「うだつ」というのは元々は防火壁として造られたものなのだが、裕福な家は競ってこのうだつをあげた立派な家を建てたのだ。「うだつが上がる」という語源である。
貞光のうだつは特に「二重うだつ」というもので、段になった防火壁に立派な瓦の屋根がつけられているのだ。正面には家ごとに違う美しい絵模様も施されている。


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20071120

山間部を走って行く。国道なのに所々、すれ違うのが難しいような道幅になる。でも、下って行くにつれて二車線になった。こうした細い国道に13日間もつきあってきたのだ。
国道
438号線は貞光川に沿って続くのだが、紅葉に染まるすばらしい渓谷をつくっていた。

ようやく貞光の町に入る。
貞光は剣山の登山口の駅があるのだ。昔、剣山に登るためにJRで来たときは、ここで降りて剣山行きのバスに乗り換えたのだ。駅のホームには剣山登山口と刻まれた大きな石碑がたっていたのを思い出す。
ここには二重うだつの街並みがあるので、車を停めて少し観光することにした。この春に四国の登山旅行をしたときは、うだつの町並みで有名な脇町に寄ったのだが、脇町は貞光から東に5kmほど行ったところにあるのだ。
脇町と同じように、この貞光も吉野川の海運で賑わった町なのである。江戸時代には葉たばこの産地として栄えて、阿波藩でも十指に数えられる豪商を生み出した商売の町なのだ。

あとは快適に車を走らせて善通寺市に着いた。ここでレストランで食事をして、パソコンに登山記録を入力した。これから市の図書館に行くつもりだ。


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