千尋の滝→尾之間温泉→名水百選「山河湧水」→屋久杉自然館→屋久杉世界遺産センター→カジュマルの木公園→大川の滝→椋鳩十文学碑→トローキの滝


屋久島というのは全島花崗岩で覆われているのではないかと思ってしまうのだが、そのおかげですばらしい滝が多いのだ。私は滝が大好きなので、空いた時間で滝の観光に出かけた。その途中で屋久杉自然館に寄って、屋久杉の基本知識を仕入れた。これからたくさんの屋久杉に出会うはずなのだから。


 千尋の滝とトローキの滝
千尋の滝の下流にある滝


千尋の滝展望台

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4月27日

モッチョム岳から下山して、登山口に着いてからもう一度千尋の滝を見に行った。
奥の遊歩道を行くと、その突き当りが千尋の滝の展望台である。
展望台から眺める千尋の滝はすごい。昨日、文化村センターでみた映画の通りである。この滝のすごさは花崗岩のスラブである。この屋久島というのは、花崗岩の岩峰をいたるところで見ることができるのだ。私は滝が大好きなので、しばらくこの滝をぼうっと眺めていた。
いつまでも眺めていたかったが、今日はこれから屋久島をドライブしようと思っている、けっこう忙しくなるのだ。
千尋の滝から海岸線に向かって下る。橋のすぐに小さな滝がある。これがトーローキの滝で、落差は6m。
この流れは千尋の滝から流れてきたもので、トーローキの滝のすぐ先で海に入るのだ。



 尾之間温泉から屋久島世界遺産センターへ
尾之間温泉


名水百選の「山河湧水」


屋久島世界遺産センター

登山口から車を走らせる。観光パンフレットを見ると、このすぐ近くに温泉がある。
尾之間温泉で、入浴料は300円である。時間があるので温泉で汗を流すことにした。温泉に入ってサッパリして、屋久島観光のドライブを続ける。
明日は愛子岳に登るつもりなのだが、ここから宮之浦に戻る途中の小瀬田という集落に登山口がある。
宮之浦に向かって車を走らせて行くと、途中で「名水百選」の案内があった。この湧水は「山河(やまんこ)公園」の中にあるのだ。
車を置いて、公園に入って行くと大きな山を見ることができる。これが今日登ったモッチョム岳である。この山に登ってきたのだと思うと、大満足。
モッチョム岳の伏流水なのだ。飲んでみたらおいしかった。
途中の安房という集落から屋久杉ランドに向かう道が分かれる。この道の途中に屋久杉自然館と屋久島世界遺産センターがある。ここに立ち寄ることにした。

屋久杉自然観ではじっくりと展示を見学した。ビデオなどで屋久杉が江戸時代になって伐採されるようになり、明治になって大々的に伐採が繰り返されてことがわかる。
実際に、あとで屋久島の中心部を歩くと、多くの苔むした切り株を見る。これが、江戸時代の伐採の跡なのである。今残っている多くの屋久杉が伐られずにすんだのは、その容姿がデコボコで製材に向かなかったためなのだ。その伐採された屋久杉の代表的なものが「ウィルソン株」で、この復元された姿を自然観ではCGで見ることができる。
また、ハイビジョンでみる屋久島の映画もすばらしかった。
この自然館では縄文杉の絵葉書を買ってしまった。
この自然館を出て、世界遺産センターに向かう。ここの入館は無料なのだが、派手な展示はなくて、ほとんどがパネルで屋久島を紹介している。これはこれで、勉強になった。



 カジュマルの木公園から大川の滝
カジュマルの木


大川の滝




世界自然遺産センターを出たのが1640分である。
あとは愛子岳の登山口に行くだけなのだが、なにかしら時間がもったいない。
屋久島紹介の映像でみた「大川滝」に行きたくなった。私は滝が大好きなのだ。
もう一度モッチョム岳方向に引き返すことになる。
大川滝までは80kmほど走らなければいけないのだ。でも、せっかくなので行く。
途中でカジュマルの木の公園があった。カジュマルというのはいかにも南国的で、それにハイビスカスの花も咲いていた。屋久島は南の島なのである。
大川の滝に着いたのは540分である。
この滝はすごい水量で、幅広く迫力がある。でも、ここに来ていた人は、今日は水量が少ない…といっていた。水量が多いときはどんな迫力の滝になるのかと思ってしまった。すさまじい音で流れ落ちる滝をしばらく眺めていた。
引き返す途中で椋鳩十の文学碑に立ち寄った。
文学碑の入口に大きなカジュマルの木があった。なにかしらすごく異様な感じで、神性を感じてしまった。
椋鳩十は鹿児島で教師をしていたようで、屋久島には34回も訪れて、屋久島を題材にした作品を多く発表しているのだ。
車を走らせて、愛子岳
登山口に着いたときは、もう薄暗くなっていた。


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