関東の旅

佐原は江戸時代に、利根川船運の中継地として栄え、小野川に沿って商家が軒を並べていたのだ。その古い民家や商家が残されていて、「重要伝統的建築物保存地区」に指定されている。
小江戸とも呼ばれる情緒あふれる町並みを散策したのだが、先日の東日本大震災の被害を受けていて、屋根に青いビニールシートをかけている家も少なくなかった。


 伊能忠敬館から西南部散策


BACK 香取神宮

201167

昨日は暗くなってから佐原までやってきたが、駐車場がなくて、街の中をウロウロしてしまった。結局、利根川の河川敷に泊まってしまった。
朝、佐原駅に寄ってから、伊能忠敬記念館裏の駐車場に車を停めて散策を始めた。時間はまだ6時である。
駐車場には伊能忠敬の白い像と一等水準点があった。
細い路地を通って広い道に出る。この道は忠敬橋を渡って東西に伸びる佐原のメインストリートなのだ。香取街道というらしい。ここに古い民家が軒を並べている。ところが、先日の東日本大震災で屋根瓦が崩れたようで、屋根に青いシートをかけてる家が多かった。がっかりである。

香取街道の「ほていや蔵店」の角を左に曲がると清宮秀堅の立派な住宅が連なっていて、与倉屋大土蔵を過ぎると小野川の流れに出る。



 樋橋と忠敬橋周辺
小野川に沿ってゆく


中村屋商店


香取街道の家並み


佐原の観光の中心は小野川沿いの古い町並みである。
佐原の市街の真ん中を流れる小野川は利根川船運の中継地として栄え、そのために商家が軒を並べていたのだ。なにかしら江戸情緒があふれていて、小江戸とも呼ばれるのだ。「重要伝統的建築物保存地区」に選定されている。

小野川に沿って北に向かって歩いて行く。すぐに樋橋(とよはし)が見えてきた。
樋橋の袂から路地を西に入ると「伊能忠敬記念館」がある。中に入りたいのだが、時間はまだ
6時半、あきらめるしかない。
樋橋を東に渡ったところには伊能忠敬旧宅がある。伊能忠敬は九十九里町で生まれたのだが、17歳で佐原の伊能家に婿養子に入ったのだ。なお、忠敬が日本地図作成のため測量の旅に出るのは、隠居した50歳以後のことなのだ。
旧宅は、やはり東日本大震災で被害を受けていて、青いビニールシートがかけられていた。

小野川に沿って並ぶ古い家並みを眺めながら行くと「忠敬橋」に着く。ここは香取街道の交差点になっていて、角にたつ「中村屋商店」は安政2年(1855)に建てられたものだという。
ここから香取街道を東に行ってみた。古い商家や民家がたくさん並んでいてすばらしい。赤レンガの三菱館まで行ったところで引き返した。



 忠敬橋から開運橋へ


忠敬橋に戻ったところで、再び小野川東岸を流れに沿って北上する。この先の小野川には柳の木が並び、川面には木船が浮かべてあったりする。昔の船着場なのか、川面に降りれる石段が残っていた。

JRの踏切りが見えてくると、開運橋があった。この橋で西岸に渡って、忠敬橋に向かって引き返した。
駐車場に戻ったのは715分ころ。
今回の旅の目的、坂東
三十三所めぐりに向かった。




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