にあって、南から階段状に総門、山門、仏殿、客殿を軸線上に配置されている。本格的な禅宗伽藍なのだ。

泉福寺の総門

総門をくぐってさらに石段を上ると山門

総門をくぐったところに庚申塔があった

山門の石造仁王像

山門をくぐるとすぐ先に仏殿がある。
大永4年(1524)建築で国指定の重要文化財である。室町時代にさかのぼる本格的な仏殿は数が少なく、九州最古の仏殿なのだ。
元禄5年(1692)に大修理が行われていて、さらに平成17〜19年にも全解修理が行われている。

仏殿の中

仏殿の天井

山門と仏殿

仏殿
仏殿の後ろ右手に開山堂がある。
寛永13年(1636)の建築で、国指定の重要文化財である。
ほっそりとした木割りなど、室町時代の手法を色濃く残していて、切妻・妻入の造りは禅宗様開山堂の簡潔な姿を今に伝えているのだ。
昭和34年から1年をかけて全解体修理が行われている。

開山堂

開山堂の中

境内のこの池にはマミズクラゲが生息してい


仏殿の後ろの長い石段を上ると本殿

本殿、これは新しい

本殿前の樹林の中に金田一京助の歌碑があった。
みちのべに 咲くやこの花
花にだに えにしなくて 我が逢ふべしや

本殿から仏殿を見下ろす
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