世界自然遺産センターを出たのが16時40分である。
あとは愛子岳の登山口に行くだけなのだが、なにかしら時間がもったいない。
屋久島紹介の映像でみた「大川滝」に行きたくなった。私は滝が大好きなのだ。
もう一度モッチョム岳方向に引き返すことになる。
大川滝までは80kmほど走らなければいけないのだ。でも、せっかくなので行く。
途中でカジュマルの木の公園があった。カジュマルというのはいかにも南国的で、それにハイビスカスの花も咲いていた。屋久島は南の島なのである。
大川の滝に着いたのは5時40分である。
この滝はすごい水量で、幅広く迫力がある。でも、ここに来ていた人は、今日は水量が少ない…といっていた。水量が多いときはどんな迫力の滝になるのかと思ってしまった。すさまじい音で流れ落ちる滝をしばらく眺めていた。
引き返す途中で椋鳩十の文学碑に立ち寄った。
文学碑の入口に大きなカジュマルの木があった。なにかしらすごく異様な感じで、神性を感じてしまった。
椋鳩十は鹿児島で教師をしていたようで、屋久島には34回も訪れて、屋久島を題材にした作品を多く発表しているのだ。
車を走らせて、愛子岳登山口に着いたときは、もう薄暗くなっていた。
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