2005/10/24

幹線道路から外れてしまったために、奇跡的に残された宿場町である。
私が訪れたどの宿場町とも違う、独特な雰囲気をもっている。妻籠・馬篭とか、安宿とかとまったく違う。それは、家並みがすべて茅葺だからなのだ。

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10月24日

私は日本全国旅するのが趣味だから、いろんな旧宿場町を訪れている。

一番有名なのは、木曽路の妻籠・馬篭宿かもしれない。特に、妻籠は完全に観光化されてしまって、「造られた」という感じがしてならない。馬篭のほうがまだましかと思ったりもするのだが。
そうした宿場町の中で、この大内宿は一度は訪れたいと思い続けていたのだが、今日まで果たせなかった。
今回の登山計画のなかで、この大内宿が登山口のすぐ近くにあることがわかったとき、これは絶対に寄るぞと心に決めたのだ。

大内宿は、今まで見た宿場と雰囲気がまったく違う。なにが違うんだと考えると、屋根が茅葺のところなのだ。その茅葺の昔の農家みたいな家並みが、ひどくすてきなのだ。
宿場を通る道は広く、両脇には溝が作られていて、そこをきれいな水が流れている。
眺めでよかったのは神社のある高台から見下ろす家並みである。
観光客も多かったけど、その独特な宿場の雰囲気のすばらしさに、あまり気にならなかった。
この大内宿は会津若松と日光を結ぶ「会津西街道」の宿場町なのだが、その後、幹線道路から外れてしまったおかげで、昔の雰囲気がそのまま残っているというわけである。
ともかく、この大内宿はすばらしい。
ただ、最近は観光化が急速に進んでいて、これから俗化しすぎるのではないか心配である。


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